Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

奥入瀬渓流を歩く【八甲田その2】

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奥入瀬 (リバーサルフィルムをデジカメで複写)
 

どうも天気には恵まれない旅行になってしまった。

それに体調も今ひとつだ。

体調が悪いのは、いま思えば急行列車で夜通し座りっぱなしだったことに原因があったように思われる。

やはりしっかり睡眠をとって体調を整えてこそ、旅は楽しくなるものだ。

 

今回はさらに睡眠がとれなかった話です。

challe.info

 

奥入瀬渓流を歩く

翌朝、テントをたたみ、7時42分発の十和田湖行きのバスに乗る。

 

途中、通りを外れて蔦温泉に行く道をを通る。蔦温泉は明治の文豪大町桂月が晩年に住んでいたところで、ここで亡くなったらしい。といっても大町桂月って知らないんだけど。

 

9時、石ヶ戸で下車。ここから奥入瀬渓流を歩く。

 

奥入瀬渓流のほとりには遊歩道がつけられている。高低差があまりないため、静かな流れが続く。年間を通して水量が一定のため、渓流の中にある岩や倒木にも苔がつき、緑が美しい。

 

奥入瀬渓流遊歩道の地図はこちら

http://towadako.or.jp/wp-content/themes/towadako/pdf/map/map_oirase.pdf

 

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奥入瀬 (リバーサルフィルムをデジカメで複写) 

 

遊歩道を歩き通すと十和田湖に出る。もう1時になっていた。ここまでの距離は約9キロ。写真を撮りながら来たのでだいぶゆっくりだ。ここでカップラーメンの昼食をとる。

 

昼食後、子ノ口キャンプ場に行く。歩いて15分から20分ほどだ。昨日の大岳登山の疲れもあるせいか、足取りが重い。

 

テントを張ってからあたりをぶらぶらと歩いてみる。湖畔の岸に波が打ち寄せる様子を見て驚いた。まるで静かな海のように感じた。

 

キャンプ場は、夕方2台のバイクでやって来た人がテントを一張りしただけで、広いテントサイトに二張りのテントがあるだけだった。なお、このキャンプ場は現在は無くなっているようである。

 

夕食は近くの食堂に行き、店で明日の朝食を仕入れる。夕方から雨が降り出した。

 

翌朝、雨は上がったが今日もまた曇りの1日だ。体調も今ひとつでどうも風邪ぎみである。


この日瞰湖台まで行こうと思っていたが、ちょうどいいバスがなかったので行くのをやめた。こういう時バスは不便だ。疲れもあるので、青森駅に近く温泉がある酸ヶ湯に戻ることにした。

 

どうも調子が悪く、またバスに酔ってしまった。

 

まんじゅうふかし

子ノ口を10時半のバスに乗り、12時に酸ヶ湯に着く。ここでおでんを食べ、テントサイトに向かった。テントを張ってからカメラだけ持って近くの地獄沼あたりをうろつく。近くに「まんじゅうふかし」と書かれた看板があったので行ってみることにした。

 

「まんじゅうふかし」とは東屋のようなところに木のベンチがあり、座ると温泉の熱がお尻をあたためてくれるところだった。服のままただ座っているだけで体がぽかぽかしてくる。ふかし湯ともいうそうだ。まんじゅうというのは・・・お尻ということらしい。数人の観光客と一緒に温まった。

 

そうしていると、また雨が降り出したのでテントサイトに戻る。あとはテントの中でのんびり過ごすことにした。雨なので温泉に行くのはやめた。

 

夜になると、だんだん風雨が強くなってくる。そのうち嵐のようになってしまった。バタバタとテントがはためき、骨組みが揺れる。

 

この時のテントはダンロップの2人用山岳テントで、2本のポールをクロスさせ、そこにテントを吊り下げる方式だった。そこにフライシートを被せている。

 

そのテントが風の力で形が歪んでいる。一度は寝たが、ますます風雨は強くなり、心配になってそこからはずっと起きてテントのポールを掴んで支えていた。

 

こうして散々な一夜を過ごすことになってしまった。天気にはまったくついてない旅行だと思った。

 

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奥入瀬 (リバーサルフィルムをデジカメで複写) 

 

今回のまとめ

嵐の夜はテントで眠るのは難しい。

幸いにもペグが効いて吹き飛ばされなかった。

もし1本でもポールが折れたらテントは潰れてしまう。

だから必死で抑えていた。

ポールは意外と丈夫だった。

けれどあの時の不安は忘れられない。

それもいまとなってはいい思い出だ。

 

では、このへんで(次回に続く)

 

今回登場したテントの最新型はこちらです。


 

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