Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

カムイワッカ湯の滝を登る 【北海道バイクツーリングの思い出11】

f:id:Hakuto-MA:20210509222033j:plain

(国後島 プリントをデジカメで複写)
 

北海道4日目は温泉三昧の一日を送る。

熊の湯で朝風呂を浴び、カムイワッカで昼風呂に浸かる。

写真を撮るには中途半端だったが旅をするにはいい季節で気分は最高。

ただこのとき、ちょっとしたアクシデントが起こる。

熊の湯

翌朝、羅臼の海岸まで日の出の写真を撮りに行く。三脚を忍者の刀のように後ろに斜めにかけてバイクを走らせる。


空がピンク色になり、次第にオレンジ色になる。そして目の前には国後島がシルエットに浮かび上がる。あんなに近くにある島が日本ではないなんて不思議な気持ちがする。

 

テントに戻りカメラをしまうといよいよ熊の湯だ。期待(なんの?)と不安(もしも)を抱きながら歩いて行くと、小さな小屋があった。行ってみるとそこが脱衣場になっていて、男女が分かれていた。

 

「なーんだ、別々じゃん」と裏切られた気持ちになった。風呂場にでてみると大きな岩風呂がひとつでひとりの男性が入っていた。

 

その男性は地元の人なのか旅行者なのかはわからなかったが、数年前に女湯ができたことを教えてくれた。女湯は当然見えないところにあるらしい。

 

なお、こちらの岩風呂は男湯ではなく混浴だそうだ。つまり女性が入っても良いということ。まあ、いないだろうが。

 

この熊の湯はいまでも人気があり、ずっと町の人々によって管理されているということである。そしてお湯はものすごく暑い(42度以上)ということだが、これについてはどうも記憶に残っていない。それでも眼下に渓谷が眺められる景色と開放感は思い出に残っている。

 

その男性に「これからカムイワッカの滝に行ってみるつもりです」と言うと、カムイワッカの湯の滝についても教えてくれた。

 

川を遡上していくと滝壺があり、そこが自然の湯船になっているという。

近くの旅館の人がお客さんを連れて案内して行くのだが、早朝のまだ暗いうちに出発して、滝では女性客が入っている間、男性が行かないように見張り番をしているということだった。


その頃、カムイワッカの滝は人気で多くの人が訪れていた。だからこうしたことが行われていたのだろう。しかもバスなど走っていないので車かバイクでしか行けないし、大型バスを止められるような場所もない。そのうえ道は舗装されていない砂利道だ。その点こちらはオフロードバイクなので問題ない。

 

f:id:Hakuto-MA:20210509222204j:plain

(羅臼の夜明け プリントをデジカメで複写) 

 

カムイワッカ湯の滝

熊の湯から上がりカムイワッカに向かう。再び知床峠越えだ。半島を横断するとそのあとは半島の先の方へ伸びるダートをひた走る。だが、カーブが多く砂利がたまっていたりしてあまりスピードは出せない。


カムイワッカ川の遡行口にバイクを止め、支度をする。滝壺まで川を遡上して行くのだが、全体が滑滝のようになっていて岩肌を川が流れている。裸足でも登っていけるのだが、ところどころが熱くなっているところがあると聞いていたので、裸足でスニーカーを履く。


カメラバッグと三脚を背負って川を遡行する。まるで沢登りだ。ところどころで川の横の岸壁をへつる。このときに流れている水が熱いのだ。これはスニーカーを履いていても熱い。見ればほとんどの人が裸足で登っている。みんなも熱いのを我慢しているのだろう。

 

目指す滝が見えた。あの下が滝壺になっているはずだ。ただ、その下流にも小さな滝壺があってそこにも人がいるのが見えた。  

 

滝壺に到着すると5、6人が滝壺で泳いでいる。するとそこに一人の真っ黒に日に焼けた野生児のような若い男性が滝の脇から現れた。

 

聞けばこの更に上まで行ってきたという。滝がどうなっているのか訪ねたと思うが、なんて答えてくれたのか記憶にない。それよりも自分も行ってみたいという思いが先行した。

 

登ってみると結構難しい。3点確保で登るんだという知識はあったが、岩登りの経験はない。真ん中あたりまで登って断念した。そこから慎重に降りていく。

 

ようやく降りきり、ホッとして滝壺の方を見ると、なんとこれまで入っていた男性がいなくなり、女性に変わっていた。ヤバッ、覗きに間違われたら大変。「すいません、今上から降りてきたんで」とかいいながらあわてて降りていく。その時「早く行って」とかなんとか言われたような気がする。

 

一瞬ではあったがそれでもしっかりチェックしていた。少なくとも4人は入っていて、そのうち若い2人は水着を着ていた。あとの2人は裸のおばさんが入っていた。そのうちの一人がなにかを言ったようだ。

 

その女性たちの番が終わり、再び男性の番が来た(誰かが仕切っていたようだ)。滝壺に入ると深くて足が届かず、潜るとお湯が目に染みた。こうして空を見上げながら自然の温泉に浸かる気分は最高だった。そのあと下の小さな滝壺にも行ってみたがこちらはすこし温かった。

 

さて、現在の湯の滝はどうなっているのだろう。

 

ウィキペディアによれば、もともと火傷や転落の危険があり、2005年に知床が世界遺産に登録されて観光客が激増したため、この年、入浴できるのは通称「四ノ滝」の滝壺までとなった。さらに落石の危険が増したため、2006年からは車道から100メートルほどで最初に現れる通称「一ノ滝」までしか立ち入ることができなくなった。そしてこの一ノ滝の滝壺の湯温は30度ほどだそうなので、今はもうカムイワッカの湯滝では入浴ができないということになる。

 

今回のまとめ

今回は温泉三昧の話になった。

 

今回登場した温泉に「入ったことあるよ」という方はおられるだろうか。

 

まだ入ったことがない方、残念ながらカムイワッカ湯の滝には入れないが、まだ熊の湯なら入ることができるので、ぜひ行ってみてほしい。

 

女性は展望がきかないようだが、そこそこ気分は味わえるのではなかと思う。

 

カムイワッカの滝壺に浸かった方、頑張って登ってよかったですね。貴重な経験となりました。

 

なお、次回はカムイワッカ湯の滝から戻るところから始まります。

 

では、このへんで(次回につづく)

 

過去の記事はこちらから

バイク免許をとって旅に出よう 【北海道バイクツーリングの思い出1】 - Hakuto-日記

 

初めての北海道ツーリング 【北海道バイクツーリングの思い出2】 - Hakuto-日記

 

ダート走行に挑む 【北海道バイクツーリングの思い出3】 - Hakuto-日記

 

再会。なのに一人の夜 【北海道バイクツーリングの思い出4】 - Hakuto-日記

 

「もう一度来たい」然別湖 【北海道バイクツーリングの思い出5】 - Hakuto-日記

 

くすり指を負傷 【北海道バイクツーリングの思い出6】 - Hakuto-日記

 

フェリーの湯船にゆられて 【北海道バイクツーリングの思い出7】 - Hakuto-日記

 

再び来たぜ、北海道 【北海道バイクツーリングの思い出8】 - Hakuto-日記

 

闇に紛れて砂湯に浸かる【北海道バイクツーリングの思い出9】 - Hakuto-日記

 

混浴温泉を目指せ! 【北海道バイクツーリングの思い出10】 - Hakuto-日記

 

広告