6月1日、手術。
経過良好。
6月13日、抜糸。
これにて長い通院生活が終わった。
最後の通院
6月13日、梅雨の晴れ間にスーパーカブで病院へ行く。
9時半予約で10分前に到着。
あまり指を動かせなかったため、握力が低下。くわえて親指がぎゅっと握れない。
退院の日、ぐるぐる巻きの包帯を外して透明のテープを傷の上に貼ってもらった。
身軽にはなったがなんだか心もとない気もする。
親指を除く4本の指は、閉じたり開いたりしても傷口に影響がなかったため、手術の2日後にはときどき動かしていた。
しかし、親指を動かすと手首の筋が動くので傷口に痛みが走る。それに、そもそも腕の筋が痛んであまり動かせなかった。
それが手術から1週間くらい経つと徐々に痛みも少なくなり、少しずつ動かせるようになってきた。
それでもまだ親指では強くは握れないし、腕の筋も少し痛みが残っている。
だから、スーパーカブに乗る時、ウインカーのレバーを操作するのがぎこちない。少し早めに準備してやる必要がある。
また、すでに通勤で3日ほど乗ったが、グローブをはめるせいで手首のテープの端が剥がれてしまっていた。
よって、ガーゼなどを止めるテープで補強していたが、それも手のひら部分はほとんど剥がれていた。
病院に入り、自動受付機で受付を済ませ、整形外科の受付に行く。
診察室近くのベンチに長時間待つことを覚悟して座る。
担当の医師は、いつも診察開始が10時頃なのである。
それがどういう風の吹き回しか、他の医師を差し置いて一番に診察を始めた。
これまで十数回通院してきて初めてではないだろうか。
こうしてこの日待ったのは70分。たったの・・・である。
自分の番号がディスプレイに表示され、最後となる診察室の扉を開けた。
先生とは何度も顔を合わせたので気楽に会話ができる。
ほぼ痛みがなく、痛み止めが不要だったことなど手術後の状況を話す。
「抜糸しましょう」先生はそう言ってから看護師に抜糸の準備をするように指示した。
抜糸はピンセットで結んだ先を持ち上げてハサミでチョッキンとやる。
持ち上げた時にチクリとするが、結び目がひとつ無くなるごとになんだか気持ちが軽くなっていく。
そして5本全ての糸が抜きさられた。
この解放感。少し大袈裟だが、縛られていた体が自由になったような、あるいは新しいスニーカーをおろしてうきうきとしたような気分といったらよいか。
そして最後に「先生、長い間たいへんお世話になりました」と挨拶した。
前回、肘の時は担当は違ったが、手術には立ち会ってくれたとのことだったので、もう4回もお世話になっているのだ。
すると、「自転車で転んだのでしたね。また転ばないように乗ってください」
「はい、でも転ぼうと思っているわけではないんですよ」
「そりゃそうですね」
こうして診察室を後にした。
最後に
通院の帰り、うきうきとダイソーに寄った。
紅茶染めの紅茶や、ハッカ油の虫除け用にスプレー容器、ステンレスの分割できる箸と天然木の箸などを購入。
家に帰って初めて紅茶染めにチャレンジした。
果たしてうまくいったのか。
この話はまた次回に。
では、このへんで
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