Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

2019.6.5 PART Ⅱ 北海道一周の旅 北海道1日目(自転車日本一周38日目)

6月5日(水)、雨のち曇り 新日本海フェリー小樽港から札幌市 42.34キロ

明け方、定刻通り小樽に入港する。気温は13度、予報どおりの雨。肌寒い。けれど小雨なのでたすかる。雨で滑らないように慎重に船から降ります。
 
まだ薄暗い中、大きなザックを背負った青年に別れを告げて小樽市内へ向かいます。街はとても静かです。
 
とりあえず暖かくて食事のできるところを探します。すると牛丼チェーンの看板が見えました。注文した品を運んでくれた店の女の子が、
「自転車ですか。私も乗り始めたんです。ただ、坂が多くて」と笑顔で挨拶してくれ、なんだか晴れやかな気持ちになりました。
 
雨で靄ってはいるけれど、やはり小樽に来たからには坂の上に行くしかありません。それで小樽公園の見晴台まで行って見ました。靄って何も見えないけれど、あそこに港があると思うだけで満足です。
 
公園の下にあるコンビニで暖かいコーヒーを飲みながら、札幌の整形外科を検索してみます。いくつか候補が上がりましたが、まだ開いていないので、その時間になったら予約しようと思います。
 
札幌に向かっている途中で雨脚が強くなってきました。車道は綺麗なのに歩道は荒れています。左手は添えて入るだけですが、段差のあるときは左手を離して衝撃が来ないようにしています。
 
歩道を走っていると右車線に入れないところがあり、神経を使いながら道路を横断。サンダルで水たまりの中を歩きます。
 
たぶん札幌までの半分くらいまできたところで、あまりの雨の強さに横断歩道の下に避難してやり過ごします。その後だんだん雨が弱くなっていき、11時前には雨が上がりました。
 
そして雨が上がった11時頃に、札幌の「ほしい小児科・整形外科」という病院で診てもらいました。小児科がメインのようでちょっと入りづらい感じでした。年配の医師にレントゲンを撮ってもらうと、
「骨折してますね」
えっ、骨折?
 
「腕にはとう骨と尺骨の二本の骨があり、この尺骨が折れて、ほら、この写真の方がよくわかりますね」とレントゲン写真を見せてくれました。それは素人が見ても明らかに骨折と分かるほどはっきりしていました。
 
ヒビ程度だったらこのまま旅を続けようと考えていました。けれど骨折。そして先生は
「関節なので手術をした方がいいでしょう。手術するならなるべく早い方がいいです」その一言で観念し、明日、家に帰ることに決めました。
 
夕方、元職場の友人に再会。その時に事情を説明し、しばらく自転車を預かってくれるようお願いすると快く引き受けてくれました。
 
絶対に戻ってくるぞ。そう決意して、ジンギスカンをたらふく食べ、サッポロクラシックがぶがぶを飲んで札幌の夜を満喫しました。
 
おわり 
 

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小樽公園到着

 

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小樽公園で記念写真

 

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展望台からの眺め

 

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ギプスシーネで固定 自転車は乗りにくい

 

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札幌の夜を満喫

 

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最後までお読みいただき

ありがとうございました!!

 

これで、自転車日本一周の旅日記はおしまいです。
旅日記をつけ始めたのが旅を再開した9月下旬。それから日本一周を達成した2月11日までの日記を公開しました。
 
抜けていた、旅の出発から中断するまでを、後から写真とメモを頼りに当時の気持ちになって書いたのがこの「PART Ⅰ 奥の細道と東北の旅」でした。
 
そして今日の「北海道の旅 1日目」で完結ということになります。
明日は、備忘録を兼ねて、札幌から自宅に帰るまでと手術、その後の経過、そして札幌に戻ってきて再出発するまでを簡潔にまとめてみようと思います。

 

これからも応援

よろしくお願いします!!