Hakuto-日記

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演劇「サラマンドラの星空」 【アーカイブ配信始まる】

2024年10月17日から23日まで行われていた舞台

「サラマンドラの星空」を観に行ってきました。

遅ればせながら感想を書き留めておきたいと思います。

また、その舞台のアーカイブ配信が8日(金)より開始されるとのこと。

関心のある方は下記より購入してご覧ください。

申し込みは10日(日)まで。

www.confetti-web.com

 

「サラマンドラの星空」の舞台を観て

 

「サラマンドラの星空」は、2024年10月17日(木)から23日(水)まで、大塚の萬劇場で開演されました。

 

作・演出はJungle Bell Theater の浅野泰徳氏。同氏により旗揚げされた Jungle Bell Theater という劇団とさまざまな劇団からのゲストにより、同じ脚本を2チームで演じました。

私が観たのは星チーム。もうひとつは空チームで、全ての役者が入れ替わります。

 

この劇団の舞台を見るのは初めてでした。これまで観た舞台は真面目なものからエンターテイメントまで幅広いものでしたが、どちらかというとメッセージ性の強いものばかりでした。

 

今回観た作品は、ミステリーを交えたファンタジーというものでした。舞台設定が時間を超えたり考古学や民俗学などオタク的な要素を含んでいて、わかる人にはわかるというか、そういった方はさらに楽しめたのではないかと思いました。

 

これからアーカイブ配信を見る人がいるとネタバレで面白く無くなってしまうので、すトーリーについてはあまり語らないようにします。

 

私が特に感じたことを少し述べてみたいと思います。

 

開演前に作・演出の浅野泰徳氏がひとりで現れます。そして「月刊ムー」について語り始めました。当然今回の舞台について語るのかと思ったら、この雑誌のファンだと言って、話すのは「月刊ムー」のことばかり。

 

その観客の予想を裏切る話とオタクっぽい語り口にすっかり引き込まれてしまいました。

 

結局、舞台の内容については全く触れずに話は終わってしまいます。ところが、これがあとから効いてきます。この話を聞いているとのいないのとでは、おそらく全く違った受け止め方をしたと思います。さすが脚本家だとおもいました。

 

つぎにお伝えしたいことは、役者がみな上手いということです。星チームしか観ていないので、空チームの方はわかりませんが、おそらく同じ技量のひとを集めているだろうと想像できます。

 

上手い役者が揃うとこんなにも楽しめるものなのだと改めて感じました。もちろんこれまでにもこうした舞台は見たことがあります。しかし、これだけ多くの役者が出演していてそのどの役者も役柄に合わせた演技をしていることに驚き、そして感心しました。役柄に合っているとは、脚本家の意図をよく理解しているということで、そしてそれを表現できているということです。

 

3番目は、美しい場面が役者のセリフから浮かんできたということです。

ストーリーは映画としても成立するようなスケールの大きなもので、話の舞台も日本と地球の裏側というものでした。映画だったらこんなふうな場面になるかなと想像しながら見ていました。

 

もちろん、舞台特有の場面の切り替えなどがあり、観客が頭の中で場面を切り替えて想像していくという楽しみが舞台の醍醐味ではありますが、これが映画だったらと想像すると、当然背景の映像が必要となり、それを想像したりしていました。

 

すると、それはどれもみな美しい場面なのです。きっと作者は本を書きながらこうした美しい情景を思い描いていたのではないでしょうか。舞台装置では表現できない部分をセリフを使っていつの間にか観客の頭の中に思い描かせていたとしか思えません。

 

以上、特に感じたことを述べてみました。

 

 

アーカイブ配信について

さて、できるだけネタバレにならないように感想を述べてきました。

これを読んでもし気になる方がいたら、朗報です。

 

舞台は1週間で終わってしまいました。通常はもう見ることはできないのですが、アーカイブ配信が11月8日(金)から始まっているとのことです。

 

配信は、11月24日(日)までで、申し込みは10日(日)までということなので、気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

 

では、このへんで

 

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