Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

バイク免許をとって旅に出よう 【北海道バイクツーリングの思い出1】

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Honda CBX400F- Wikipediaより

 

北海道を走ろう!

時間と体力がある人は自転車で 。

そんなに休みがとれない人はバイクに乗って。

 

バイクなら1週間で北海道を1周できます。

 

北海道を1周するとおおよそ2500キロ 。

1日360キロ走ればいいことになります。

2回に分ければ内陸部も回れます。

 

バイクで見る景色は車と全く違います。

 

バイクの免許がない ?

 

では、バイクの免許をとって旅をしよう 。

バイクに乗って、風を受けてぐんぐん前に進んでいこう。

 

北海道を自転車やバイク走れば非日常。ハレの時間がストレスを発散させてくれます。

 

読者になっている方のブログにこれから北海道ツーリングに出かけることにしていて、その準備をしていることが書かれていました。

 

それを読んで、昔に行った北海道ツーリングのことを思い出し、振り返ってみたくなりました。

 

これから数回に分けてのことになると思いますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

今回は、北海道旅行のためにバイクの免許をとった話です 。

 

北海道に行ってみたい

もう今から37年も前のことになります。

それまで行ったことがなかった北海道に旅行に行きたいと思いました。

 

どうせなら何か変わった旅がしたい。

 

そうだ、オートバイで旅したら面白いんじゃないか。

そう思い立ってすぐにバイクの免許を取りに行きました。

 

免許をとって3か月後 、北海道の大地に立っていました。

 

今考えると、ちょっと大袈裟にいうと人生が変わりました。

控えめにいえば、人生の楽しみ方の幅が広がりました。

 

いざ北海道、その前にバイク免許

その頃といえば、ランドナーという自転車で北海道を旅をする人たちがたくさんいました。そして徐々にオートバイで旅する人たちも増えていった頃でした。

 

そのとき私より一回りくらい上の上司は、北海道をカニ族と呼ばれるスタイルで旅をしたそうです。

 

カニ族とは今でいうバックパッカーですが、その頃のイメージは貧乏学生の貧乏旅といった感じです。

まあ、その頃の若者は学園紛争を起したりするなど元気がありました。

 

自分が育った時代は高度成長真っ盛りで、徒歩の旅など考えられません。

自転車で走って北海道を回るなんてことも無理だと思いました。

そこで思いついたのがオートバイというわけです。

 

ところが自動二輪の運転免許がありませんでした。

 

高校時代に親がうるさくて、危険だからとバイクの免許を取らせてもらえませんでした。就職して自分の金なら文句は言わせないとばかりに教習所に通い始めます。25歳のときです。

 

自動二輪の小型免許もないまま中型を取りに行きました。

 

教習所では、倒れたバイクを起こすことができなければ中型コースを受講できません。
友人から起こし方のコツを聞いてテストに臨みました。

 

力一杯引き上げるのではなく、てこの原理で前に押す。

そうやってどうにか最初の難関は突破します。

 

教習車はHONDA CBX400F(トップの写真)というとても乗りやすいバイクでした。

 

同僚からホンダのgorillaを借りて練習しました(普通免許はとっていたので原付なら乗れました)が、教習車の方が乗りやすく感じました。

 

一番苦手だったのが一本橋です。スピードを落として橋から落ちないように進まなければなりません。ここは少しズルをしてちょっぴりスピードを出して通過しました(これも友人から教わりました)。

 

こうして5月に自動二輪中型免許を取得しました。

 

オフロードバイクを購入

 

免許を取得するとすぐに中古のオフロードバイク(ヤマハXT250T)を上野で購入しました。その頃、バイクといえば上野で、たくさんのバイク屋が軒を連ねていました。

 

どうしてオフロードバイクを選んだのかというと、寺崎 勉さんの 『さすらいの野宿ライダー になる本』という本を読んで、どこにでもテントを張って気ままに旅するスタイルに憧れたからです。

 

その頃、山登りもしていたので何度か野営を経験していたのと、友人とよくキャンプに出かけていたので野営の不安はありません。

 

そしてオフロードに乗るからには未舗装路を走りたい 。


その頃の北海道にはたくさんの未舗装路があり、未舗装路を紹介したガイド本も出ていました。

 

購入したバイクは、当時住んでいた相模原の集配所まで送ってもらい、そこから自宅まで自走しました。

 

まだ一人で走る自信がなかったので、友人に一緒に来てもらい先導してもらいました。悲しいことにこの自宅へ向かう途中で、停止した際にバイクを倒して(立ちゴケして)います。

 

一度倒すとエンジンを始動するのにはコツが必要です。

 

倒すとキャブレターのフロートからガソリンが溢れて生ガスが発生するなどして、プラグが被ってしまうためのようです。

友人がいなければ途方に暮れていたでしょう。

 

そのバイクにセルスターターはついておらず、キックペダルで始動するようになっていました。

 

はじめはキックがうまく踏めず、キックバックとかケッチンとか呼ばれるキックペダルの跳ね上がりにより痛い思いをしています。それも一度や二度ではありません。どうにかコツを掴んだのはだいぶ経ってからのことになります。

 

そんな状態で無謀にも北海道一周に出かけたのです。

 

フェリーで苫小牧へ

免許取得から3ヶ月後の8月、東京の晴海埠頭から苫小牧港に向かうフェリーで北海道に出発しました。

 

23:00発で翌々日の6:00到着だったと思います。今はもうこの航路は無くなっています。

 

東京まで走ることはその前に一度経験しておきました。

 

けれどフェリーに乗るのは初体験。船内の狭いバイク置き場でヘルメットのてっぺんが当たったのを覚えています。

 

船内では一番安い二等船室での雑魚寝だったのか寝台列車のようなB寝台だったのかちょっと思い出せませんが、フェリー会社主催のビンゴゲーム大会があったり、海を眺めながら風呂に入ったりして船旅を楽しんでいました。

 

翌々日の朝、もうすぐ苫小牧港に入港するというアナウンスがあり、フェリーの甲板に上がりました。岸が少しずつ大きくなるのを眺めていると、北海道に来たんだという感慨が溢れてきます。

 

今回はここまでです。

バイク免許を取って北海道に着くまでの話でした。

 

今回のまとめ

まだバイクの免許を持っていない人は、免許をとって北海道を旅しよう。

何か今の生き方に満足できない、何か変わるきっかけがほしい、そういう人はバイクの免許をとろう。

そうしてバイクで北海道を走ってみよう。

 

でも、バイクは危ない。

だからきちんと交通ルールを勉強することも必要。

 

バイクより、電車やバスの方が楽なのは当然。

自転車ほどじゃないけれど体力を使います。

 

体力だけじゃなく頭も使って大変です。けれど大変な分だけ満足感や充実感を得られます。自転車は自転車で楽しいけれど、バイクはスピード感が魅力です。

 

また、時間がないという人もいます。

けれど何もしなくても時間は過ぎていきます。

つまるところ人生で何を優先するかということです。

 

キャンプ道具も自転車よりたくさん積めるので、キャンプも快適になります。

ただし熊の出る場所はよく調べて注意してください。

 

(北海道に住んでいたとしても)

いつもと違う場所、いつもと違う特別な体験をすればきっと何かが変わります。

私がそうであったように。

 

では、このへんで

 

今回紹介した本(絶版なので中古です)

 

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