Hakuto-日記

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病室日記2 【甘えん坊の大きな坊や】

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先日の骨折で入院した病室は6人部屋でした。

私の入院した病院だけなのかはわかりませんが、整形の病棟にはお年寄り(70代以降)の方が目立ちました。

しかし、前回の肘の骨折の時とは違い、今回の病室は若い人が多く、さらに静かな方が多くて助かりました。

そういえば中学の時に入院した整形の病棟は若いひとだらけだった記憶があります。

今回は、先日の病室日記の第2弾になります。

6人部屋の病室

最近ではめずらしいと思いますが、入院した病室が6人の大部屋でした。

その病室では私が一番最後に入り一番早くに退院しました。

 

入り口から左手前が20代らしき若者で足の骨折。転院先を探していました。
けれどなかなか見つからず、場合によっては自宅でリハビリをすることも検討することも考えておくような話をしています。

この若者は物静かで、看護師さんが定期検査に来た時に話をしていてその存在が分かるといった感じでした。

 

その隣はたぶん40代前半くらいの方で、私の向かいの位置になります。

私と同じ日に手術で、時間は私の後からの手術でした。

その方も穏やかな方で、ナースコールを使っていたのは手術した日とその翌日くらいでした。


手術後、ドクターが巡回で様子を見に来た時の話を聞いていたら、どうやらロードバイクで事故ったらしく、膝のお皿が割れてしまったたようです。

手術した日の夜中は痛くて辛かったと思いますが、決して唸るようなことはありませんでした。

 

というのは、前回入院した(肘のワイヤーを抜く手術)とき4人部屋だったのですが、隣の70歳くらいの方が昼も夜も「あー、はー、イター」と唸ってばかり。

そしてたびたびのナースコール。そのたびに看護師さんには
「痛くて眠れないよ」と言っていました。


ところが、痛いと唸っていないときは大きなイビキをかいているのです。
もうこちらの方が眠れずにほとほと参りました。

 

たった1例をもって判断してはいけないと思いながら、年寄りは「意気地がないなあ」と思ってしまいました。

そうして自分も気をつけようと思いました。

そのようなことがあったので、膝の手術を受けた方が静かにしていることが「がまん強いなー」と思ったのでした。

 

さて、その隣の窓側の方が先日の病室日記でご紹介した腰を骨折したちょっと面倒くさい方でした。

challe.info


窓際のもうひとりの方はどうやら整形外科での入院ではないようで、お腹に水が溜まり、気分が悪くなったり熱が出たりと辛そうでした。そのうえあまり尿をためておくことができず、さらにお腹もゆるくて幾度もゆっくりゆっくりと歩いてトイレに行っていました。

 

年齢は40代半ばくらい。

整形の病室は元気のある方が多いので暗くなくていいです。内科に入院したことはありませんが、このような方が多いとどうしても暗くなってしまいますね。

 

その方の隣が私で一番軽い手首の骨折。

 

そして最後に紹介するのは足を骨折した18歳の若者です。

入院は早かったのに手術は私の翌々日でした。

 

手術前日(私が手術した翌日)、夕方誰かと親しそうに話をしています。

トイレに行く時に足元を見たらスニーカーを履いていて、同じ大学の友達かと思いました。けれど、「おかしいな、面会は禁止されているはずなのに」と思いながらトイレから帰るとまだ話をしています。

そしてその人が帰る時

「明日の手術、心配しなくて大丈夫だから」

えっ、ドクターだったんだ。どちらもまるで友達と話をしているような口ぶりなのでびっくりしました。

 

お名前は?

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その若者は、看護師さんからクンづけで呼ばれていました。

「山田くん(仮名)、体温計らせてー」

 

わかっていても点滴や注射をするときには名前を名乗らされます。
「点滴するのでお名前お願いします」と看護師さんが言うとその若者は
「忘れたー」

 

手術前は看護師さんに
「手術が恐ろしくて眠れません」とか
「我慢できないから手術が終わったら続けて痛み止めお願いします」などといっていました。

 

手術後、ナースコールで

「背中が痛いのでにタオル入れて下さい」とお願い。

5分後、

「すいませーん、タオルの位置変えてください」

そしてまた5分後、

「すいませーん、またタオルの位置かえてください」

そうして4回ほど続けて看護師さんを呼び出していました。

 

この他にも「冷蔵庫から水を出してきて」とか、よくナースコールするなあと思って聞いていました。

また、トイレの回数を毎日聞かれるのですが、トイレに自分で行けるようになってからも

「夜中は怖いから尿瓶使ってます」

 

そんな甘えん坊の大学生なのですが、リハビリで松葉杖をつかって廊下を歩いているのを見かけたとき、なんとフットボールの選手のような大きな体格でした。

 

カーテンの中はお菓子の袋だらけの甘えん坊の大きな坊やでした。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

以上が私が入院した病室の患者模様でした。

甘えん坊の大学生も一人でいるときは痛みで唸ったりせずじっと痛みに耐えていたようです。

それが看護師さんが来ると弱音を吐いて甘えてしまうのでした。

 

しかしまあ、入院中くらい気を使わず甘えるのも怪我の回復には大切なことではないでしょうか。


看護師さんも「それくらい我慢しなさい」とは決していいません。
できるだけ痛みが和らぐようにケアしてくれます。さすがプロだなあと感心しました。

 

なお私自身ですが、あまり助けを求めずにできるだけ自分でやろうとし、それができたらよくやったと自己満足にひたるたちなのですが、前回の肘をピンとワイヤーで固定した手術の時は痛みで眠れず、アイスノンを変えてもらったりして助けてもらいました。

 

入院中に嬉しい出来事もありました。

前回の肘の骨折時に担当してくれたリハビリ療法士(若い女性)が、どうやって知ったのか病室まで顔を出してくれました。懐かしい顔に出会えて元気が出ました。

 

では、このへんで

 

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