Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

磨けば光る 【古いモリタのシェラカップ】

 

最近は出番の少ないシェラカップがある。

そもそも日帰り登山でなければシェラカップを使う機会はあまりない。

だからよけいに日の目を見なかったのである。

ところが磨いてみたら輝き出した。

いまではシェラカップの中では一番使うようになった。

それは・・・

 

思い出のシェラカップ

シェラカップは20代の頃(今から40年も前のこと)、BE-PAL という雑誌で知った。

当時は本物のシェラカップは高価で、お金のなかったぼくにはとても買えなかった。

本物というのは、

簡単に言うと、自然保護団体シエラクラブのカップのことで、正式にはシエラ・オリジナル・カップ。

当初、会員証の代わりにそのカップを配布したが、その後資金集めのために販売される。

その後、バックパッキングブームが起こり、バックパックにシェラカップをぶら下げるスタイルが流行したことから、各アウトドアブランドが、こぞってこのシエラクラブのカップと同じようなカップを作るようになり、それらもまとめてシェラカップと呼ばれる。

 

以前記事にしているので詳しく知りたい方はコチラを参照願います。

シエラクラブのシェラカップ 【自然愛好家の証】 - Hakuto-日記

 

 

現在、カップの販売は行われていないため、プレミアがついてメルカリでも安いもので5千円ほど。綺麗なものは1万円以上で売られている。

当時のことを思い出すと、単に商品として紹介されていたと言うことよりも、作家の片岡義男さんがBE-PALに寄稿したエッセイの内容に憧れた。それは、車で出かけて気の向いた時にエスピットでお湯を沸かしてコーヒーを飲むと言うようなことが書かれていた(と記憶していた)。このスタイルに憧れたのだった。

 

ちなみにこのことも記事にしている。

エスビットと片岡義男のエッセイ - Hakuto-日記


残念ながら、記事にした時は片岡義雄さんのサイトで無料で読むことができたが、その後非公開となり、現在は片岡義男.comで読めるようになったようだ。

kataokayoshio.com

 

だが、ぼくの記憶はいつの間にか書き換えられていたようで、コーヒーは紅茶だったし、お湯を沸かしたのはシェラカップではなかったみたいだ。ただし、エスビットについては間違ってはいない。

 

ともかく、そんなことで外でシェラカップでお湯を沸かしてコーヒーを飲むというのに憧れたのだった。

そして当時安かったモリタ製のシェラカップ(たぶん千円以下だったと思う)を買った。

 

当時のシェラカップはみなステンレス製で、もちろんチタン製品などまだ出回っていなかった。

その後シエラクラブのシェラカップを手に入れ、BE-PALのオリジナルシェラカップも購入した(こちらは現在行方不明)。

 

モリタ製のシェラカップは至ってシンプルで、底に小さな文字で「18-8 STAINLESS STEEL JAPAN」と刻まれているだけである。

このシェラカップは、昔10月に登った北岳のテント場で寒さに耐えきれず、空焚きをして暖をとった思い出がある。

 

そのせいで、底が少し膨張し、押すとペコっと凹んで甲高い音がするようになった。

そしてステンレス特有の焼き色がついてしまった。

登山口ですでにへばる【北岳登山その1】 - Hakuto-日記

ご来光と教訓 【北岳登山その2】 - Hakuto-日記

 

 

焼き色は落ちるのか

ふと、思い立ってこのシェラカップを磨いてみようと思った。

焦げとかでは無く、地金の色が変色しているカップである。

当然、洗剤などでは落とせるものではない。

これまで乱暴に扱ってきたのでどうなっても悔いはない。

ということで、耐水のサンドペーパーで磨いてみることにした。

するとどうだろう。

これが綺麗になっていくのである。

これまで黒ずんでいたものが、ステンレスのあの銀色が現れてきた。

こうなるとなんだか嬉しい。

喜びながら全体を磨き終えた。

ご覧とおとりである。

 

 

 

現在の主力カップ

冒頭で、あまり出番がなくなったと言うことを書いた。

確かに登山での出番は無くなったが、じつは家庭での出番が増えたのである。

自炊をするようになってから、米はユニフレームの炊飯用の鍋を使い、ガスレンジの炊飯モードで炊いてきた。

しかし、これだと炊飯がうまくならない。全てお任せだからである。

 

そこで、アルコールストーブを使って外で炊飯するのにはどのアルコールストーブが適しているのか(いろいろ自作したので色々な種類のアルストがある)、燃料はどのくらいが適量なのかなどを実際に試してみた。

 

鍋もいろいろと試してみた。

そのなかにモリタ製シェラカップが入っている。

 

シェラカップで炊飯できるようになったのは、シェラカップリッドが100均で買えたからだ。

シェラカップ炊飯では米は0.5合が適量だ。2/3合の時はダイソーメスティン、1合の時はトランギアのメスティン(1.5合炊き)がちょうど良い。

 

ダイソーメスティンの1合炊きで1合を炊くと、吹きこぼれが多くなってしまう。だから少し少なめで炊くのがちょうど良いのである。

 

燃料は、気温や風などによって量を調節する必要があるが、家の中(もちろん換気扇の近く)ではほぼ一定になる。

 

最近わかったのだが、気温と燃料の量の他に米によっても変わるようだ。

現在、玄米を定期便で送ってもらうようにしたが、米の種類が選べない。送られてきたものはこれまでの品種とは違うものだった。今まで通りの燃料の量で炊くとかなり硬くてポロポロに炊けてしまった。

それなのに底は水っぽいままという具合。

 

そこでふたたび試行錯誤をしている。

 

まあ、そんなわけでモリタ製シェラカップは高頻度で使われているというわけである。

 

 

最後に

 

使い込んで黒くなった鍋のほうが愛着が湧いていい、という方もいるだろう。

僕もそう思いたいと思ってきた。

だが、綺麗なほうが使いたくなるのだ。

使っていて気持ちがいいのである。

これは理屈では無く感覚だ。

落とせない汚れは仕方がないが、落とせるものを落とすとやっぱり気持ちがいい。

これは性分のようである。

 

では、このへんで

 

 

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