MTBで遊べる技っていったいどんなものがあるの?
そもそもMTBってどんな自転車のことをいうの?
MTBみたいな自転車っていっぱいありそうだけど、どんな違いがあるの?
そんなふうに思ったことはありませんか。
実はこれはすべて私の疑問です。
古いMTBを復活させたので、ちゃんと調べてみました。
MTBとはどんな自転車
まず、素朴な疑問。MTBってどんな自転車のことをいうのか。
そこで日本マウンテンバイク協会のサイトをみてみました。
そこには、マウンテンバイクの定義として
荒野、山岳地帯等での高速走行、急坂登降、段差越えなどを含む広範囲の乗用に対応して、軽量化並びに耐衝撃性、走行性能および乗車姿勢の自由度等の向上を図った構造の自転車
とあり、仕様としては
- 悪路・荒地での安定の良いフラットハンドル
- サドルの調整幅が100mm以上。軽量で衝撃に強い頑丈なフレーム
- 泥詰まりしにくく、制動力に優れたカンチレバー形キャリパーブレーキ
- 車輪径が24または26で1.5以上の幅の広いブロックパターンタイヤ
- ワイドレンジのチェンジギア
となっていました。
あれー、HP更新されてないんじゃない。最近の自転車はディスクブレーキなんじゃない。それに26インチは古いっていうじゃない。
ウィキペディアの方をみて見ると随分と詳しく書かれています。
ブレーキに関しては「ダウンヒル以外のほぼ全ジャンルでエントリーモデル以外はディスクブレーキ装備となっている」と書かれています。それに、カンチの次にVブレーキが主流になって、そしていまディスクになったとあります。
ホイール径は、HE(フックドエッジ)26インチだったのもが競技用として2000年代に29インチ(700Cと同径)があらわれ、一般用でも現在は26インチから新しくあらわれた650B(27インチ)に移行しているとのこと。そしてタイヤは1.75〜2.2インチの幅が多いそうです。
自転車タイヤを交換して遊ぼう 【互換性がこれで分かる】 - Hakuto-日記
MTBの種類
では、どんな種類があるのでしょうか。同じくウィキペディアでの分類です。
・クロスカントリー出展:Procaliber 9.5 | Trek Bikes (JP)
スプロケットがワイドレンジですね。最近はフロントがシングルのようです。
・ダートジャンプ出展:GT La Bomba Pro (ラボンバ プロ) | 公式日本語Web - GT Bicycles 日本語公式サイト | MTB,BMX,グラベルロード
・オブザーブドトライアル出展:BREATH tomorrow 20 | 下関の自転車ショップちゅう吉
サドルがありませんね。見慣れないバイクです。BBの位置が高いです。
・プレイバイク出展:P.3 | Specialized.com
う〜ん。ダートジャンプとの違いがよく分かりません。若干BBが高いかな。フロントがリジットならストトラ車となるのでしょうか。
とまあ、以上に分類されています。
クロスカントリーは山道を長距離走るためのもの。
ダートジャンプはジャンプスタントに特化したBMXに近いバイク。
オブザーブドトライアルは、MTBでもトライアルができるじゃないかということでオブザーブドトライアルの名で正式競技となり、やがてバイクトライアルの一部門となってトライアルに特化していったバイク(と解釈)。
プレイバイクはMTBとBMXをミックスさせたバイクという説明があります。
以上のように、MTBといっても様々な種類があるのですね。
といっても、トライアル以外、違いがよくわかりません。
なお、トライアルがMTBを使うことから始まったということは初めて知りました。オートバイのトライアルを自転車で行うようになったことは知っていましたが、その始めがMTBだったのですね。
MTBの技
ロードバイクで立ちゴケしてから、これはバランスが悪いのだから、スタンディングができるようになればいいのじゃないかという思いつきで練習を始めました。
しかし、関連動画を観ているとロードバイクよりMTBとかトライアルの動画が圧倒的に多いことに気づきます。
そのうちに、「ストトラ」という言葉も出てきました。
うーん、違いがよくわからない。このほかにBMXなんかもあるし。
そこで、一応整理して見ることにします。
- MTB・・・アメリカ発祥、自転車でダウンヒルをしていて遊んでいたら、すぐに壊れるので、自分たちで設計して自転車を作ってもらったのが始まり。
- バイク(自転車)トライアル・・・MTBでオートバイのトライアルと同じような競技をしているうちに、トライアルに特化した障害を乗り越えるための自転車が生まれた。よって移動手段としては適さない。
- BMX・・・これもオートバイのモトクロスを自転車で行うために生まれたもの。次第に様々な競技に分かれていった。それは、レース、フリースタイル、フラットランドの3つに分類できる。そしてフリースタイルにはストリート、パーク、ダートジャンプがある。
そして、BMXがストリートの障害物を利用して遊ぶようになったのと同じように、トライアルでもストリートで遊びたいなとなり、それに適したストリートトライアル(ストトラ)が生まれたみたいです。
トライアルの場合は先祖返りしているみたいですね。
・ストリートトライアル
出展:CZAR ION Plus 24″ – ECHO BIKE
さて、こうしてみると、MTBの技というのは、基本的なところはトライアルで行なっている技であり、動きの中ではBMXの技(トリック)があるということなのでしょうか。
そして、基礎となるテクニックは、MTBでもトライアルでもBMXでも共通しているようです。
となると、どのタイプの自転車でも基本となるスキルを身につけたいと思いませんか。
レッドブルのサイトに「ストリートで練習できる7つのMTBスキル」というのがありましたので紹介します。ただし難易度は高いです。
- スキニーズ・・・バイクをまっすぐ走らせる
- トラックスタンド・・・静止状態のバイクの上で立ったままの姿勢を維持する
- マニュアル・・・バイク後部へ体重移動させることによってフロントを浮かせる技術
- バニーホップ・・・走行中に障害物を飛び越える技術
- ウォールライド・・・壁に向かってのライディング
- ステップス・・・階段下り
- コーナリング・・・高速ターンと低速ターン
1から4までは普通ですが、5の壁走行にはびっくり。6の階段下りは恐怖心との戦いですかね、3段くらいなら降りられるのですが。7のコーナリングの動画はみたことがなかったです。でも高速は怖いです。
それに5、6はトライアル車では無理ですよね。
それからもう一つ。
ユーチューブのmasamasaチャンネルの次の動画で、初心者向けのトライアルの基本技の紹介があります。
紹介している内容は、
- スタンディング
- こぎ上げステアと沿わし下り
- オットピ
- 突き出し
- ダニエル
- リベラ・マイケル
- ウィリージャンプ
こちらも難しそうです(どんな技かは動画を見てネ)。
けれど、この辺を目標にやればいいのだということが分かり、参考になります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ところで、基本中の基本であるスタンディングには、様々なパターンがあります。
レッドブルでいう静止状態のままバイクの上で立つのが一つ。
そして前後に揺れながら立っているのが2つ目。
フロントをホップさせてバランスを取るのが3つ目。
リアをホップさせて立っているのが4つ目。
そしてフロントホップとリアホップを交互にやるシーソースタンディングの5つです。
今回いろいろ調べましたが、スタンディングだけでもマスターするのに何ヶ月、いや何年かかるのか。
そのうちに歳をとりすぎて体が動かなくなってしまうのではないかと心配しています。
では、このへんで
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