Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

ホームベーカリーで米粉パン 【パンケースの寿命】

 

今回のテーマはホームベーカリーで焼く米粉パン。

最近ようやく上手く焼けるようになった。

先日、パンケースの寿命が来たのでこれを機に

ホームベーカリー歴9年の過去を振り返ってみたい。

 

ホームベーカリーでパンを焼く

我が家にあるホームベーカリーは二代目である。

最初のやつのメーカー名は忘れてしまった。

それは、家内がかなり前に買ってきたものだ。

そしてパンを焼き始めた。

しかし・・・

 

イースト菌の匂いが家中に漂い家族に不評を買った。

だから出来上がったパンについても評判が悪かった。

そのため、数回パンを焼いただけで箱に入れられ、戸棚の奥に仕舞われていた。

 

それがふたたび日の目を見たのは、ぼくの乾癬治療のためだ。

 

乾癬の原因は腸に問題があるためだとある本に書かれていた。

乾癬を治すには、皮膚のオイルマッサージとサウナによる解毒、そして毒となる食べ物を摂らないということを続けるのがよいとされていた。

 

この努力については以前のブログで触れた。

challe.info

ちなみに、毒となる食べ物は完熟していないトマト、なす、じゃがいも、鶏肉以外の肉、甲殻類などということで、これらはすべてこの頃(9年前)から数年間は食べることをやめた。現在も基本的にはよくないものとして考えているが、大量に摂らなければよしとしている。

 

その本には小麦はあまり摂らない方が良い、どうしても摂るなら全粒粉を摂ると良いと書かれていた。なぜ、全粒粉が良いのかということが書かれてあったのかは覚えていないが、そのときは盲目的に従っていた。おそらく、精白した小麦に比べて栄養素が豊富で血糖値が上がりにくいなどのメリットがあることからであろう。また、小麦に含まれるグルテン量が少ないという話もある。

 

その頃はもう、朝ごはんから朝パンに変わっていた。たしか結婚したあたりから朝食はパンになったと記憶している。しかし、それもだんだんヨーグルトだけの朝食になっていった。

 

パンが好きになったのは、おそらく学校の給食がパンであったことが原因ではないと思う。給食パンが美味しいと思ったことがなかったからだ。それよりも、街のあちこちで焼きたてパンのなんとも言えない食欲をそそる香りが漂い始めたこと、つまりは売られているパンが美味しくなったからであろうと考えている。

 

さて、ふたたびホームベーカリーを引っ張り出して、この全粒粉によるパンを焼き始めたのが9年前の10月。

初めはまともなパンが焼けなかった。なにしろ全粒粉100%で焼こうとしたからレシピが載っていなかったのである。

試行錯誤を繰り返してようやくふっくらと膨らんで柔らかい食パンが焼けるようになった。

 

そういえば、ここで書いているパンとは食パンのことで、ほかの様々なパンはかなり手間がかかるのでほぼ焼いたことがない(1回だけやってみた)ことをお断りしておきたい。

 

 

二代目のホームベーカリー

こうして復活したホームベーカリー。

使用頻度は週に1回。毎回1.5斤を焼き、それを7等分する。

全粒粉パンを食べるのはぼくひとりだけだったので、1日1枚で1週間。

 

このパンを昼食として持っていく。朝はヨーグルトにブルーベリージャムを入れたもの。

職場ではサラダを買ってきてパンと一緒に食べる。

休日はトーストして朝食兼昼食として食べる。

 

だいたいこんな感じで週に1回パンを焼く。

 

これを続けていたら、3年ほどでパンケースの撹拌羽根を回す軸が固くなって回らなくなってきた。

 

そこで、新しいホームベーカリーに買い換えることにした。

 

それが今から6年前の9月。

買ったのは、シロカ ホームベーカリーというやつ。

機種が変わるとレシピが微妙に違う。これまた初めはうまく膨らまない。

何度か試しているうちに再びふっくらと焼き上がるようになった。

 

このようにして全粒粉100%のパンを焼いてきた。

 

定年退職後は、自転車で日本一周などしていたのでしばらくホームベーカリーは稼働していない時期がある。その後は再び前と同じペースで稼働してきた。

 

 

米粉パンを焼く

ところが2020年、コロナにより自宅にいることが多くなった。

このとき、昔写真の先生に譲ってもらった古事記の本(「らくらく読める古事記」島崎晋 著、廣済堂出版)を読んでみた(それまで本棚に大事にしまっていた)。

 

すると面白い。

 

それからYouTubeで古事記関係の動画を漁って見た。すると、歴史に関する動画が次々と紹介される。

 

そこで出会ったのが「むすび大学」の小名木善行氏。氏の軽妙な語り口に引き込まれて、古事記以外の動画も次々と見ていく。

 

もう一つは、「CGS」の神谷宗弊氏。ここで神谷氏は聞き役となり、さまざまなゲストを招いて主に歴史の話を数回に分けて動画配信していた。

 

少し話が逸れているように思われるかもしれないが、もう少しで話がつながるので我慢していただきたい。

 

実はこのお二人はその後に国政政党となる「参政党」につながっていく。

 

そして現在、神谷氏は参政党代表である。小名木氏は参政党アドバイザーである。

このアドバイザーに吉野敏明というドクターがいる(昨年の参院選まではボードメンバーであった)。

 

ようやく本題に近づいてきた。この吉野先生、病気に詳しいのはもちろんだが、病気にならないための健康についても非常に詳しい。

 

一般の医者は、病気になったあとのことは詳しいが、健康な状態を保つ、あるいは病気にならないということにはあまり詳しくない(以前病院に勤めていたぼくの感想)。

 

その吉野先生が言われていることの一つとして、ガンになる原因の一つに小麦があるという。小麦の中に含まれているグルテンが体の中に入ると化学変化を起こしてそれがガンになるのだそうだ。

 

日本は戦後、食糧支援といわれてアメリカから小麦(メリケン粉)を輸入しなければならなくなった。それまであまり食べられていなかった小麦を普及させるために、米を食べるとバカになるというプロパガンダまで行われ、学校給食でパンが出されるようになった。

 

そしていつの間にかごはん(米)よりもパン(小麦)を食べる日本人が多くなった。

同時にガンになる人も増加した(これは統計上明らか)。

 

(イタリアではパスタ料理が多い。ではガンで亡くなる人も多いのか。調べてみると日本よりも多いではないか。ところが近年減少傾向にある。アメリカ、イギリスも同様である。どうして?)

 

吉野氏が言うには(武田邦彦氏も)「人間の体は食べたもので作られている。人がこれまで食べてきたものは、住んでいるその土地で作られたものである。遥か昔から、ヨーロッパでは小麦を、日本では米を食べてきた。

 

だから当然、人の体は民族によって異なる。同じ民族は同じような傾向になって(淘汰されて)いく。」

 

以上の話を昨年の夏に聞いた。

そこで、7月から全粒粉から米粉に変えることにしたのである。

 

米粉でパンを焼いてみると、やはりここでも失敗が続く。

シロカの説明書のレシピには米粉パンの作り方が載っている。それもグルテンありとグルテンフリーと両方が載っている。

 

けれど、そこで指定されている米粉はいい値段なのである。だから、Amazonでもっと低価格の米粉を探した。そこで見つけたのが山梨県産のこれ。

 

この米粉は広く知られているミズホチカラと性質がよく似ているとレビューに書かれていた。

 

この米粉を使ってシロカのレシピ通りにしたら、まったくどろどろの液状だった。

あわてて米粉を少し足した。出来上がりはペシャンコの悲惨なものになった。

 

そこで少しずつ水の量を少なくしていったところ、真ん中は凹んでいるがなんとかパンらしきものになった。

 

しかし、もっとちゃんとしたパンにならないものか。

 

米粉を製造しているお店のホームページを探してみた。すると、なんとレシピが紹介されている。残念ながら1斤の量ではなかったので、同じ割合となるよう調整し、レシピ通りこれまでのバターから米油に変えて焼いてみたところ、凹みがなくなり平になった。まあまあの出来である。

 

こうしてしばらく使っていると、なんと撹拌用の羽根の軸が抜けてしまった。

少し前から抜けるようになっていたが、パッキンを上から押し込んで軸を挿すとなんとか使えた。こうしてだましだまし使っていたが、とうとう持ち上げた時に抜けてそこから中身が流れ出してしまった。

 

慌てて指で押さえてその穴を塞ぐ。片手で抜けた軸を洗って差し込み、羽根の方も上から差し直す。

 

こぼれたのは大半が水だったので、適当に水、砂糖、イーストを足した(砂糖とイーストはあらかじめ水に溶いておいたため)。

 

軸を押さえたままホームベーカリーにセットする(この時下から少しこぼれた)。

もう全く期待しないままいつものとおりスタートボタンを押す。

 

少ししてのぞいてみると白い水のようになった米粉の中を撹拌羽根が回っていた。

「ああ、やっぱりだめそうだ」そう思って出来上がるまで放っておいた(通常は一回だけパンケースの内側についている米粉を下に落とす作業がある)。

 

出来上がりのブザーが鳴り、上の窓から覗いてみると、なんと今までよりも膨らんでいるではないか。

「え〜、なんで〜」嬉しい驚きだ。

 

取り出して、熱が冷めてからパンナイフで切ってみると、な、な、なんとケーキのスポンジのようにキメが細かい。食べてみたところ、残念ながらかなりもちもちしている。やはり水分が多すぎた。

 

けれど、普通に食べられる。

 

このようにしてようやく理解することができた。つまり米粉で作るパンは小麦のように捏ねるのではなく、液体をかき混ぜるようにするものなのだということを。

 

 

あたらしいパンケース

いずれにしてもパンケースの軸はゆるゆるでどうにもならない。

6年間もよく持ってくれた。感謝である。

しかし、急いで新しいパンケースを買わなくちゃ。

 

調べるとそれほど高いものではない。当然修理だと高額になるだろうし時間もかかる。そもそも修理をしてくれるのかわからない。

 

だから、説明書に載っている部品番号で調べ、その日のうちに注文した。

(最初にAmazonで調べたが、ヨドバシカメラの方が安かったのでこちらに発注)

 

翌日にはパンケースが届く。だが使ったのはケーキみたいなパンが食べ終わる頃。

 

そして、いよいよ水の量を増やして焼いてみることにする。

水の量はシロカのレシピ通りの量(これまでより25ml増)とした。

 

こうして焼き上がったのが一番最初に載せたパンの写真。

パンらしいきめの細かさでさらに真ん中が膨らんでいる。

満足である。

 

 

最後に

こうして満足できるパンが焼けるようになるには1年と2ヶ月ほどかかっている。

長い道のりではあったが、自分なりにいろいろ工夫してみることは楽しかった。

 

実はいまの米粉パン、本当のところは前のようにバターを使った方が香りが良くて美味しい。

でもそうすると、また膨らまないのじゃないかという不安が心をよぎる。

 

また、米粉パンは上側がすぐに固くなってしまう。しけたせんべいのようになるのである。

これを防ぐには、すぐに油を塗るという方法が良いそうだ。

だが、あまり油を使いたくないので、ぼくはラップを被せることにしている。

こうするとガリガリにならないのである。

 

どうです? これを読んであなたも米粉パンを焼いてみたくなりませんでしたか?

 

最後にもう一言付け加えると、小麦をほとんど摂らないようになって1年、乾癬の方もかなりキレイになってきている。

 

では、このへんで

 

吉野敏明氏の最近の著書

 

 

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