神奈川15区は、あの有名な〇〇太郎のいる選挙区だ。
もう強すぎて他の候補が出馬しても勝ち目のない地区である。
今回は、薬害について啓発しているあの有名な内海聡氏も対抗して参戦した。
残念ながら、参政党の票がそちらに流れたであろうことは否めない。
しかしながら、いま日本は海外のある大きな勢力から攻撃を受けていて危機的な状況である。
その攻撃から日本を守るには一人では立ち向かっても勝ち目はない。だから日本人が団結しなければならない。
団結し、そして継続的に戦っていくためには組織が必要である。
参政党は組織を作り、その勢力に立ち向かっていく政党である。
令和6年衆議院議員総選挙
第50回衆議院総選挙(投票日令和6年10月27日)。
その神奈川県第15区の参政党の選挙活動を手伝った。初体験である。
どんなことをしたのか。
はじめに選挙ポスター貼りをやった。皆で手分けして掲示板に貼っていく。
ぼくは近所の29ヶ所に貼った。
掲示板の立てられている場所が市役所から地図入りで公開されていて、それを見て貼っていく順番を決める。わかりにくい場所はマップアプリを使って確認した。
掲示板の横で待機し、抽選で掲示する番号が決まるとすぐに貼り始めた。
ポスター貼りで重宝したのがスーパーカブだ。まさに新聞屋さんのバイクと同じようにして巡ることができた。約3時間半で貼り終えた。
なお、選挙用の掲示板以外に候補者がポスターを貼ってあるのを見かけた。これは公職選挙法違反なのではないかと思ったが、証紙が貼ってあればOKなのだそうだ。
ポスター張りが終わると次は証紙貼り。ビラに証紙を貼る作業だ。7万枚。全部手作業である。これを応援の人が入れ替わりしながら人海作戦で貼っていく。ビラは候補者の演説のときに配るものと新聞の折り込みにして配布するものとに分けた。
この証紙貼りは3日ほどで貼り終えた。
続いては、ハガキを送るためのデータ入力を手伝った。宛名の入力はこれまで仕事でもたくさん行ってきたので得意分野である。また、パソコンボランティアでエクセルやワードを教えていることで差し込み印刷のやり方についても記憶が錆びついていない。これもトラブル対処などに役立てることができた。
そして、インクジェットプリンターによる果てしなく退屈な作業。印刷時間が半端ない。しかし、早すぎるとインクが乾かなくて文字が掠れる。それにハガキは25枚しかセットできないので側を離れられない。
なお、インクの乾きを早くするために太字をやめることにした。そして画質を落とすことによりスピードをアップさせた。
ところが夜中にトラブルが発生する。インク以外にも交換が必要な部品があり、それを交換しないと印刷ができなくなってしまったのである。夜中なので買いに走ることもできない。
結局、そこにいた党員の個人のプリンターをもってきてもらって、続けて印刷することができた。しかし、さらに印刷速度は落ちた。
ぼくの手伝いはほぼ毎日ではあったが、句会の時と観劇のときはお休みした。この休みの間に残りのプリントを終わらせていた。後から聞くと夜中までかかって印刷したと言うことだった。皆の頑張りを見ているとぼくも頑張らなきゃという思いが湧いてきた。
なお、パソコンによる印刷以外に手書きでの宛名書きも同時に行われた。
プリントが終わった後はビラ配りをやった。候補者が街頭で演説するまわりで通行する人たちにビラを配るのである。
ビラ配りの経験はあった。昔、20代の頃にフォーク村という集団が全国各地でおこり、音楽を発表したいものたちが集まってコンサートを開いていた。現在は駅前でバラバラに歌っている人たちを見かけるが、当時はそういったことはなく、会場を借りて行っていた。
会場でコンサートを開くためには集客する必要があり、ビラを作って駅前で配ったりした。はじめは抵抗があったがそのうちに慣れてきて、受け取ってもらったは何とも言えないうれしさがあった。
また、仕事でグループ保険を周知するときにもビラを配った。昼休み、食堂前で待機する。仲間同士でやってくるときには、先頭の人が受け取らないと後ろの人も受け取らない確率が高いということをこの時知った。
そんなことを思い出しながらビラを一人ひとりに手渡した。効率が良かったのはやはり駅前である。次から次へとひとが流れてくる。ビラを受け取ってくれるのは1割にも満たないが、それでも人が多いのでどんどん手許のビラがなくなっていく。
ビラ配りをしていると、こちらに関心がある人とそうでない人が見分けられるようになる。もちろん迷惑そうな顔をしているのもすぐにわかる。ビラを配っていて一番残念なのが小さな子供を連れている親世代が、ほとんど関心を示さないことだ。本当は一番関心を持ってもらいたい世代なのに。子育てが大変なことはわかる。だが、この小さな子供たちが暮らしやすい社会を作るために政治が大切なのに、そう心の中でつぶやく。
なお、こうした活動をする人数には制限がある。腕章が配られていて、それをつけている人だけが選挙活動を行える。
選挙事務所にやってきた人たち
選挙事務所にいると、ときどきふらっとやってくる人がいる。
「応援しているよ」と声をかけていく人や、「参政党ってどんな党なの?」と聞きにくる人、ちょっと変なしぐさをするなと思っていると、しばらく離れてこちらを観察している人などもいた。これは敵陣営の偵察かな、なんて思ったりもした。
バイクでポスターを貼っているのを見かけて、自分も何かしなくてはと思ってチラシをもらいにきた人がいた。それってぼくのこと?
あるとき、選挙事務所に二人の現代風の若者がやってきてこう言った。
「僕たち応援してます。頑張ってください」
我々はお礼を言って「選挙にいってくださいね」と言うと
「僕らはまだ選挙権がないんですよ」
という。年齢を聞くと17歳ということだった。
「あと少しだね。どうもありがとう」
このように政治に関心を持つ若者が増えてきているのを実感する。高校生がビラをもらっていく姿も何度か見た。この日本、まだまだ捨てたものではない。
選挙結果
第50回衆議院議員総選挙(2024年(令和6年)10月27日) 神奈川県第15区 の結果は以下の通りとなった。
時の内閣:石破内閣
解散日:2024年10月9日
公示日:2024年10月15日
当日有権者数:45万2765人
最終投票率:53.30%(前回比:4.02%) (全国投票率:53.85%)
ということで、河野氏が10回目の当選を果たした。
ぼくは河野太郎氏ほど無責任な政治家はいないと思う。だから、同氏に投票した方の見識を疑ってしまう。
社民の佐々木氏、無所属の内海氏、参政党の藤田氏の得票数を合わせても勝てないというのは悲しい結果であった。
目ざめよ! 平塚市、茅ヶ崎市、大磯町の有権者。
では、このへんで
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