2021-01-01から1年間の記事一覧
一時(83年から84年にかけて)、奥多摩によく出かけた。 奥多摩は丹沢とは違い、あまり急峻な渓など険しいところがなく、穏やかで歩きやすい道が多い。 特に御嶽(みたけ)あたりの山は、標高も1000メートル足らずの低山である。 だから、山歩きをしたことが…
前に結婚後、本格的な登山をしたのは北岳が最後と書いた。 ところが記録を整理してみたら、そのあとにもう一回行っていたことが判明。 それは1991年のことで、北岳から4年後のことであった。 登ったのは北岳と同じ南アルプスの鳳凰三山で、職場の仲間と山小…
たびたび登場する大山がまたここで登場するので、どうぞご容赦願いたい。 今回も職場の仲間と登ったときの話。 いつも登っている大山に後輩を連れていったときの話である。 やはり昔、38年も前のことになるので、職場の様子なども現在とは大きくことなってい…
前回は、竜宮小屋に到着して散策組と山の鼻小屋直行組とに分かれたところまでだった。 朝のうち降っていた雨は上がり、晴れて来て気分も盛り上がってきている。 ところがここでちょっとまずいことをしてしまった。 今回は、山の鼻小屋に到着してから至仏山登…
就職してから定年退職するまでの間、あんなにも大勢で山を歩いたのは後にも先にもこの時だけだ。 貸切バスの夜行車中泊山小屋1泊の山行。 雨あり晴れあり転倒あり。そして宴会あり。 関東の北の湿原から高峰に登頂して下る。 2日間で様々なことを体験した。 …
1984年10月10日の体育の日に山に登った。 当時は体育の日といえば10月10日と決まっていた。 体育の日になった理由。それは1964年に開催された東京オリンピックの開会式が行われた日だからである。 ではなぜ、10月10日が開会式に選ばれたのか。それは10月14日…
奥武蔵に伊豆ヶ岳という、鎖場のスリルと360度の展望が楽しめる山がある。 この山に1983年10月と翌年11月に登っている。 登るといっても標高851メートルの低山なので、どちらかといえばハイキングである。 小学生でも登れるので家族連れで行くにはおすすめの…
1984年6月に中古のオフロードバイクが納車になった。 8月中旬には北海道へバイクツーリングに行く予定で、その練習のためにバイクで登山口まで行き、キャンプをして登山までしようと計画した。 選んだのは甲斐の乾徳山だ。 乾徳山は標高は2,031メートルの山…
先日、立山の雄山に登った時に小学生が登る山であると書いた。 あわせて神奈川県では大山に登る小学校があることも述べた。 その大山にこれまで十数回登って来た。 今回は、その中でも特に思い出に残っている登山について書いてみたいと思う。 ちょっぴり教…
テントを担いでの縦走。 それは憧れであった。 1983年、初のテント縦走に出かけた。 蚊に刺されたり、雨に降られたり、道に迷ったりと散々な山行となったが今となっては楽しい思い出になっている。 今回はそんな初テント山行についての話です。
前回は、一服剱まで行き、戻って剱御前小舎に到着したところまで書いた。 なお、当時のモノクロネガが見つかったので、前回の服装について訂正しておきたいと思う。 着替えに持って行ったシャツで登っており、上着は着ていなかった。 それにデイパックを背負…
昔は出張が終わればフリーで、自由に旅行ができた。 若い頃はお金がないので出張した時は周辺を回って帰ることにしていた。 金沢で仕事が終わり、さて、どうしようかと考えた時、急に山に登りたくなった。 それは近くに立山があったせいだ。 アルペンルート…
前回、登山中に道に迷った話を書いたので、これに関連する話をしたいと思う。 24歳の頃の話である。 この年、4月から5月にかけて家から近い丹沢に5回入っている。 そして7月、この年6回目の丹沢登山を友人と一緒に行く約束をしていた。 ところが、時間になっ…
登山シリーズはまだまだ続く。 穂高に登る1ヶ月前には八ヶ岳に登っている。 このときも金曜の夜から日曜日までの休日を使って登った。 八ヶ岳の稜線は南北に長く伸びていて、中間地点の夏沢峠を境に北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けることができる。 南八ヶ岳は岩の…
前回は86年10月4日、穂高岳山荘が見えて来たところまで書いた。 ここまでのザイデングラートの登りは思ったよりきつかった。 ともかく前の人に続いて離れないように、そして石を落とさないように慎重に登った。 これまで山小屋に泊まったのは数えるほどしか…
これまでに富士山、北岳、間ノ岳登山について書いてきたわけだが、この流れでいくと、つぎは穂高岳ということになる。 穂高岳という名前がついている山は、奥穂高岳、前穂高岳、北穂高岳、西穂高岳とあるが、今回登ったのは奥穂(3,190m)と前穂(3.090m)で…
前回は、北岳登山といいながら登山口に到着したところまでとなってしまった。 さて、いよいよ登り始める。だが、持ってきてしまった以上は重いザックを背負って登らなければならない。 それでもなんとか歩き通せたことをあらかじめお伝えしておきたいと思う…
前回は富士登山について書いた。 じゃあ、つぎは2番目の山にしようと思った。 そこで今回は北岳登山である。 今考えてもよく歩き通せたなあと感心してしまうほど大変だった。 歩いたのは1987年10月2日(金)から4日(日)までの2泊3日、出発は1日の夜である…
あなたは富士山に登ったことがありますか? 中には何百回と登った方がいらっしゃいます。 驚くことに、1万回という桁外れの方もいるとか。 もう人間とは思われません。 まあ、そこまですることもないと思いますが、まだ一度も登ったことがない方は、できれ…
奥入瀬渓流を歩いて十和田湖に出る。 湖畔のキャンプ場に泊まるが夕方から雨。 翌日、酸ヶ湯のキャンプ場に戻ると夕方から激しい風雨。 ところが前夜の嵐が去っても天気は良くならなかった。 けれど、そのおかげで感動的な美しい作品と出会うことができた。 …
どうも天気には恵まれない旅行になってしまった。 それに体調も今ひとつだ。 体調が悪いのは、いま思えば急行列車で夜通し座りっぱなしだったことに原因があったように思われる。 やはりしっかり睡眠をとって体調を整えてこそ、旅は楽しくなるものだ。 今回…
好きなことは登山にキャンプ、温泉、それに写真撮影。 これをまとめてやってしまおうと、85年秋、八甲田山に行くことにした。 写真学校では2年になり、風景写真のゼミに参加するようになっていた。 当初予定されていたゼミの講師がご高齢のために亡くなられ…
前回の続きで、雪の北海道2日目から。 列車による旅はバイクの旅と違い移動に時間がかかる。 しかし、2月の北海道をバイクで走るのは自殺行為だ。 列車の旅はそれはそれで楽しい。車窓から雪景色を眺めてぼんやりするようなことは車やバイクを運転していて…
北海道バイクツーリングの思い出をきっかけにして、昔の旅を振り返っている。 なるべく、ただ自分が思い出に浸るだけの話にならないように心がけ、少しでも読者の方のお役にたてることを願っています。 例えば、若い頃に同じような旅をしたことがある人は、…
うんうんと、うなづかれる人もたくさんいると思うが、本当に良かったなあといまでも思うのが、出張先の仕事が終われば自由になれたことだ。 旅をすると様々な経験をすることになる。それが人間を成長させ、仕事においても役に立つことを多くの企業の経営者は…
84年夏、初めて北海道バイクツーリングに行った。 そしてその秋、木曽路を歩いてみた。 バイクツーリングについてはすでに書いたので、次は木曽路を歩いた旅について、メモをたよりに思い出してみようと思う。 前年、前々年と東松山で行われる日本スリーデー…
北海道4日目、カムイワッカ湯の滝でたっぷりと青空を眺めて湯に浸かり、自然と一体になる。 さて、明日は釧路からフェリーに乗るためできるだけ近づいておきたいところだ。 でも、知床には知床五湖や乙女の涙など見ておきたいところがある。 そんな急ぐ気持…
北海道4日目は温泉三昧の一日を送る。 熊の湯で朝風呂を浴び、カムイワッカで昼風呂に浸かる。 写真を撮るには中途半端だったが旅をするにはいい季節で気分は最高。 ただこのとき、ちょっとしたアクシデントが起こる。
温泉に入ると旅をしている気分になる。 それは住んでいるところに温泉がないからそう感じるのだろうと思うが、旅をしたときに温泉に入ることが多いので、旅と温泉が結びついているためでもある。 摩周湖では天気に恵まれた。その後2度ほど訪れ「霧の摩周湖」…
バイクだと山道にも気楽に入っていける。オフロードならなおさらだ。 そうした気軽さと機動性のよさがバイクのいいところ。 そして信号の少ない北海道の走りは爽快の一言に尽きる。 そのうえなんだか自然を独り占めしているような気持ちになる。 そんな道央…