Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

初めてストラバを使ってみた 【ライトの電池切れ】

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今更ながらではあるが、スマホにStravaアプリを入れてみた。
 
これまではruntastic rood bike というアプリを使っていた。
といっても単に走行記録を残していただけでとくに活用もしていなかった。
 
それにほとんどロードバイクに乗っていなかったこともある。
 
新しいアプリを入れたのを機に、ちょくちょくロードバイクに乗るぞ!
 

善波峠

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大山に向かって走れ!
前回と同じく午後3時の遅い出発。やはりビンディングシューズは履かずに気軽なサイクリングだ。立ちゴケの心配がないと精神的な負担が軽い。
 
走り出すときにStravaのアプリを立ち上げ、記録ボタンで画面を切り替え、スタートボタンを押す。
 
あとはジャージの後ろポケットに入れっぱなしだ。
 
走るコースは気の向くまま。なんとなく坂のある方に足が向いた。
 
平塚市は坂が少なくほとんど平らだ。相模川を越え、隣の寒川町から藤沢市にかけては丘になっている。またその反対の伊勢原市も坂道が多い。
 
足が向いたのは伊勢原市方面だった。国道246号線に出る手前で左折し、裏道を進んでいく。車では走ったことはあるが自転車では初めて走る。
 
この辺りからは大山がよく見える。三角形の形のいい山で遠くからも眺められるので、信仰の対象になったのだろう。

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大山は別名を雨降山という
フラットペダルで走っても特に支障はない。レースのように競っているわけではないのでとにかく安全運転である。
 
ただ、サドルの高さをビンディングシューズに合わせているためか、スニーカーではサドルが少し高く感じる。こんどは少し下げてみようか。
 
伊勢原市から秦野市にかけて越えなければならないのが善波峠である。
 
斜度はそれほどではないが、登りがだらだらと続く。あとでストラバの記録を見ると2.43kmもあるようだ。最初は時速14キロくらいで登っていたが、終わりに近づくにつれて13キロ、12キロとスピードが落ちてくる。
 
ちなみにここはを走った人の最速は3:55だそうだ。ぼくはといえば11:03。まあ気にしないことにしよう。
 
しかし以前ジャイアント・ランドナーで来た時は、途中でバテて上まで登れなかったことを思えば進歩したものだと思う。ただし、今回は軽量のロードバイクという違いはあるが。
 
そうして休まずに上まで登って来れた。峠の上はトンネルになっているのでその手前で一休みする。そしてトンネル内でライトをつけようとしたところ、全く明かりがつかない。
 
おかしい。どうやらバッテリーがなくなっているらしい。
 
ライトがないとすると暗くなる前に帰らないとまずいなと思う。そしてテールライトだけ点けてトンネルを抜ける。
 
ここからは一気に下りである。しかし、車が多くて渋滞しているためスピードを落とす。以後5、6人のバイクの集団と抜きつ抜かれつで進むことになった。
 
国道246号線はアップダウンがあって面白いのだが、車が多すぎてだめだ。渋滞に巻き込まれる。
 
そんなことを考えながら秦野市の真ん中あたりに来たときに時計を見ると、すでに16時半になっていた。まずい、家に帰り着く前に日が暮れる。
 

七国峠

次の交差点で左折して停車し、ドラッグストアで買ったプロテインなんとかという行動食を食べてカロリーを補給する。

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左折して休憩。すでに日は傾き始めている。
その道は初めて走る道で、どこに出るのかが楽しみである。桜並木が続く気持ちの良い道だった。道なりに進んでいくとT字路に突き当たった。左は伊勢原、松田と書かれている。右は平塚、二宮だった。左に行くとふたたび246号線に戻ってしまいそうな気がした。
 
そこで右に進むことにする。少し行くとどうも見覚えのある場所があった。まえに秦野駅からバスで墓参りに行くときに見た場所だ。
 
そのまま真っ直ぐいくと、昔釣りに行くときによく通った道とぶつかった。そこを左に行くと墓地のある裏山につながる。
 
あとは、このまえ自転車で墓参りに来た時と同じコースを走って帰る。
 
 
名前は忘れていたのだが、Strava にはその峠の記録が残っていた。面白いことに、”七国峠登って下りきるまで”という記録が自動で残されていた。なんだか愉快である。runtastic rood bike というアプリにはそんな機能はなかった。
 

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しかし日はだんだんと傾いてくる。先に見える明るい稲穂に向かっているうちに日が翳ってしまった。

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暗くなる前に帰らないと
 
振り向くと太陽は富士山に沈んでいった。
 
富士山の左側には箱根の山々、右手には丹沢の山々のシルエットがとても美しかった。
 
 

最後に

その後はなるべく明るい道を通って無事に家まで帰ることができた。しかし、家を出るときに予備のライトが目に入ったのだが、多分大丈夫だろうと思ってしまった。
 
やはり持ってくればよかったと反省しきりである。
 
あ、ストラバですね。たくさんライド記録を残そうと思ってます。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
では、このへんで
 
 

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江ノ島まで走って来た 【久々のロードバイク】

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江ノ島をバックに



ロードバイクがずっとローラー台の上に置かれている。
 
ローラー台の上で乗るのもほんとうにまれで、乗っても短い時間しか乗らない、というか乗れない。
 
しかし、乗らなくてもタイヤの空気圧というものは減るもので、ローラー台で漕ぐたびに携帯ポンプで空気を入れなくてはならない。
 
こうした体たらくなのである。
 
先日は、意を決してサイクルウェアに着替え、ホイールをはめて(うちのローラー台の場合前輪)いざ出陣とばかり玄関を開けたら雨。
 
結局そのまま諦めてローラー台に戻した。
 
しかし、とうとう外に連れ出すことに成功したのである。

江ノ島まで

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江ノ島に到着
8月ももう終わろうかという晴天の日、気温は高かったがともかく外に出て走るということが目的で重い腰を上げた。
 
何事もはじめの一歩を踏み出すのには勇気がいる。しかしこのはじめの一歩が大事なのだ。
 
と、まあそこまで大袈裟ではないのだが、サイクルウェアに着替え、ホイールををはめ、部屋から外に運び出す一通りの作業が億劫なのである。
 
それに、ロードバイクに乗るのは初めてじゃないし。
 
しかし、平塚に戻って来てからは、ロードバイクによる初の外サイクリングではある。
 
やはりテキパキとはいかず、支度を始めたのが午後2時で、最後に空気圧を調整し終わったのが3時であった。
 
とりあえず、ジャイアント・ランドナーでよく走った道を行くことにし、6時までには帰りたいので、1時間半走ったところで引き返すことにした。
 
相模川右岸の土手道を下流に向かって進む。
 
そういえば、以前は途中で途切れていて、大きく迂回をしなければならなかったが、現在は道がつながっているのでありがたい。
 
久しぶりに乗ったロードバイクだが、今回はビンディングシューズは履いてこなかった。やはりどうも立ちゴケが怖い。もう2度も転けている。立ちゴケを防ぐためにスタンディングが出来たらいいのではないかと考えて練習をしてはみたが、できると言うほど出来ていない。
 
それに、そこまでしてビンディングに拘る必要があるのだろうか、と思い直した。単にカッコつけたいだけなのではないか。
 
実際ビィンディングによるメリットはある。できれば使いたい。けれど、技術が追いついていない。そのうえ、ついビィンディングをつけていることを忘れてしまうことがあるのである。
 
だから、自分にはハーフトゥークリップが合っているような気もするのである。ただ、カーボンバイクにそれはちょっと似合わないのじゃないかという思い(見栄)があることも確かなのである。
 
 
相模川の河口近くにある馬入ふれあい公園の土手の階段が観客席のようになった木製のベンチみたいなところで休憩し、持って来た補給食を食べる。ここにある時計を見ると午後3時半。ここまで30分かかった。あと1時間だ。
 
そこから1号線に入って川を越え、少し走ってから右折して湘南海岸に最も近い134号線に抜ける。
 
134号線に入るとすぐ左に2軒並んだ生しらすの店(しらすメインの食堂としらす販売のお店)がある。これを横目にみて藤沢に向かって走る。ほぼ平坦な道なので快調に進む。
 
心拍計をつけてくればよかったなと思う。ケイデンスは90を維持している。サイクルコンピュータを切り替えて時間を見るとまだ16時だ。あと30分走れる。
 
まもなく藤沢に入った。藤沢まで来れたら御の字だと思っていたが、このぶんでは江ノ島まで行けそうだ。
 
そして江ノ島には16時15分頃に着いた。このまま鎌倉までいくとなると少し遠いので、ここから引き返すことにして少し休むことにした。
 
 

江ノ島にて

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片瀬江ノ島駅前にて
江ノ島に近づくにつれ人が増えていった。みればほとんどが若者で友人たちと来ているようである。ほとんどの人がマスクをしていて良くは見えないが、夏の浜辺に来て楽しそうだ。
 
とりあえず、小田急片瀬江ノ島駅前で自転車の写真を撮ることにした。すると、水着を着たムチムチお尻のお嬢さん二人が横を通り過ぎて行った。昔の美人体型だ。水着姿で堂々と歩いているのがすごいと思いながら、あまりジロジロみないようにと気をつけた。
 
海水浴場は江ノ島に渡る橋の向こう側なので見えなかったが、今年は海の家はどうだったのだろう。いずれにしても海水浴シーズンは終えているだろう(後で調べたら、8月16日から9月3日まで休場となっている。まだ、シーズン中だったようである)。
 
本土と江ノ島とをつなぐ歩行者用の弁天橋には人がいっぱい歩いていたので、その橋の途中までバイクを押しながら歩いていった。
 
意外にアベックは少なく、数人の仲間で来ている人が多い。それが夕方なので帰ってくる人と、逆にこれから江ノ島に渡る人とが入れ替わっている。子供の時間から大人の時間に移行している感じである。
 
子供の時間から帰ってくるなかに制服姿の女の子達がいた。しかしなぜ制服で江ノ島にいたのだろう。登校した後に遊びに来たのだろうか。
 
日がだいぶ傾いてきていた。潮風が心地よい。
 

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弁天橋
 
あまり乗らなかった自転車にちょくちょく乗るようになったのは、もう10年以上も前のことになる。職場の異動した先で、部下をやり込めて優越感に浸るという上司のターゲットにされて鬱々としていたとき、なんの気なしに自転車に乗ってみたら気持ちがスカッとした。
 
そのときの自転車がジャイアント・ランドナーだ。当時はMTBのままで、その後少しずつ改造して遠くまで走れるようになった。
 
そうやって少しずつ距離を伸ばし、この江ノ島まで走ってこれたときは嬉しかった。自転車でこんなに遠くまで走ってこれることに感激した。
 
その後はもう少し先の鎌倉や逗子まで走れるようになったのだが、そうやって走れる自信がついたこともあって、定年後に自転車で日本一周しようと思ったのである。
 
 
帰りの道は少し下り坂になっているので快調に飛ばすことができた。だいぶ日も傾いたので涼しくなって走りやすい。おかげで行きよりも短時間で茅ヶ崎まで戻ってきた。
 
しらすのお店近くの歩道橋を渡って横道に入り、その先の交差点の角にあるいつものコンビニに寄る。
 
ロードバイク乗りのブログによくアイスやソフトクリームの写真が投稿されているが、なぜかアイスが食べたくなるものなのである。
 
ここでゆっくりアイスを食べた。それでも6時には家に着けそうだ。ここからライトをつけて家に向かった。
 
 

最後に

 
とりあえず今の家からロードバイクを外に出す目的は達成できた。
 
今回の走行距離は40キロほどだった。3時間走ったが、実質走行は2時間で休憩ばかりしていたことになる。
 
ビンディングシューズはしばらく履かずに乗ってみようと思う。立ちゴケの不安がないことは精神衛生上とてもよい。
 
考えてみればレースを走るわけではなく、スピードもそれほど出すことができないのだから、フラペで十分であることが今回乗ってみてわかった。
 
やっぱり裏側がフラペになるクランクブラザースのビンディングペダルにしておいてよかったと思う次第である。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、このへんで
 
 
片側がフラットペダルのビィンディング

 

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掃苔ポタリング 【お盆すぎの墓参り】

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霊園の遊歩道
今年のお盆は雨続きだった。
 
我が家の墓は同じ市内にあるが、端と端に位置していて、さらに交通が不便なところにある。
 
そのため、雨が降る日に墓参りをするのは避けたいという思いが働く。
 
車を手放してしまった今ではなおさらのこと。
 
とはいえ、電車とバスを乗り継いでいくのも億劫だ。バスの本数が少ないのである。
 
そうしたことからお盆を過ぎてようやく墓参りに行ってきた。
 

墓地事情

先祖代々の墓は、親戚との色々な事情があって入ることができないため、父親と僕とで現在の場所に新しく建てた。もちろん父が存命中のことである。
 
その墓に一番最初に入ったのは祖母であった。父の本当の母は早くに亡くなって祖父の墓に入っている。つまり、僕の知っている祖母は後妻なのである。
 
これは僕の祖母にとってはたいへんかわいそうな話なのだが、最初の奥さんがいるところに一緒に入れることは出来ないということなのだった。
 
そこで、我が家の墓には後妻である祖母と父、そして母が眠っているというわけである。
 
 
 
いちおうそうした墓があるというのに、雨の日には墓参りに行かないというまったく不義理な孫、息子をもったものである。まして、お盆を過ぎてから行こうとしているのだからけしからん話である。
 
それでもまあ、行かないよりはマシだからと晴天の暑い日に出かけることにしたのである。
 
 

掃苔ポタリング

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国道1号線

そろそろ体を動かしたいという欲求が芽生えてきたこともあり、2つの行き方を考えた。
 
ひとつ目は、最寄駅から歩く方法である。
 
地図を見ると、墓地は小田急線の鶴巻温泉駅と秦野駅のちょうど中間あたりにある。秦野駅が若干近いような気もする。Googleマップで調べてみると、秦野駅から5キロちょっと、鶴巻温泉駅からは7キロちょっとだった。
 
ふたつ目の案は、自宅から自転車で行く方法である。この場合は約18キロであった。
 
二つの方法を比較すると、秦野駅から歩くと約1時間半程度、自転車の場合も同じくらいだろう。それに、秦野駅には花屋はなかったはずだ。
 
霊園の入り口で花を置いているかもしれないが、お盆を過ぎているのでわからない。
 
そこで、近くのスーパーにいってみて、花が買えたら自転車、買えなかったら電車とバスをつかって最寄駅からは徒歩でいくことにした。たしか、本厚木駅の近くで花が買えるはずだ。
 
スーパーに行ってみると、ちゃんと仏花が置いてあった。これで自転車で行くことに決定。一旦家に戻り、剪定鋏で花立の長さに合うように少し切り詰める。そしてペーパータオルを濡らして切り口に巻き、ビニール袋に入れて輪ゴムで止める。
 
こうしてデイパックに花を入れ、線香は仏壇にあったものを入れる。
 
花はどうしても上が飛び出してしまため、とりだして手ぬぐいを被せ、下で結んでみた。それをふたたびデイパックに突っ込んでみるが、どうも収まりが悪い。上が重たいからだ。
 
しかし、気をつけて行けば大丈夫だと思った。
 
 
 
先日の足馴らしサイクリングで、25キロは走っている。少しくらい距離が延びても大丈夫だとは思うが、日中は太陽の熱をもろに受ける。
 
そこで、自転車に取り付けるペットボトルと背中に600CC程度入る水筒を持った。パンクに備えた工具とポンプも入れた。
 
1時過ぎに走り出すと、太陽の熱は上からばかりではなく、路面からの熱も感じる。汗がどんどん流れ出てきた。
 
止まるたびにペットボトルの水を飲んでゆっくり漕いでいった。ところが、早々に花が落ちてしまった。揺れているうちに中の重たいものが引っ張ってファスナーを開けてしまったようだ。
 
今度は、ファスナーにテンションがかならないように配置を変え、さらにもう少しぎゅっと締めてみた。
 
4分の3ほど走ったあたりで金目川にぶつかる。川沿いの遊歩道脇に生えている並木の陰で少し休んだ。
 
ここまで花は無事にデイパックに収まっている。念の為ファスナーを少し締める。
 
土手下の川を見下ろすと、母親と小さな娘が裸足で川の中を歩いていた。そこは浅瀬になっているようだ。太陽の真下でバーベキューを楽しんでいる若者もいた。
 
先日の大雨ではこの川が氾濫しそうになったなんて想像ができない。
 
水を飲み、塩飴を舐めながら走り出す。
 
橋を渡れば後少しだ。橋を渡ったところにあったコンビニはだいぶ前に撤退していて、その後も廃墟のままだった。通りから少し引っ込んでいて場所が悪かったのかもしれないが、近くに他のコンビニはないのにどうして潰れたのか。よく利用していたので残念である。
 
今回も、おにぎりを買うつもりで来ており、なくなっていたことをすっかり忘れていた。
 
墓地に着くと、まずは水道の水を頭からかぶった。気化熱で少しは涼しくなるだろう。
 
あたりに人影はなく静かで、法師ぜみの鳴き声ばかりが響き渡っている。供花はきれいに片付けられており、整然と石が並んでいるばかりである。
 
子供たちが小さい頃はよく連れてきたものだが、大人になってからはまったくついてこない。まあ、自分もそうだったから仕方ないが、自分が死んだ時にちゃんと墓に入れてくれるのか心配になる。
 
お寺の連絡先や、石材店の連絡先をわかるようにしておかねばなるまい。などということを考えながら、墓を掃除して花を備え線香に火を付ける。
  
手を合わせて日頃の無沙汰を詫び、掃除道具を片付ける。
 
頭はすでに乾いていた。
 

エスビットの風除け

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風除けを装着してみた

 じつは、墓参りのついでに試したいことがあった。
 
それは、先日購入したエスビットの風除けである。エスビットを開いたときの隙間にはめ込むもので、その効果を試したかったのである。
 
木陰のベンチに座り、エスビットを取り出す。エスビットの蓋を開けるとその中にタブレット型の固形燃料が袋に入れて入っている。それを取り出し、今回は風も弱いので、片側だけ風除けをセットした。
 
次に袋の中から固形燃料を2個取り出してエスビットの真ん中に置き火を付ける。
 
ところが、なかなか火がつかない。ライターを長くつけているとギザギザの回転金具が熱くなって、2、3度熱い思いをした。これは教訓として覚えておこう。
 
ライターは続けて火をつけてはならない! なぜなら親指があちちとなるからである。
 
なお、これは回転して火を付けるタイプのライターの場合であることをお断りしておく。
 
さて、風除けの具合だが、見た感じでは火がちゃんとカップの下を這っていたので役には立っていたように思える。ただ、風は一定方向からしか吹かないということはなく、反対方向からも吹いてくる(上の写真のように炎が向こう側からの風でこちら側に靡いている)。やはり両側につけた方がいいような気がした。これはまた別の機会に試してみたい。
 
ただ、そんなに風が強くなくても五徳とカップの隙間から入った風だけでも炎が散らされるので、周りを取り囲む普通の風除けの方が効果があるように思える。これもまた別の機会に試してみたい。
 
こうして、シェラカップにお湯を沸かし、そこにインスタントコービーの粉を入れる。おにぎりは買えなかったけれど、もってきたカロリーメイトを食べながら一息入れた。
 
家でお湯を沸かして持ってくればお手軽ではあるが、こうして火をつけ、それを眺める行為がなんとなく落ち着くのである。これが贅沢な時間というものなのだ。
 
 

帰り道

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湘南平 高麗(こま)山
さて、一服して体力も回復したので、帰りは少し遠回りをすることにし、墓地裏の峠道を上り、そこから二宮まで一気に下って1号線に出た。
 
この1号線は、自転車日本一周の最後に走った道で、さまざまなことが思い出される。そうした感慨に浸りながらのんびり走る。
 
目の前を高校生たちが自転車に乗ってやって来てまた去って行った。ついつい自転車に目が行く。まずはチェーンにちゃんと油を差しているのかをみて、自転車を大切に扱っているのかどうかを判断する。残念ながらかなりの割合で錆びつかせているものがいた。
 
けれど、それよりなによりお腹が空いたので、コンビニを見つけるや否や左に折れて店に入る。店の外でおにぎりを食べていると、スーパーカブが目に入った。
 
うん、なかなかいい。移動手段としてバイクが欲しいと思う今日この頃なのである。
 
今回は掃苔を兼ねたゆるポタで、45キロほどを走った。今回の自転車もジャイアント・ランドナーだったので、次はロードバイクを連れ出そうかと思う。
 
 
では、このへんで
 
 
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エスビット(もどき)とのセット 

 

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足馴らしサイクリング 【七沢往復】

 

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先日、隣町までの軽いサイクリングをしてきたところ、とても気持ちが良かった。そのうえ、腰の痛みが和らいだのである。
 
秋田の湯治から帰ると8月の長雨で、ほとんで家に閉じこもりっきりとなり、寝ていると腰や背中が痛くなってしまっていた。
 
それで気を良くして再び足馴らしにこんどは七沢まで往復してきた。

足馴らしサイクリング

平塚に越してからは、ロードバイクには全く乗っておらず、家の中のローラー台の上に乗っかったままである。ローラー台にも数回乗っただけという体たらくなのである。
 
越してきてMTBを再生させ、以後はMTBを河原で乗り回してばかりいた。
 
ところが河原の階段からダイブして骨折してしまい、その後はMTBは用事のある時にしか乗らなくなっていた。
 
もう一台の、日本一周を共にしたMTBをロード風に改造したジャイアント(僕の中ではランドナーという位置付け)もボランティアに行く時と病院に行くときくらいしか乗らなかった。
 
なんだか気持ちが萎えてしまい、活動する意欲が薄れてしまっていた。
 
それが、オリンピックを見たせいだろか、ともかく体を動かしたくなってきた。
 
まずは、ロードバイクを外に出そうと、服を着替え、ボトルに水を入れ、タイヤの空気を入れてバイクを玄関に持ってきた。
 
ところが、扉を開けると雨が降り出していた。それでふたたびローラー台に戻し、ローラーを回した。
 
そして次がルイガノMTBによる隣町散歩である。ようやく8月の長雨が明けたときで、夕方の爽やかな風はとても心地よかった。
 
体自体が「そろそろ動き出せ」といっているようなのである。そして今回、足馴らしサイクリングをしてきたというわけである。
 
ともかく運動不足で、完全に体が鈍っている。
 
いきなりでは危ないので、少しずつ体を動かすことにする。しかし、昼間は暑い。
 
そこで、3時頃から軽く乗ってくることにした。
 

七沢温泉まで

この前はルイガノMTBだったが、今度はジャイアント・ランドナーである。これだとサイクルジャージに着替えなくともいいので気軽に乗り出せる。
 
七沢温泉までは約12、3キロなので、足慣らしにはちょうど良い距離だ。
 
小田急線の愛甲石田駅の横の高架を乗り越えて、大山に向かって進んでいく。
 

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大山には雲がかかっていた
熱中症には十分に気をつけて、信号で止まるたびに水を口に含みながらいった。しかし、4時を過ぎてもまだ暑い。
 
汗だくになりながらペダルを漕ぐ。
 
玉川にかかる木造に似せたコンクリートの橋を渡ったところで休憩。そこには慰霊塔と忠魂碑があり、忠魂碑の向かって左側には砲弾を据えた碑があった。

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忠魂碑の左側には砲弾の碑が

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砲弾と共に蛾も
 
もう一度橋を渡って戻ると、玉川沿いに遊歩道があり、向こうから大きなザックを背負った人がこちらに歩いてきた。
 
どうみても山から降りてきたようなのだが、なぜここを歩いているのだろう。途中にバス停はあるし、駅まで歩くにはかなり離れている。
 
こちらも遊歩道に入っていき、気にはなったが、だまって様子を見ながらすれ違った。年齢は自分と同じくらいに見えたが、体はがっしりしていて疲れている様子はない。いかにも山男といった人だった。
 
荒れた遊歩道を抜けると、玉川小学校の門に続く道に出て、もう一度玉川をわたり、左に行くと七沢温泉に続く通りに出る。緩い坂道を登っていき、大きく右にカーブするところを曲がらずにまっすぐ入っていくと七沢温泉だ。
 

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七沢温泉入り口
調子が良ければここから日向薬師まで登っていこうと思っていたが、日頃の運動不足と暑さのせいで、とてもあの坂を登る気がしなかった。
 
ヒルクライムの練習にはちょうど良い坂道(自分にとって)で、過去の記録では15分くらいだった。15分というのはロードバイクで登ったときで、この自称ランドナーではそれより4、5分はかかっていたはずである。
 
そこで、近くの巡礼峠の入り口まで行ってみることにする。民家の間をぬってくねっている細い道をいくと、巡礼峠の入り口が現れた。そこには石仏が並んで置かれていた。
 

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巡礼峠登口の石仏
道の先は薄暗い藪の中である。急坂なので押しながら歩いていく。藪の中に入るとまさにやぶ蚊が一斉に群がってきた。
 
こりゃいかんとばかりに走って退却する。しかしやぶ蚊も一緒になってついてくる。そこで自転車に跨って蚊が追いつけないスピードで逃げて、ようやく解放された。
 
幸いどこも刺されなかったが、危ないところだった。
 
細い道を適当に走っていたら行き止まりで、民家もそこで途切れていた。山の麓で自然が近くていいところだが、きっと蚊には悩まされているのだろうなあと考えながら引き返した。
 
太陽も5時を過ぎると穏やかになる。大汗はかかなくなり風が心地よい。
 
帰りは、森の里の坂を登った。少しくらいは坂を登ってみたいと思ったからだが、ほんの短い距離で物足りないようにも感じた。しかし、本当のところはすぐに終わってくれてほっとした。
 

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森の里の公園を繋ぐ橋
橋をくぐった先にあるトンネルを抜けると大きな分譲住宅街になり、そこをとり囲むように作られた道にでた。
 
そしてここから住宅街の反対側まで、信号もない緩やかな長い下り坂を一気に風を切り裂いて下って行った。
 
登った分のご褒美はとても大きなものだった。
 
そのあと、道が合流するところでロードバイクの人の後ろになったので、少しの間頑張ってスピードを出してみたが、信号で離されてしまった。
 
走行距離は25キロほどで大したことはないが、足馴らしとしてはちょうどよく、涼しい夕方走るのは気持ちがよかった。
 
では、このへんで
 
 
自転車置き場と化しているローラー台
 

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秋を感じるサイクリング 【寒川町を走る】

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前回、オリンピックの自転車競技を振り返ってみた。
 
そのなかで、BMXの畠山紗英選手が寒川町の出身ということを書いた。
 
そこで、寒川町まで久しぶりに自転車に乗って行ってきた。
 
 

秋を感じるサイクリング

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今年は例年と違い、高気圧の発達が弱くて日本列島に前線ができたため、8月中旬はずっと雨続きだった。九州や四国をはじめとして各地で大量の雨が降った。
 
そんなに激しい雨ではなかったが、ここ平塚も雨が続き、気温も低かった。
 
そのうえ、新型コロナウイルス変異株による新たな感染拡大により、緊急事態宣言も発出されたので、ボランティアのパソコン教室も俳句会も開催できずにずっと家にこもっていた。
 
パソコン教室では、5回連続のワード、エクセルの講座が途切れてしまい、結局途中で打ち切りとする方向で検討している。
 
俳句会の方は、これまで休会の際にはFAXにより投句を行い、取りまとめ役の方が清記して、先生に選句をしてもらう流れができていた。今回はさらに、句会の時と同じようにわれわれも選句(互選)を行ない、FAXで送付した。
 
取りまとめ役の方にとっては大変な作業だが、とてもありがたく、また便利な世の中であることに感じ入っている。
 
さて、ようやく前線がいなくなり、スッキリではないが晴れあがったので、ルイガノMTBで隣町の寒川まで軽くサイクリングしてきた。
 
相模川を渡る時、いつもより川が増水していたように感じた。河川敷の野球場などでは、日曜ということで子供たちがスポーツを楽しんでいた。
 
寒川町のさむかわ中央公園に行ってみると、芝生にテントを張っている人たちもいて、久しぶりの青空を楽しんでいるようだ。
 
そこで見る子供達の笑顔は輝いていた。そんな中、大人のジョガーは苦しそうな顔をして走っていた。
 
ずっと休止していたpumptrack という(子供用の?)BMXのコースでは、4、5歳の男の子たちが何度も何度もコースを回って遊んでいた。そのなかにスケボーの若者もいた。心配でしばらくみていたが、ちゃんと子供達の邪魔にならないようにしていたので安心する。
 
老人だって(自分ではそうは思っていないが)家でじっとしておられずに飛び出してきたのだから、若者は有り余るエネルギーを発散できずにストレスが溜まっているだろう。
 
その中のベンチに3歳くらいの小さな男の子がお父さんと来ていて、小さな手で大きな水筒を量で手持ち、一口飲んで落ち着いた様子でBMXを片手で起こして押していく。その堂々とした態度、将来が楽しみである。
 
pumptrackの動画
 
 
公園を抜けて坂道を登り、一旦下って再び登っていくと住宅地になり、その間から湘南海岸がのぞく。家の窓から眺められたら気持ちいがいいだろうなあと思う。
 
再び下り坂となり、そのまま突き進んでいきたいが川が邪魔してまっすぐは進めない。海側に迂回して橋を越えるとそこからは茅ヶ崎市だ。
 

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その先の坂道を登っていくと、文教大入口の交差点があり、左折するといったん下り坂となる。そこを一気に飛ばして勢いをつけ、その先の長い上り坂を駆け上がる。
 
右手に文教大を見ながら坂を登っていったその上には茅ヶ崎里山公園がある。
Googleマップで見るとここまで8キロほどだった。
 
この公園内を通り抜けて下におりると栗の木があり、イガがたくさん実っていた。下に落ちているものもあった。
 

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この辺りは田んぼが多く、長閑な田園風景が広がっていて気持ちが良い。
 
一部ではあったが、もう稲穂が重く垂れ下がっていた。
 
まだ暑いけれど、久しぶりに乗った自転車は、秋を感じるサイクリングだった。
  
 

最後に

BMXのコースを走る子供を今回初めて見た。
 
屋外で、他人との接触もほとんどないのだから、ぜひ今後も開放してくれたらいいな。そうして小さなうちからBMXに馴染んでいれば、畠山選手のようにオリンピック選手が育つかもしれませんよ。
 
そういえば今日からパラリンピック。
 
まだ、パラリンピックでの自転車競技はみたことがない(メダルを獲得したときのニュースはあるけれど)。
 
パラリンピックもネット配信してくれたらみられるので、楽しみだ。
 
では、このへんで
 
 

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東京2020 オリンピック  自転車競技を振り返る

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東京オリンピックが閉幕しました。

 

2020年に予定されていた開催が2021年に延期され、また、パンデミックにより開催の是非も問われましたが、7月23日(金)から8月8日(日)まで、東京を中心に(東京では無観客で)札幌や静岡など各地で開催されました。

 

今回はそのなかで、最近はあまり乗っていないけれど、自転車競技について振り返ってみたいと思います。

 

個人ロードレース

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オリンピック東京2020大会 (出典:ウィキメディア・コモンズ)

 

今回の東京大会の個人ロードレース競技男子では、新城幸也選手が35位増田成幸選手が84位でした。


過去最高は、64年に同じ東京で開催されたときの福原広次選手の19位です。

 

個人ロードレース女子では、与那嶺恵里選手が21位金子裕美選手が43位でした。与那嶺選手は個人タイムトライアルでも22位と健闘しました。

 

ロサンゼルス大会以降の過去最高は、前回のリオでロードレース17位、個人タイムトライアル15位で、どちらも今回健闘した与那嶺選手です。

 

ロードレースのテレビ配信はなく、民放オリンピック公式動画配信サイトからのストリーミング配信によるものでした。

 

しかし、外出中でタイムリーに見ることができなかったので、あとから飛ばし飛ばししながら見ました。

 

自転車ロードレース ロード 男子個人ロードレース 決勝 | 東京2020オリンピック | NHK

 

オリンピックのロードレースは、他の大会と違い、必ずしもチーム戦でないところが面白い。情報に詳しい人もなかなか勝者を読めないみたいです。

 

男子ではポガチャルがツールドフランスの勢いのまま行くかと思われたところが、伏兵カラパスがしてやったりというところでしょうか。追いつかれそうになったとき、最後の坂でグングン加速して逃げ切りました。

 

2位集団は追いつけないとわかるとスプリント前の牽制に。最後は写真判定でないとわからないほどの僅差でメダルの色が決まりました。

 

結果は、エクアドルのリチャル・カラパスが優勝、2位はベルギーのワウト・ファン・アルト、3位がスベロニアのタディ・ポガチャルでした。

 

 

 

女子では、オーストリアから1人で出場しているアナ・キーゼンーホファー選手が、世界トップの選手で構成されるオランダチームを出し抜いたところが、判官贔屓ではないですが胸がすくように思いました。

 

オランダチームはゴールするまで1位であると思っていたようです。無線が使えないオリンピックならではの出来事ですね。

 

 

トラックレース

 

トラックレースでは、男子では個人スプリントの脇本雄太選手が9位、ケイリンでは7位と活躍しました。

 

その他、新田祐大選手が個人スプリント26位、ケイリン16位でした。橋本英也選手はオムニアム15位でした。

 


オムニアムといえば女子ですね。梶原悠未選手が銀メダルを獲得しました。梶原選手は中村妃智選手とのマディソンで13位でした。

 

小林優香選手は、個人スプリント14位、ケイリン16位と健闘しました。

 

トラックレースでの興味は、今回もイギリスが強さを見せるのかという点にありました。男子は団体追い抜き、チームスプリントいずれも北京大会から3連覇しています。


また、ケイリンでもイギリスが北京から3連覇、個人スプリントでは、イギリスのジェイソン・ケニーが2連覇し、今回は3連覇がかかっていました。

 

イギリスに立ち向かえるのは、オーストラリア、ニュージーランド、デンマーク、それにフランとドイツです。果たして結果はどうだったのでしょうか。

 

チームスプリントでは、1位から順にオランダ、イギリス、フランス。団体追い抜きではイタリア、デンマーク、オーストラリアでした。

 

ケイリンではイギリスのジェイソン・ケニーが2連覇し、続いてマレーシア、オランダと続きました。前回大会3位だったマレーシアのアズジルハスニ・アワン選手が今回は銀をとりました。

 

個人スプリントではオランダ、オランダ、イギリスの順でした。ジェイソン・ケニーの3連覇達成は叶いませんでした。

 

男子オムニアムではイギリス、オーストラリア、イタリアの順で、前回優勝したイタリアのエリア・ヴィヴィアーニ選手は3位でした。

 

また、二人で協力しながら戦うマディソンは、今回復帰した競技で、1位から順にデンマーク、イギリス、フランスでした。

 

この結果で一番驚いたのは団体追い抜きで優勝したイタリアです。決勝ではデンマークと対戦し、なんと世界新記録まで達成してしまいました。個人的にこのパシュートという団体追い抜き競技が面白いと思って見ています。

 

今回の結果から、オランダが着実に力をつけてきていることがわかります。

 


次に女子です。

 

チームスプリントの結果は、中国、ドイツ、ROCの順でした。団体追い抜きでは、ドイツ、イギリス、アメリカ。

 

個人スプリントではカナダ、ウクライナ、香港、ケイリンではオランダ、ニュージーランド、カナダの順でした。

 

そしてオムニアムではアメリカ、日本、オランダで、マディソンではイギリス、デンマーク、ROCの順でした。

 

 

 

団体追い抜きではイギリスは3連覇ならずという結果になりました。


チームスプリントでは中国が2連覇しています。また、ドイツは前回銅、前々回は金、そして今回は銀を獲得しています。

 

女子はダントツの国はありませんが、オランダ、ドイツ、カナダ、イギリスあたりが強いようです。


そのなかに、日本が入ったことは素晴らしいことでした。

 

オーストラリアとニュージーランドの力は少し落ちたように思えます。

 

 

マウンテンバイク・BMX

男子クロスカントリーには山本幸平選手が出場し、29位という結果でした。
BMXレーシングでは長迫吉拓選手が17位、BMXフリースタイル・パークには中村輪夢選手が出場し、大技で足をついて残念ながら5位でした。けれど、踵の骨折を乗り越え、さらに大技に挑戦し果敢に戦いました。

 

女子クロスカントリーには今井美穂選手が出場し37位、BMXレーシングの畠山紗英選手は競技中に転倒して24位という結果になりました。

 

BMXフリースタイル・パークの大池水杜選手は終始笑顔で7位という好成績を残しました。

 

 

畠山紗英選手は、準々決勝で3回あるうちの第1ランで他の選手と接触し、激しい転倒をしてしまいました。レースを完走することができず、その後のレースも棄権しました。

 

画面で見る限り、左手がだらんとしていたので、骨折しているのかなと思いました。後から調べると、鎖骨を骨折していたようです。彼女は、私の住んでいる隣町の寒川町出身で、オリンピックに向けて調子が上向きだっただけにとても残念です。早く回復することを願っています。

 

畠山紗英公式HP

BMXレーシング | 畠山紗英公式サイト | SAE#85

 

それぞれメダルを獲得した国は、クロスカントリー男子がイギリス、スイス、スペイン、女子は金銀銅をスイスが獲得しました。

 

BMXレーシング男子は、オランダ、イギリス、コロンビア、女子は、イギリス、コロンビア、オランダの順でした。


BMXフリースタイル・パーク男子は、オーストラリア、ベネズエラ、イギリス、女子はイギリス、アメリカ、スイスでした。

 

BMXになると、コロンビアやベニズエラの南米が入ってくるのが面白いですね。

 

 

まとめ

五輪大会開催中のほとんどは、秋田の山奥でネットで観戦していました。

 

東京では無観客という異例な大会となりましたが、選手たちはみな懸命に日頃の成果を競い合っていました。他の楽しみを削って練習しているのだから当然。つまり命をかけて打ち込んできたということ。

 

以前、オリンピックの無観客開催を提案しましたが、開催までかなり混乱していて、誰のための大会なのかを皆忘れているように思われました(もちろん、アスリートのための大会です)。

 

今回の大会ではネットによる動画配信があり、とても助かりました(テレビがないので)。

 

ただ、ネット配信では解説のないものもあり、場内アナウンスが聞こえないと全くわからないものがありました。うるさいと思って聞いていた解説も役に立っていたのだと気づいた次第です。

 

また、解説があっても途中、たしか放映権の都合でだったか、音声がある部分だけ突然消えることがあり、違和感を感じました。

 

自転車競技については、日本では現在もやはりマイナーな取り扱いだったように思います。やはり、メダルを取らないとマスコミなどは積極的に取り上げてくれませんね。

 

そういう意味ではトラック競技オムニアム女子の梶原悠未選手が獲得した銀メダルには自転車スポーツの普及にとっても価値があります


BMXはレーシングもフリースタイルも次の大会でメダルを取る可能性が高い競技だと思いますし、トラック競技もいい線いくのではないでしょうか。

 

トラック競技の強豪国は、スケートの強い国と重なっているように思います。裾野が広がれば日本も強豪国の仲間入りも夢じゃないと感じました。

 

あなたはどうご覧になりましたか?


では、このへんで

 

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自転車に乗れる幸せ 【満開の桜の中を走る】

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先日、自転車に乗ってみました。

乗れました。

乗れたことが素直に嬉しい。

今回はそんな感激をお伝えしたいという思いで書いています。

 

ケガ後初の自転車

先月の2月22日に手首を骨折し、3月3日に手術で金属を入れて固定。

 

骨折してから1ヶ月と数日、手術からはほぼ3週間で自転車に乗れるようになるとは思いませんでした。

 

さすがに手のひらに体重をかけるのは厳しいので、サドルを下げて体を起こした姿勢にはなりましたが。

 

自転車はあの転倒したMTB。

 

(関連記事はコチラ)

MTB練習記 【しばらく乗れなくなりました】 - Hakuto-日記

怪我して救急で運ばれると 【現場検証】 - Hakuto-日記

 

幸い無傷とはいきませんでしたがそれほど大きなダメージなく、また元のように走らせることができました。

 

せっかく復活させたバイクなのですからまた乗れるようになってとても嬉しいです。

 

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自転車が無事だったのは、自分はコンクリートの階段に落ちましたが、MTBのほうは階段をまたいで反対側の土手に落ちたおかげです。

 

少しの傷とは、ハンドルバーの右のエンドキャップが無くなっていて、代わりに泥が詰まっていたこと。左側のキャップは大きな傷がついていました。


これは、ちょっとした傷があるけどもう1セットエンドキャップが残っていたのでそれと交換しました。


ほかにはVブレーキが擦れるようになっていたのでホイールの歪みをチェック。

異常なし。ホイールをちゃんとはめ直してブレーキシューの間隔を調整。

 

あとは色々なところについていた泥を落として試しに走ってみると、問題なく走れました。

そしてそのままもう少し走ってこんどは手首の調子を見ます。できるだけ体重をかけないように。

 

手首の順調な回復

手首の回復状況は、痛みはありますが右手とほぼ同じくらいの角度までに曲げられるようになりました。

 

これはギプスをしている間も常に動かせるところを動かしていたおかげだと思います。

 

ですから、あなたももし骨折したら、動かせるところはできるだけ動かすようすると、あとあと楽だということを頭の片隅に入れておいてください。

 

筋肉が固まるのはとても早くて、1週間全く動かさないともう動かしにくくなってしまいます。

 

そして、固まった筋肉をもとのように動かせるようにするには痛くて辛いリハビリをしなくてはなりません。

 

このリハビリが辛くて途中でやめちゃう人もいるくらいです。

 

もちろん、途中でやめれば関節の可動域は狭くなってしまい、足だとふつうには歩けなくなってしまいます。

 

手首は順調に回復していますが、いまも不自由なのが中指の関節。少し腫れていて途中までしか曲がらず痛みがあります。転倒したときに突き指したのかもしれません。

 

自転車に乗れる幸せ

先日、パソコンボランティアの再開のことを書きましたが、そのとき会場まで自転車で行ってみました。

 

パソコン教室再開 【クロームブックの躍進はあるか】 - Hakuto-日記

 
ゆっくりと安全に走りました。転んで手をついたら大変です。

 

そうして走って約25分。ほぼ痛みなしです。とくに骨に響く痛みは全く感じませんでした。

 

ただ、教室は午前中のみだったのですが、1時間くらい立っていたこともあり、家に帰るとかなり疲れを感じました。

 

体力もかなり落ちてしまっているようです。

 

その2日後、所用のため藤沢まで自転車に乗って行きました。


この日はとてもいい天気でポカポカ陽気。そこらじゅう桜が満開でした。東京でも桜が満開だとネットのニュースで見ました(テレビを置いていないので)。

 

風はほとんどなく、暑くて途中でL.L.Beanのフルジップジャケットを脱いでいきました。 

桜は並木になっていたり、ぽつんと咲いていたりとほんとうに「今最高の気分だぜ」と桜が気を放っているようでした。

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藤沢まで自転車で行くのは今回が2回目ですが、家から約12キロほどの距離を45分ほどで到着。平均時速約16キロになります。


初めてのときは1時間15分もかかっていたのにです。

 

そんなに急ぐ必要はなかったのですが、ともかく気持ちが良くていつのまにかスピードが上がっていました。

 

それに手首の痛みも力をかけなければ感じられず、その痛みも大したものでなかったこともあるかもしれません。

 

帰りは少し風が出てきましたが、受ける風がとても心地よく、また、桜の花びらがちらほらと散っている中を走るのも気持ちがよかったです。

 

最後に

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最後までお読みいただきありがとうございます。

こうして再び自転車で走ることができてとても幸せを感じています。

生きていること、体が動くことに感謝です。

とにかく何もかもすべてのものに感謝したくなりました。

このブログを読んでくださる方々にも感謝します。

 

なお、この日家に帰ってからしばらくのあいだ午睡しました。

では、このへんで

 

今回登場したL.L.Beanのフルジップジャケットは

 

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MTB練習記 【しばらく乗れなくなりました】

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いつも当ブログにお付き合いいただきありがとうございます。

先日ジュニア用MTBを再生し、楽しくて自転車&ハイキングをしたり、ちょっとした用事をこれに乗ってすませたり、俳句のネタにしたりと大活躍です。

もちろん技の練習もしていますが、こちらはなかなか上達しません。

そんなだめだめ練習記録を残して、練習中の方の励みにしていただけたら幸いです。

 

スタンディング

昨年の9月下旬にロードバイクで立ちゴケしてからスタンディングの練習を思い立ちました。

 

ロードバイクで立ちゴケしない3つのポイント - Hakuto-日記

 

日本一周した自転車で練習を始めました。

始めは一回に15分くらい練習すると疲れてしまい、続けて練習することができないくらいでした。

それはもう全身に力が入ってカチコチでした。

同時にスタンディングを指導してくれる動画を見まくり、それを参考にやってみるようにしました。

 

スタンディングの型

まずはどちらの足を前にするか、ハンドルはどちらに切るのか。

いろいろ見て得た結論は、どっちでもいい、どちらでもできることが望ましいということです。

基本利き足が前の人が多いようで、ハンドルの向きは、ロードバイク乗りは前足側に、MTBやトライアルなどスタンディングから次の技に繋がる場合には前足の反対側に切るようです。

私は利き足が右足でこちらを前に、ハンドルを左に切る形で練習を始めました。

 

なお、膝やすねをたくさんぶつけて痛い思いをしています。

初心者は膝・すね当てがあると安心です。

 

壁当て法

練習方法は、壁と車体を45度くらいにして前輪を壁に押し付けました。

これもできるようになるまでにかなりの時間(日数)を要しました。

 

溝掘り法

次に動画で紹介されていた、柔らかい土を少し掘って前輪をその溝にはめる方法です。

こうすると前輪の支点が2カ所になり安定するとのことでした。

これは効果がありました。このようにすると、50秒くらい立っていることができました。

 

前後ゆらゆら法

溝の中では簡単でしたが、平らなところでやるとさっぱりです。

少しだけ立っていられるのなら前後にゆらゆら揺れていればいいじゃないかと考え、壁当て方から後ろに下がる方法で試してみました。

これは後ろにさがるのが難しいこと、さがってもバランスを維持するのが難しいことからいまだにクリアされていません。

 

課題

やはり前後ではなく、左右のバランスをとることも大切だと思いますので両方できるようになることが目標です。

 

この日のベストです。

 

マニュアル

これは再生したMTBで最近練習を始めました。

これも動画をみて、コツは膝を曲げ腰を後ろに引き腕を引きつけることだとわかりましたが、やってみるとほんの少ししかフロントが上がりません。

自分でビデオを撮って見たところ、腰が後ろというより斜め45度くらいになっていて腕も前方に伸ばして引いているのがわかり、今後改善したいと思います。

 

その他の技

漕ぎ上げも少しは上がるのですが、すぐにバランスが崩れてしまう状態です。

このほか土手の上り下り、リアホップなんかもちょっとだけやりましたが、もっと練習の必要があります。

 

最後に

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先日、3段の階段を下ってみたところあっけなくクリア。「いけるじゃん」と心に慢心が生まれました。

2月22日の練習の最後に階段を下ってみようかという軽い気持ちで上に立ったところ、15段の階段は無理そうなのでその横の段になっていないところを下ろうとして、少し下のあたりにブレーキをかけたまま前輪を乗せました。

すると砂利でずるっとすべり、体勢を整える(体を後ろに引く)暇もなく滑り落ち、ずれて階段の方に。

ブレーキから手を離せばまだよかったのかもしれません。前輪がロックし、気がつけば体がふわっとからだが宙に舞い上がり階段の下まで真っ逆さまに落ちました。

というていたらくで前転。見事に手(左)をつき、「やっちまった」とすぐに骨折したとわかりました。

一昨年の肘頭のときと違いすぐに腫れて来ました。

救急で搬送してもらい、整復とギプスシーネで固定してもらい家にかえりました。

というわけで天皇誕生日は静養の休日となりました(定年後は毎日が休日ですが)。

なお、ヘルメット、膝とすね・肘プロテクターをしていなかったら手首だけでは済まなかったでしょう。ヘルメットはてっぺんが凹んでいました。

初心者の方はカッコを気にしてはいけませんよ。

あーあ、しばらく自転車に乗れませーん。

では、このへんで

 

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MTBで遊べる技ってどんなものがあるのか

f:id:Hakuto-MA:20210217221621p:plain

 出展:P.3 | Specialized.com

 

MTBで遊べる技っていったいどんなものがあるの?

そもそもMTBってどんな自転車のことをいうの?

MTBみたいな自転車っていっぱいありそうだけど、どんな違いがあるの?

そんなふうに思ったことはありませんか。

実はこれはすべて私の疑問です。

古いMTBを復活させたので、ちゃんと調べてみました。

 

 

MTBとはどんな自転車

まず、素朴な疑問。MTBってどんな自転車のことをいうのか。

そこで日本マウンテンバイク協会のサイトをみてみました。

そこには、マウンテンバイクの定義として

荒野、山岳地帯等での高速走行、急坂登降、段差越えなどを含む広範囲の乗用に対応して、軽量化並びに耐衝撃性、走行性能および乗車姿勢の自由度等の向上を図った構造の自転車

とあり、仕様としては

  • 悪路・荒地での安定の良いフラットハンドル
  • サドルの調整幅が100mm以上。軽量で衝撃に強い頑丈なフレーム
  • 泥詰まりしにくく、制動力に優れたカンチレバー形キャリパーブレーキ
  • 車輪径が24または26で1.5以上の幅の広いブロックパターンタイヤ
  • ワイドレンジのチェンジギア

となっていました。

あれー、HP更新されてないんじゃない。最近の自転車はディスクブレーキなんじゃない。それに26インチは古いっていうじゃない。

 

ウィキペディアの方をみて見ると随分と詳しく書かれています。

ブレーキに関しては「ダウンヒル以外のほぼ全ジャンルでエントリーモデル以外はディスクブレーキ装備となっている」と書かれています。それに、カンチの次にVブレーキが主流になって、そしていまディスクになったとあります。

 

ホイール径は、HE(フックドエッジ)26インチだったのもが競技用として2000年代に29インチ(700Cと同径)があらわれ、一般用でも現在は26インチから新しくあらわれた650B(27インチ)に移行しているとのこと。そしてタイヤは1.75〜2.2インチの幅が多いそうです。

自転車タイヤを交換して遊ぼう 【互換性がこれで分かる】 - Hakuto-日記

 

MTBの種類

では、どんな種類があるのでしょうか。同じくウィキペディアでの分類です。

・クロスカントリーhttps://trek.scene7.com/is/image/TrekBicycleProducts/Procaliber95_21_33258_B_Portrait?$responsive-pjpg$&cache=on,on&wid=1440&hei=1080出展:Procaliber 9.5 | Trek Bikes (JP)

スプロケットがワイドレンジですね。最近はフロントがシングルのようです。

 

・ダートジャンプhttps://www.riteway-jp.com/bike_img/gt/2020/labomba_pro_grn_2_m.png出展:GT La Bomba Pro (ラボンバ プロ) | 公式日本語Web - GT Bicycles 日本語公式サイト | MTB,BMX,グラベルロード

 

・オブザーブドトライアルhttps://www.chuukiti.net/newsite/wp-content/uploads/2020/08/DSCF5252.jpg出展:BREATH tomorrow 20 | 下関の自転車ショップちゅう吉

サドルがありませんね。見慣れないバイクです。BBの位置が高いです。

 

・プレイバイクf:id:Hakuto-MA:20210217221621p:plain出展:P.3 | Specialized.com

う〜ん。ダートジャンプとの違いがよく分かりません。若干BBが高いかな。フロントがリジットならストトラ車となるのでしょうか。

 

とまあ、以上に分類されています。

クロスカントリーは山道を長距離走るためのもの。

ダートジャンプはジャンプスタントに特化したBMXに近いバイク。

オブザーブドトライアルは、MTBでもトライアルができるじゃないかということでオブザーブドトライアルの名で正式競技となり、やがてバイクトライアルの一部門となってトライアルに特化していったバイク(と解釈)。

プレイバイクはMTBとBMXをミックスさせたバイクという説明があります。

 

以上のように、MTBといっても様々な種類があるのですね。

といっても、トライアル以外、違いがよくわかりません。

なお、トライアルがMTBを使うことから始まったということは初めて知りました。オートバイのトライアルを自転車で行うようになったことは知っていましたが、その始めがMTBだったのですね。

 

MTBの技

ロードバイクで立ちゴケしてから、これはバランスが悪いのだから、スタンディングができるようになればいいのじゃないかという思いつきで練習を始めました。

しかし、関連動画を観ているとロードバイクよりMTBとかトライアルの動画が圧倒的に多いことに気づきます。

そのうちに、「ストトラ」という言葉も出てきました。

うーん、違いがよくわからない。このほかにBMXなんかもあるし。

そこで、一応整理して見ることにします。

  1. MTB・・・アメリカ発祥、自転車でダウンヒルをしていて遊んでいたら、すぐに壊れるので、自分たちで設計して自転車を作ってもらったのが始まり。
  2. バイク(自転車)トライアル・・・MTBでオートバイのトライアルと同じような競技をしているうちに、トライアルに特化した障害を乗り越えるための自転車が生まれた。よって移動手段としては適さない。
  3. BMX・・・これもオートバイのモトクロスを自転車で行うために生まれたもの。次第に様々な競技に分かれていった。それは、レース、フリースタイル、フラットランドの3つに分類できる。そしてフリースタイルにはストリート、パーク、ダートジャンプがある。

そして、BMXがストリートの障害物を利用して遊ぶようになったのと同じように、トライアルでもストリートで遊びたいなとなり、それに適したストリートトライアル(ストトラ)が生まれたみたいです。

トライアルの場合は先祖返りしているみたいですね。

 

・ストリートトライアル

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出展:CZAR ION Plus 24″ – ECHO BIKE


 

さて、こうしてみると、MTBの技というのは、基本的なところはトライアルで行なっている技であり、動きの中ではBMXの技(トリック)があるということなのでしょうか。

そして、基礎となるテクニックは、MTBでもトライアルでもBMXでも共通しているようです。

 

となると、どのタイプの自転車でも基本となるスキルを身につけたいと思いませんか。

 

レッドブルのサイトに「ストリートで練習できる7つのMTBスキル」というのがありましたので紹介します。ただし難易度は高いです。

  1. スキニーズ・・・バイクをまっすぐ走らせる
  2. トラックスタンド・・・静止状態のバイクの上で立ったままの姿勢を維持する
  3. マニュアル・・・バイク後部へ体重移動させることによってフロントを浮かせる技術
  4. バニーホップ・・・走行中に障害物を飛び越える技術
  5. ウォールライド・・・壁に向かってのライディング
  6. ステップス・・・階段下り
  7. コーナリング・・・高速ターンと低速ターン

1から4までは普通ですが、5の壁走行にはびっくり。6の階段下りは恐怖心との戦いですかね、3段くらいなら降りられるのですが。7のコーナリングの動画はみたことがなかったです。でも高速は怖いです。

それに5、6はトライアル車では無理ですよね。

 

それからもう一つ。

ユーチューブのmasamasaチャンネルの次の動画で、初心者向けのトライアルの基本技の紹介があります。

www.youtube.com

紹介している内容は、

  1. スタンディング
  2. こぎ上げステアと沿わし下り
  3. オットピ
  4. 突き出し
  5. ダニエル
  6. リベラ・マイケル
  7. ウィリージャンプ 

こちらも難しそうです(どんな技かは動画を見てネ)。

けれど、この辺を目標にやればいいのだということが分かり、参考になります。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

ところで、基本中の基本であるスタンディングには、様々なパターンがあります。

レッドブルでいう静止状態のままバイクの上で立つのが一つ。

そして前後に揺れながら立っているのが2つ目。

フロントをホップさせてバランスを取るのが3つ目。

リアをホップさせて立っているのが4つ目。

そしてフロントホップとリアホップを交互にやるシーソースタンディングの5つです。

 

今回いろいろ調べましたが、スタンディングだけでもマスターするのに何ヶ月、いや何年かかるのか。

そのうちに歳をとりすぎて体が動かなくなってしまうのではないかと心配しています。

 

では、このへんで

 

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古いジュニア用MTBの再生(3)組み立て〜完成

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いよいよ大詰めの組み立て編です。

さて、どんな風に仕上がったのか。

といってもただ走れる状態に戻すだけなので見た目は変わりませんが。

ただ、ハブには新しいグリースが使われているし、ケーブルにもオイルをつけていて、見えないところの性能がアップしています。

いやー、これって単なる自己満足の世界ってやつですね。

今回は再生計画のラスト、ハブの分解整備と組み立てをお届けします。

 

ハブの分解整備

前輪から始めます。

ハブスパナで内側の薄いナットを押さえて外側のナットを左に回して緩めます。

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少し緩めばあとは手で回せます。

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ハブの中心の軸を抜くと、ボールベアリングが零れ落ちてくるので下に受け皿を用意してその上で抜き取ります。

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フロントはグリースが残っていてそれもまだ綺麗でした。

せっかく外したのでパーツクリーナーでグリースを溶かし、ウエスで綺麗に拭き取ります。

私は厚手のペーバータオルを使いました。

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この写真が綺麗になったベアリングです。合計で20個あります。

 

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新しいグリスをたっぷり塗ります。

 

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その中にベアリングをひとつひとつ詰めていきます。

 

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ゆっくりと軸を差し込み、ナットを指で締めていきます。

最後に締め付けるのですがこれは後からやることにして、次は後輪に移ります。

 

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フリーとは反対側のナットを外すことにしました。

前輪もそうですが、両側を回してしまうと左右の長さを合わせ直さなくてはならなくなるので、片側だけにした方が手間がかかりません。

 

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外したナット類を内側から順に並べました。左側が内側です。

 

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後輪は、前輪に比べてベアリングが奥にあります。

 

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フリー側もベアリングは奥です。

グリースはだいぶ切れていてしかも汚れていました。

軸を抜くとポロリと落ちてきました。

ちなみにフリーは外しませんでした。

 

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ベアリングは指では入れにくいので、ラジオペンチを使いました。

専用のペンチは持っていないので。

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前輪と同じ要領でグリスを詰めてベアリングを入れます。

ここも指では入れづらい。グリスガンか先の尖った容器だといいのですが、カップ入りしかないため小指で詰めました。

後輪はベアリングの数が一つ少なくて9個、両側で18個でした。

 

ここで、1日の終了です。

 

タイヤ交換

本日の作業を始める前のお散歩です。

土手に水仙が咲いていました。気持ちのいい午後です。

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さて、タイヤ交換前にハブのナットを締めて玉当たり調整を行います。

締め過ぎず、緩め過ぎずといった微妙な締め具合を目指します。

ただ締めるだけなので写真はなしです。というか撮り忘れました。

 

そして、フリーにカセットスプロケットを取り付けます。

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ここにも薄くグリースを塗っておきます。

 

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わかるでしょうか。切り欠きの幅が違っているのでこれに合わせてはめ込みます。

 

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次にスペーサーを噛ませます。

 

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あとは残りのギアをはめていきます。

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最後にロックリング締めの工具をはめてスパナで締めこみます。

締め込む時はスプロケットを留める工具は不要です。

 

そしてタイヤです。

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とってもお安いタイヤです。

 

古いタイヤを外すところは省略します。

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チューブにはあらかじめ少し空気を入れておきます。

 

タイヤをはめたらチューブが噛んでいないか一周チェックします。

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こうしてブロックタイヤをはめると印象が変わりますね。

チューブはフレンチバルブです。

携帯用の空気入れはこのタイプのしかないので全ての自転車で統一です。

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前後とも完了です。

 

クランク、チェーンリングの取り付け

右側はクランクとチェーンリング一体型で、取り外しの時とは違い、専用工具(クランク外し)は使いません。

ただ14mmボルトを締めるだけです。

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写真は左側です。

そして写真はこれしか撮っていませんでした。

 

ハンドルの取り付け

ハンドルを取り付けて、ネジを上下交互に締め付けます。

 

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仮じめしていたステムもトルクレンチで6N.mまで締めました。ハンドルも同じ強さです。

 

Vブレーキの取り付け

Vブレーキを台座に取り付けます。

まずは前輪。

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そして後輪。

最後はトルクレンチで9か10N.m。

 

新調したブレーキシューです。

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Vブレーキのシューには種類があって悩みました。

 

Y'sRoadさんのサイトから以下に種類をまとめてみます。 

  • M70T4、M70W 全天候型で磨耗も少なくホイールへの攻撃性も少ない。ウェット時によく効きリムに優しく音鳴りも発生しにくい。
  • S70T、S65T ドライでは制動力が高いが消耗が比較的早め
  • M70T3 制動力は高めだがシューの減りがM70T4に比べ比較的早い。
  • M70T2,M65T,M55T 現在一般的に販売されているVブレーキとは互換性がなく少し特殊な商品

検討の結果、制動力の高いM70T3をチョイス。

 

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こんな感じで仮止めします。

 

ブレーキレバー、グリップシフター、グリップをハンドルに装着

ハンドルにブレーキレバー、グリップシフター、パッキンのようなワッシャー、グリップの順でハンドルにはめ、ブレーキレバーとグリップシフターは仮じめにしておきます。

 

グリップはパーツクリーナーを吹きかけてから入れると簡単に入りました。

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右側も同様。

 

ブレーキワイヤー、シフトワイヤーの取り付け

後ろブレーキのケーブルを見ると、やっぱり劣化がひどいです。

ひょっとして残っているのがあるかも。

先日ほとんど不燃ごみで処分したのですが、「残しておけばよかった」と後悔しました。

それでも念のため探して見ると、1本だけちょうど良い長さ(短さ)のものが残っていました。

ラッキーとばかりに交換します。

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これはクラリスのSTIレバーに付いていたものです。若干細いですね。

 

ブレーキレバー、グリップシフターの位置が決まったので、ワイヤー類を取り付けますが、その前にリアディレーラーを取り付けておきます。

 

リアディレーラーの取り付け

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ネジ1本で留まっています。トルクレンチで10Nmです。

トルクレンチは六角のアダプターしか持っていないので、古い自転車では使える場所が限られますね。

これでワイヤー類が取り付けられます。

まずはブレーキ。

ゴムブーツを用意します。

 

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フロントを取り付けたところ。

 

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こちらはリア。

ブレーキシューの位置を合わせて本締めしました。

フロントは、左右のバネの調子があっていなかったので調整し、最後にアルミのリード管がアームの先の黒いフックからギリギリ外せる位置に調整してワイヤーを本締めしました。

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ワイヤーの先にキャップをはめて終了。

 

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ワイヤーの取り回しは色々試してみましたが、ケーブルの長さが決まっているので結局定位置に収まりました。

やっぱりトップキャップで印象が変わりますね。

 

チェーンの取り付け

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チェーンの長さは前についていたものと同じにします。

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5コマ目の先のピンを抜けばOK

 

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こんな感じでピンを再利用します。

製品には2本のピンがついてきていますが、普通はピンの先にガイド用のピンが連なっていて、まっすぐにピンが刺さるようになっています。

後ろ側の本当のピンが刺さったら、先っちょを折って取っ払います。

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さて、うまくはまるでしょうか。

 

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うまく入りましたが、動きが渋いのでぐりぐりしてなじませます。

 

ディレーラー調整

後から、ディレーラー調整はチェーンをつけていなくてもできることを思い出しましたが、すでにチェーンをつけているので、すこし面倒です。

ギアをローにしてリアディレーラーのLのネジを回してプーリーがローギアと同一線状になるように調整。

続いてギアをトップにしてHのネジを回してプーリーがギアの外側と同一線状になるように調整します。

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フロントディレーラーは説明するのが難しいです。

できればマニュアルを見てね、ということなんですが、今回は初めからではなくて既に調整してあったものに再度ワイヤーを取り付けるだけなので、ちゃんと同じ位置にワイヤーを留めれば済むはずなんです。

けれど、アジャストネジを回して再調整してます。

それは、うまくワイヤーが止められなかったからです。

 

リアはケーブルの先にある微調整用のネジがあるのですが、フロントはそれがないのでディレーラーを指で押しながらワイヤーを締めるという離れ業を行う必要がありました(本当はちゃんとしたやり方があるのでしょうが)。

まあ、ディレーラーを押して止まるところがチェーンに当たらなければそれが正解ということで、3、4回ワイヤーを締め直しました。

インナーは、ただアジャストのネジで内側に入りすぎないようにすればそれでOKです。

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説明が長くなったのにあまり役に立たないと思いますので、やるときは、ぜひマニュアルを参考にしてみてください。

 

ペダルの取り付け

 ペダルを取り付ければ組み立て完成です。

ところがこれがなかなかネジが噛み合ってくれません。

早く試乗したいのに〜

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中華製の安物です。

 

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手で締められるところまで締めていき、最後にスパナでぎゅっと留めます。

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完成です!

グリップの先はバーテープに付属していたバーエンドを取り付けてあります。

 

試し乗り

夕方になってしまいました。

ベルとリフレクターを取り付け、ライトもつけて試乗に出かけます。

 

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河原へやってきました。

シートポストの締め方が甘くてだんだん下がってきてしまうのと、ペダルを漕ぐと左右に回ってしまいました。

 

ロードバイクやMTB改のツーリングバイクと比べてふわふわしていて気持ちがいいです。

ちょっとした小さな段差なんて感じません。

それよりも、ロードのような繊細さとは違い、自然をかけめぐるぞーというおおらかな振動が伝わってきます。

そして、砂利道が楽しーい。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

やりました。終わりました。

新品ではないけれど、自分でレストアした達成感もあってなかなかいいじゃん。

シフトも問題なく決まるし、ブレーキも効きがいい(そりゃ新品のシューだもの)。

そうして既に届いているプロテクターをつけて、しっかり練習しようと心に誓うのでした。

すると、遠くからこんな声が。

「スタンディングすらできないのにフロントアップ(マニュアル)なんてはるか遠い道だよー」

いやいや聞こえません。

 

では、このへんで

 

これまでのMTB再生の記録です。

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古いジュニア用MTBの再生(2)分解〜清掃

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前回は古いジュニア用MTBの分解編をおとどけしました。

しかしながら、クランクが固着して外せず、自力では無理だと観念しました。

そこで自転車店に電話してみると、

「特殊工具が必要かもしれないのでわからないけど、とりあえず持ってきて」

とのこと。

今回は自転車店での顛末と清掃編になります。

 

自転車店の気のいい親父

冒頭でお話ししたように近所の自転車店に電話したところ、気のいい親父さんが出て、とりあえず持ってきてと言うことでした。

そこで、車をやめてしまったため、フレームを担いで歩いて行きました。

到着すると、大型スクーターの整備中でしたが、すぐにみてくれました。

 

もちろん普通のボルトなので特殊工具は必要ありません。

さっそく14ミリのソケットレンチの頭だけをはめて、大型のモンキースパナで外そうとしてくれました。

ところが、がっつり止まっていて動きません。

今度は、エアーインパクトレンチ(今回調べて名前を知った)を使ってやってみました。

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しかしこれもダメ。「やっぱりダメかー」と思っているところに、さっきより大型のインパクトレンチが登場。

先がたわむようになっているので、何もないところで回すと先がブルブルと震えて回ります。

この工具を差し込みスイッチオン。

ガタガタガタ。

すると今度は取れました。おお、ヤッタネ!

そして左側も同じ要領で外せました。

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「たぶんBBも固着していると思うので、BBも外してもらえませんか」というと、さっそく気のいい親父さんが辺りを見回してBB(ボトムブラケット)を外す専用工具を持ってきました。続いてまた辺りを見回し今度はハンマーを持ってきました。

専用工具をBBに差し込み、ハンマーで奥深くまで叩きます。

そしてさっきのモンキーレンチで思い切り回しました。

すると、ガキーンと音がしてBBのかけらが飛びました。親父さんは、

「ダメだね。外れないね」

そして、クランクを止めるBBの中心を回して見て、

「これならガタもきていないし大丈夫だよ」

「少しザーッという音がするのでグリスアップしようと思ったんですよ」というと

「このくらいが普通だよ」ということでした。

 

というわけで、クランクは外せましたがBBは外せないということになりました。

ちなみに工賃として片手相当額をお支払いしてきました。

 

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この写真は自転車店で撮るのさすがにははばかられたので家に帰ってから。

 

まあ、BBの縁が割れて取り外すことができませんが、BBがダメになる頃はこの自転車も寿命ということでしょう。

なお、トップの写真は自転車店の親父さんが、ボルトを外しクランク抜き工具を挿しているところです。

 

フロントフォークとの格闘

気を取り直して、家でフロントフォークの取り外しを行います。

先日は、トップキャップを外し、ステムも外したのにフォークが抜けませんでした。

上からプラハンマーで叩いてもダメでした。

やはり、パッキンのようなものを取らないとダメそうです。

一箇所切り欠きがあるので、ネジが切ってあるのだと思ってドライバーの先をあてて、ハンマーで叩いて左に回してみます。

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いやー全く動きません。

強く叩いていると切り欠きが削れてきました。

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そこで、気長にコツコツと叩いてみます。

「動いたか」とおもったら、単にフォーク全体が左に回っているだけでした。

もう一度、ネット検索して情報を探します。

やる前に調べたところ、同じ構造の自転車は1つのサイトしか見つからず、それにはパッキンのようなものを外してとあるだけで、外し方は載っていませんでした。

 

こんどは検索ワードを色々変えて試みます。

だいぶ時間がかかりましたが見つけました。

そこにはただはめてあるだけなので、それを上に持ち上げれば取れると書いてありました。

なーんだ。分かってしまえば単純なこと。「ああ、頭が硬いな」と反省し、いざ挑戦。

ところが、ドライバーの先で切り欠きのところを上にあげようとするも全く動きません。

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そこで、上に出ている部分の外側からてこの要領で少しずつ押し上げて行くと、少しずり上がりました。

そうやって位置をずらしながらやっていくと、ふっと上に上がりました。

ようやく取れました。

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ベアリングはリテーナーが付いており、下向きでした。

そしてフロントフォークを取り外します。

下のベアリングは上むきに付いていました。

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無事に外せました。

 

なお、ベアリングはなくなると大変なので、清掃してすぐに組み付けます。

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パーツクリーナー(ここではチェーンクリーナーを使用)で古い油を取り除きます。

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下受けにパッキンがあることに気がつきました。

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(だいたい)綺麗になりました。

グリスアップして、逆の要領ではめていきます。

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上側もグリスアップします。

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スペーサーの内側にも薄くグリースを塗っています。

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ステムを取り付ける前に清掃です。

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ボルトにもグリースを塗りました。

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最後はトップキャップ。

 

ところが・・・

ネジを締めすぎてトップキャップが割れてしまいました。

ショックでこの日の作業はこれでおしまい。

 

グリスは昔買ったものでシマノの汎用グリースを使いました。

今だとこれに該当するかな。

  

水洗い

さて、翌日はいいお天気です。

散歩中に満開の蝋梅を見つけました。

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残念ながら匂いは感ぜず。でもみごと。

 

さて、本日は前日の失敗にもめげずに自転車を綺麗にします。

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まずはホイールから。タイヤは処分しますが、はずすとリムが傷つくので後から外します。

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チェーンリングとクランクもブラシで洗います。

 

フレームの清掃

フレームは汚れがこびりついているので、コンパウンドを使いました。

あまりこれを使うと塗装まで取れてしまうので気をつけましょう。

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随分綺麗になりました。

ただ、LOUIS GARNEAUのステッカーの汚れはコンパウンドでは落ちませんでした。

そこで、チェーンディグリーザーをかけてこすってみると、

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このように少し汚れが取れてきました。

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やり過ぎずこのあたりで妥協です。

 

パーツの清掃

まずはシートポストクランプの簡単なところから。

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続いてVブレーキをパーツクリーナー(チェーンクリーナー)で清掃。

 

そしてリアディレーラーのチェーンテンショナーを分解して清掃します。

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分解するとこんなパーツで組まれています(写真は清掃後)。

なお、まだ分解できるのですが、ちゃんと動くのでここままで清掃を行いました。

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クイックレバーも綺麗になりました。

左上にある輪っかがハンドルのグリップシフターを回しやすくするやつで、写真のように割ってしまいました。

なお、油汚れはパーツクリーナーですが、表面の小さな錆や汚れはほとんど真鍮ワイヤーで落としました。これが結構綺麗になるので重宝します。

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ブレーキレバーとグリップシフターの清掃開始。

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ブレーキレバーからワイヤーを取り外します。

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Vブレーキが綺麗になりました。

 

次はグリップシフターです。

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こちらは正常に動くので、ワイヤーはつけたままにしました。

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家に転がっていたタイヤ保護剤をゴム部分と樹脂部分に吹き付けて磨きました。

ブレーキワイヤーも同様です。ただこちらには一箇所ひび割れがありました。しかし気にしないで使用します。

 

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サドルのレールにもサビが浮いていますね。

取り外してやぐらも真鍮ブラシで磨きます。

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あんまり綺麗にはなりませんでした。


長くなったので、ハブの清掃とグリスアップは次回に回します。

そして組み付けまでお伝えできればと思っています。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

いやー、結構失敗しますわ。

落ち着いてやるつもりでいるのですが、ダメですね。

慎重さがかけているのでしょうね。

ともかく、もうすぐ組み上がって乗れそうです。

ウワー、心が弾みます。

交換パーツはすでに届きました。

当初の予定に追加となるのはトップキャップですね。

せっかくなので、再生した記念となるようにちょっとカッコイイのにしました。

どうでもいい(機能に関係ない)パーツだけど、いつも目に入るところなので気分が違うんじゃないかと思います。

では、このへんで

 

前回の記事は

元々の記事は

次の記事は

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古いジュニア用MTBの再生(1)

 

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 先日の古いジュニア用MTB再生計画を実施し始めました。

今回は分解編となります。

さて、どんな発見があるでしょうか。楽しみです。

 

とりあえずペダルとチェーンを分解開始

いよいよ分解します。

さて、どこから始めようか。

とりあえずペダルを外します。

逆ネジがあるので注意します。

左右どちらにあるのか忘れてしまったので、ネットで調べます。

おお、左側が逆ネジ。つまり右に回すと緩むということですね。

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クランクのネジカバーも外しておきました。

 

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左右無事に外れました。

ペダルは六角レンチで外れるものもありますね。

 

次に錆びついているチェーンを切ります。

といってもチェーンカッターを使ってピンを抜くだけなので簡単です。

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こんな感じでネジでピンを押していきます。

 

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外れました。

このチェーンは再利用はしません。

 

Vブレーキを外す

次はVブレーキを外します。

ゴムのブーツがでろでろになってます。

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六角レンチで簡単に外せます。

 

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ご覧の通り外れました。

後ろのブレーキも同様に外します。

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Vブレーキのゴムのブーツは溶け出しているため再利用不可です。

また、ブレーキシューは山は残っていますが、裏側がひび割れているため要交換です。

 

ハンドル周り

続いてハンドル周りです。

ハンドルレバーとグリップシフターのネジを緩めます。

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緩んだらハンドルの内側に少しずらします。

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グリップを抜きます。

グリップの中にパーツクリーナーを吹きかけてじわりじわりと抜いていきます。

今回は近くにあった接点復活剤を使いました。たぶん水でもいけた感じでわりとかんたんに外れるグリップでした。

まえに薄手のグリップを外そうとした時はなかなか外れなくて大変でした。家内のヘアスプレイを借りてようやく抜けましたが、ゴムが溶け出してきてデロデロになりました。

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シフターを抜く前に、ディレーラー側で留めているワイヤーを外します。

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写真はフロント。

 

リアはこんな感じです。

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ハンドルに戻り、シフトグリップとブレーキレバーを抜きます。

しかし、ハンドルバーの先が削れてい外側に出っ張っていたため、引っかかって抜けません。

ヤスリで整えてから抜きました。

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左側を抜くときにシフターとグリップの間にある樹脂の薄いワッシャーのようなものを割ってしまいました。

まあ、それほど支障はないでしょう(ネットで探しても見つからないのでそう思うことにしました)。

このグリップシフターはスラム製でなかなかスマートです。グリップ部分もほとんどベタベタになっていません(ほんのわずかべたべたしますが気にしません)。いま見直してみてもハンドル周りがスッキリしてなかなかいいと思います。

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続いては、サドルを外しシートポストを止めるシートクランプなるものを外しました。

これはただはめてあるだけなので、簡単に外せました。

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続いてリアディレーラーを外します。

ネジ1本だけで簡単に外れます。

つまり強度もあまりないということなので、ぶつけないようにした方が良さそうです。

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あちこち飛びますが、今度はハンドルを外しました。

上下を交互に緩めます。

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トップキャップを外します。

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続いてステムを外します。

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ステムの下にはスペーサーがあります。

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スペーサーの下にパッキンのようなものがあり、フロントフォークは下に落ちてきませんでした。

 

クランクが外れない

とりあえず、フロントフォークを外すとベアリング清掃をしないとならないので、これはここまでとして、クランクを外すことにしました。

 

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ところが、これが固くてびくともしません。

ネジは14ミリのボルトで、それほど錆びてはいません。けれど固着していてどうにもなりません。

工具に差し込むパイプがあればもう少し力が加わるのですが、ちょうどいいものは見つからず、これは自転車店にお願いするしかないと観念しました。

おそらくBBも固着しているだろうからそれも外してもらおうと思います。

 

このほかできることはないかと見回して、リアホイールからスプロケットを外すことにしました。

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赤いスプロケットを外す専用工具は、留め方がわからなくなってしまい、誤ったやり方で取り付けています。

チェーンをからめる方向はあっているのですが、本当は向きが逆で、先っちょをスプロケットに当てるのが正しいやり方です。

けれどもこれでも外れてしまいましたので結果オーライです。

はめているのはロックリングを外したり締めたりする専用工具です。

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一番小さい歯は11Tで大きい方は28Tでした。

 

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よくあるプラのカバーはついていませんでした。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

BBの固着は想定していましたが、クランクが外れないとは。

自転車店が引き受けてくれれば良いのですが。

ただ、普通に回転してガタもないのでこのまま乗ろうと思えば乗れる状態です。

ユニークだったのは、フロントディレーラーをBBで留めているところです。私が知っているのはシートポストに留めるようになっているもので、ほとんどがこのタイプだと思います。

だからディレーラーを交換するにはBBを外さないとならないことになります。ちゃんと動くのでその必要はないのですが。

とりあえずクランクについては自転車店に持ち込むことと、フロントフォークのパッキンのようなものをどうやって外すのかが次の課題です。

今のところ、買い替えが必要と考えられるものは、

  • タイヤ2本(タイヤチューブは日本一周で使ったものとその予備を使用します)
  • ブレーキシュー2セット
  • Vブレーキブーツ2個
  • チェーン1本
  • ペダル1セット

といったところでしょうか。

では、このへんで

 

 

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古いジュニア用MTB再生計画

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眠っていたMTB。

それも20年くらい前のジュニア用のMTB。

直せばまだ乗れそうだ。

よし、これでスタンディングやフロントアップの練習をするぞ!

そんなことを夢見た定年後のおじさんは自転車の再生計画を立てました。

さて、今回はそんな計画の話です。

 

古いジュニア用MTB

長男が小学生の時に買った古いMTBが実家に放って置かれています。

実家に戻ってきたので、このMTBを再生してみようと思いました。

フレームサイズが370なので、フロントアップなどの技を練習するには丁度いいかと考えたわけです。

ルイガノというカナダのブランドでがガノーの廉価版、あるいはカジュアル向けなのがルイガノ。

ただ実際は、カナダ企画しているガノーも生産は台湾。ルイガノはアキコーポレーションがライセンス契約をして日本で企画・生産していたようです。

そして、2017年に「サイクルベースあさひ」のあさひ(株)が日本販売代理権を取得して販売しています。

さらにカナダのルイガノ社は昨年経営破綻をしたということで、結構波乱があったようですね。

 

さて、我が家のルイガノ。製品名はたぶん「LGS5」。

ホイールは26インチです。フロントフォークはSR suntour のサスペンションがついています。

平塚駅の近くのセオサイクルというところで安売りしていたものですが、今はもうその場所にセオサイクルはなくなってしまいました。

 

自転車の仕様を以下にまとめると、

 

フレーム:アルミフレーム
フレームサイズ:370mm
ホイールサイズ:26インチ
ディレーラー:ALTUS フロント3段、リア7段
ギア:フロント 42-34-24
   リア ?-28
クランク:170mm
ブレーキ:前後ともテクトロ製Vブレーキ
リム:FEMCO A564A 26X1.50

現状:チェーンが錆びついて固まっている。あとは分解して見ないとわからない。

 

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再生計画と方針

とりあえず、本格的なオフロードは走らないことやスタンディングやフロントアップ(マニュアルっていうの?)などのテクニックを練習するために使うという目的を考えて、できるだけ普通に乗れるくらいの状況に持っていければOKとします。

 

そして、古い自転車の再生の様子をブログに記録して発信したら、役に立ててもらえる人がいるかもしれないと考えました。

 

では、以下に古自転車再生計画をまとめます。

 

(1) やること

古い自転車を再生する。

(2) 再生する目的

自転車メンテナンスの練習と再生したMTBでフロントアップなどのテクニックを習得すること。

(3) 方針
できるだけ現在の部品を再生してなるべくお金はかけない。

なお、楽しみながらのんびりと行うことと、ちゃんと写真で記録すること。

つい気持ちがはやって頑張りすぎるので、腰が痛んだり、写真を撮り忘れたりするので気をつけたい。


(4)手順

  1. とりあえず分解して掃除
  2. その際に使える部品はそのまま使い、壊れた部品や消耗部品(ブレーキシューやタイヤなど)は交換することとして部品を発注
  3. 致命的な損傷がなければサビ落しなどして少し磨く
  4. 組み付ける

 (5)その他

もう1ヶ月以上スタンディングの練習もしていないので、この自転車が再生したらしっかり練習し、フロントアップなども練習してできるよう頑張りたい。

そのためには、防具(すね当てや膝・肘ガード)なんかも揃えたいと考えている。これまでなんども痛い思いをしているので、つい気持ちが萎えてしまうのを防ぐため。

 

フロントアップ、マニュアルとは(ハードルが高いなあ)

www.youtube.com

はたしてこんなのできるだろうか。

本当は、上達して本格的なMTBで走るのが夢のまたユメです。

  

中古を買ったほうが安いのではないのか

そんな苦労して直さなくてもいいのじゃないかという考えが頭をよぎります。

でも、ちょっと待った。

「物を粗末にしてはいけません」て教えられて育った世代。いくら廉価版でさらに安売りだったとしてもちゃんとしたブランド?の製品。ようはもったいないということ。

でもそれだけではありません。

自転車メンテナンスもしばらくやらないと忘れてしまうんです。

ペダルのネジが逆ネジなのはどっちだっけ? とか。(早速チェックしました。左側でした。)

だからせっかく覚えた知識とか手順とかを忘れないためにはとってもいい教材なのです。

 

デメリットは、壊してしまう恐れ。

でも、壊れたら壊れたで処分することの決断ができます。

だからデメリットはほとんどありません。

強いていえば、お金がかかること。

それでも中古で買うよりは安い。

それに本格的に乗ろうとしたら、ちゃんとした(高い)MTBじゃないとすぐに壊れそうです。

たぶん、壊れるほど乗りこなせないとは思いますが。

 

幸い、フロントサスはイカれていないので、たぶんタイヤとチューブ、チェーンそしてブレーキシューの交換くらいで済むと思われます。

さて、あとは昼間の暖かい時間に少しずつ整備していきます。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

改めて車種をネットで調べると今でもほぼ同じコンセプトで売られているようで嬉しくなりました。

この自転車の後に、下の子に買ったTOYOTA(たぶん)とか書かれた一見おしゃれな自転車は、ものすごく重たくてもうずいぶん前に処分しました。

買い物はすこしでも安いほうがいいですが、少し高くなってもちゃんとした作りの廉価版のほうが長く使えるのではないかと思いました。

うまく再生できたら、このMTBの他にロードバイク、ツーリング用に改造したMTB兼街乗り用の3台を乗り分けられることになります。

考えるだけでルンルンです(実際はそんなに乗っていないのですが)。

また、再生の状況を載せますので是非またお読みください。

では、このへんで

 

 

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MTBのドロップハンドル化 ロードバイク風に改造

 

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昔流行ったMTBを蘇らせたい。
 
すでにオンロード用のタイヤに変えているけどハンドルもロード風にしたい。
 
けれど、そんなにお金をかけたくない。
 
 
どうやれば自分で改造できるのか、費用はどのくらいあれば済むのかって意外と分からないと思います。
 
かつての私もそうでした。
 
今回は、そういったことをお伝えします。
 
 
【目次】
 
昔流行ったMTBを蘇らせるには、綺麗に磨き上げ、現在の部品と同等の新しい部品に交換してしっかり注油する。
 
自分でやればこれだけで愛着が湧くし、休みの日に乗るのが待ち遠しくなったりします。
 
ただ、ブロックパターンのぶっといタイヤは街中でチョイ乗りならいいけれど、少し遠くまで走ろうとすると抵抗が大きすぎてなかなかスピードが出せず、疲れてしまいます。
 
そんなとき、街乗り用の細いタイヤにするだけで、これが同じ自転車かと思うくらい早く、そして軽快に走れます。
 
そうして休日に少し遠くまで走りに行くと、後ろからロードバイクにどんどん抜かされていきます。
 
「カッコいいなあ」「早いなあ」と羨ましくロードバイクを見送ることになります。
 
そして、スピードには関係なさそうだけど、あのドロップハンドルで走ってみたいと思うようになります。
 
実はこれ、かつての自分の姿です。
 
そうしてドロップハンドルをつけるのには何を交換しなければならなのか、費用はどのくらいあればいいのか、ネットでいろいろ調べました。
 
ところが、交換部品を変えるには自分の自転車に合うサイズのものを買わなければなりません。まずはそこで苦労しました。そして自転車の構造も昔と今では違ってきています。
 
ですから、すべての方の自転車に対応してはいないかもしれませんが、できるだけ苦労をせずに、MTBのドロップハンドル化ができることを願って説明をしていきたいと思います。
 
 
 

最低限交換する部品

 
最低限交換しなければならない部品は、
  1. フラットハンドル→ドロップハンドル
  2. ステム
  3. ブレーキレバー
  4. シフトレバー
  5. グリップ→バーテープ
以上の5つです。
 
ドロップハンドルは当然ですね。
ステムとはフォークとハンドルをつなぐ前に飛び出している部品です。
ブレーキレバーはわかりますね。
シフトレバー、またはシフターと呼ばれる変速レバーです。
グリップは、ハンドル全体になるのでハンドルに巻くテープがバーテープです。
 
 

なぜハンドルだけで済まないのか

 
上で述べたようにハンドル以外にも交換しなければならない部品があります。
 
ステムはアップライトのものが多いと思いますが、それでは高すぎるのでもっと角度のないものに、そして、ハンドルを持つところが前に出るので、少し短いステムに変えてやる必要があります。
 
例えば、フォークの角度が73度あったとすると、17度のステムをつければ水平になります。
 
ステムの長さは、あとで述べるハンドルのリーチの長さを考慮して決める必要があります。
 
そのほかのレバーなどを交換するのは当然ですね。
 
けれど、これは本当に最低限で、他にも変えなければならない部品もあるかもしれません。
 
それは、交換したい部品と交換しない部品との互換性を合わせる必要があるからです。
 
もし、シフトレバーを10速対応のものに変えたい場合は、リアのスプロケットを10速にしなければなりません。
 
すると、当然ホイールを交換する必要があります。それだけではありません。フロントのチェーンリングも10速に対応したものに変える必要があり、もちろんチェーンも交換が必要です。
 
 
 
 

部品の取り付け方と予備知識

 
部品を取り付ける際の予備知識として覚えて欲しいことを簡単に述べます。
 
それはまず、自分の自転車をよく知ることです。
 
先にも述べましたが、スプロケットは何速(何枚)なのか、フロントのチェーンリングは何枚なのか、フォークの径は何ミリなのかなどということです。
 
 

フォークとステムについて知る

 
まず、フォークはどんなタイプでしょうか。フォークとは、ヘッドというフレームの先端の中を通って前輪とハンドルを固定している食器のフォークのような形をしたパーツです。
 
このフォークは、現在はヘッドから先端が飛び出しているアヘッドタイプ(ねじ切りなし、スレッドレスともいいます)が主流ですが、昔はスレッドタイプが一般的でした。これは上にネジが切ってあり、ヘッドから先があまり飛び出ていません。
 
アヘッドタイプなら、フォークの飛び出している部分にステムを取り付け、そのステムにハンドルバーを取り付けます。
 
 
 

アヘッドタイプのコラム径は

 

25.4mm(ノーマルサイズ)

28.6mm(1-1/8インチ オーバーサイズ)

31.8mm(スーパーオーバーサイズ)

1.5インチ(ワンポイントファイブ)

キャノンデールサイズ(1-5/8インチ)

 

などの規格があります。

  

また、ハンドルを取り付ける部分のバークランプは、通常25.4mm、26.0mm、31.8mmなのでハンドルバーを選ぶ際はこのサイズに合わせます。
 

 

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スレッドタイプの場合は、二通りのやり方があります。
 
ひとつは、コラムと言われるフォークの中に通すパイプとステムが一体となったものを使う場合です。現在あなたの自転車についているようなタイプです。
 

 

 
このコラム一体型のステムを探すときは、フォークコラムの内側からウスというもので止めます。
 
ですから、フォークコラムの径を把握しておく必要があります。
昔のMTBなら、28.6mmのものが多いと思いますが、もう少し細ければ25.4mmだと思います。
  
合わせ方は、1インチ(25.6mm)のフォークコラムの場合は22.2mm、オーバーサイズ1-1/8インチ(28.6mm)のフォークコラムの場合は25.6mmのスレッドステムを使います。
 
そして、もう一ケ所サイズを合わせなければなりません。それはハンドルバーのクランプ径です。スレッドステムのバークランプ径はたいてい25.4mmか26.0mmになります。
  
ハンドルバーを選ぶ際は、このクランプ径が一致するサイズを選ぶ必要があります。
一般的なハンドルバーのクランプ径は2種類で、31.8mmと26.0mmです。
 
したがって、スレッドステムを選ぶ際は、バークランプ径が26.0mmのもので、さらにコラム径を合わせることになります。
 
このステムはシンプルで良いのですが、あまり多くの種類が流通していないのが欠点です。
 
 
 
 
もう一つの方法は、アダプターを使いスレッドタイプのフォークにアヘッドタイプのステムを取り付ける方法です。見た目をアヘッドタイプと同じようにしてしまおうというもので、これを使えば様々な種類のある中からステムを選ぶことができます。
 
 
ただし、このアダプターもサイズがいろいろあるわけではないので、コラム径に合わせてさらにアダプターで径を合わせる必要がある場合があります
 

 
 
また、アヘッドタイプのステムを選ぶ際は、アダプターの多くが28.8mmのコラム径なので、この規格のものを選びます。
 
  

ハンドルバーを知る

 
ドロップハンドルにも種類があり、形状とサイズを選ばなくてはなりません。
 
形状は3つのタイプがあり、次のようになっています。
 
1シャロー(クラシックスタイル)

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2アナトミック(下ハンが直線的、レバーが遠い)

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3アナトミックシャロー(シャローとアナトミックをミックスしたもの。初心者向き)

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使ったことがなければどれが良いのか分からないと思います。最初に使うなら、アナトミックシャローのものが良いと思います。
 
このほか、リーチという前に伸びている長さと、上のハンドルと下のハンドルとの差のドロップいうサイズの違いがあります。

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サイズ(幅)は、だいたい380mm,400mm,420mm(芯ー芯、左パイプの中心から右パイプの中心までの長さ)のいずれかになると思います。違う測り方をしている場合はその旨の記載があるはずなので注意してください。
 

適正サイズは、一般的には前かがみになったときの肩幅を測るのが良いとされていますが、これは目安なので自分にしっくりくるサイズを決めるのはなかなか難しいところです。お店でサンプルを握ってみるのが一番わかると思います。

 
クランプ径は、26.0mmと31.8mmの2つのサイズが一般的です。
 
ここまでで気をつけることは、
 
  1. スレッドタイプのフォークの場合は、フォークコラムの径に合わせてスレッドステムまたはアヘッド変換アダプターを選ぶ。
  2. アヘッドタイプのステムを選ぶ際はフォークコラム径を合わせる。
  3. ハンドルを選ぶ際はステムのバークランプ径に合わせる。
 
ということです。
 
ハンドルバーの一例を載せておきます。
 
 

シフトレバーについて知る

 
シフトレバーは、つぎの5つのタイプがあります。
 
1ダウンチューブに取り付けるWレバーと言われるもの
 
2コラムに取り付けるもの
 
別途上のレバーが必要です。
 
 
3ハンドルに取り付けるもの
 
4ハンドルエンドに取り付けるもの
 
5ブレーキレバー一体型(シマノ場合STIと呼ばれるもの)
これには、シフトケーブルがついてきます。 
 
 

ブレーキについて知る

 
ドロップハンドル用のレバーが必要になります。
上記のSTIレバーにすればブレーキを買う必要はありません。
 
こんなものです。これはダイアコンペのものですが、シマノ製もあります。
ブレーキは命に関わる部品なので、取り付けは必ずメーカーのマニュアルを 見て取り付けてください。
 
なお、ブレーキによっては引きしろが足りない場合があるので、その辺りも必ず確認の上購入してください。
 
シマノBL-R400のマニュアルはこちらです。
  
 
費用については、それぞれのパーツの画像等にリンクが貼ってありますので、そこからおおよその金額はつかめると思います。
 
なお、バーテープは1,000円くらいからあります。 
 
これからタイヤを交換したい方はこちらの記事をどうぞ。
 
 
 

まとめ

 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
以上が最低限でのドロップハンドル化でした。
 
改造は以前行って作業工程は撮影していないので、また機会がありましたら記事にしたいと思います。
 
ただ、すこし自転車整備をしたことがある方なら、今回の内容でおおよそわかると思います。
 
不明な点がありましたら、コメントまたはお問い合わせフォームでご連絡ください。
 
ともかくやってみることに価値があると思っています。
 
健闘を祈ります。
 
 
では、このへんで
  
 

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