ここのところ皮膚炎が悪化して辛い日々が続いています。
とくに脚のすねまわりがひどく、浮腫んで赤く腫れてしまいました。
脚は熱を持っていて微熱もでました。
一日中起きているのが辛くて横になったりしていました。
身体中が痒いので、夜も良く眠れません。疲れ果てて朝方ようやく眠ると
起きるのは昼になっていたり。
とくに先週はひどくて、歩くのも困難。
こんなにひどくなったのは、この病気になって以来のこと。
今日はそんなわたしがこれまでやってきた病気との闘いについてお話しします。
もし、同じ病気をお持ちの方がいたら、おそらく気持ちが分かってもらえると思います。
【目次】
皮膚炎の正体
ところで、皮膚炎といってもいろいろあり、わたしのは乾癬と言われているなかで、もっとも一般的な感染ということで「尋常性乾癬」いう病名がついています。
そして残念ながら、原因が分かっておらず、対処療法しかないのが現状です。
症状は、皮膚が角質化して鱗のようになって剥がれ落ちるというもので、部屋中がフケのような白い粉粉になるので、精神衛生上もよろしくありません。
フリー素材ですが、こんな感じです。
ひどい時は痒くてたまりません。そして調子に乗って掻いていると、こんどはひりひりと痛み出します。そして血が出ることもしばしば。すると下着のシャツなんかが血だらけ。パジャマのズボンも血だらけ。布団なんかにも血がついて、本当に嫌になってしまいます。
そして、冒頭で書いたようにむくみや微熱、そして倦怠感なども感じました。
一般的な皮膚炎といってもアトピーほどには名前は知られていませんね。症状はほとんどアトピーと変わらないです。
わたしの場合は乾燥タイプですが、ウエットタイプの症状が現れる人もいます。湿疹ですね。アトピーでも両方のタイプがあるようです。
アトピーは、大人になると治る人もいるようですが、わたしの場合は大人になってから発症しました。
ちなみに、山形駅近くの霞城公園内にある山形市郷土館(旧済生館本館)に入った時に、乾癬の写真が展示されているのを見たことがあります。昔からあった病気のようです。
これまでの闘い
発症が大人になってからと言いましたが、まさに二十歳の頃に発症しました。おデコの生え際に赤い発疹ができたのが最初です。そして頭皮にも広がり、ほんとにフケのようでいやでした。
このときの診断では乾癬ではなく脂漏性皮膚炎でした。治療はおでこにクリーム(ステロイドだったと思います)、頭には乳液のタイプ。この乳液が強い匂いを発するので、それもいやでした。
初めは大したことがなかったのですが、少しづつ身体中に広がっていきました。身体中に広がるのが乾癬のようです。
30代になった頃は身体中に広がり、痒かったり、白い粉が落ちるので困りました。その頃にかかった病院から、強い薬なのであまりたくさん塗らないようにいわれて、副作用が気になりはじめ、なんだかステロイドは良くないみたいなことをよく聞くようになりました。
そのころはインターネットはまだ普及しておらず、あまり情報が得られなかった時代です。
ただ、この病気はいつもひどい状態なわけではなく、悪化と寛解とを繰り返します。1年では冬に悪化しやすく、夏場はわりと良くなります。
紫外線が発症を抑える効果があることも分かっていて、こうした紫外線治療があり、昨日も受けてきました。
40代になるとインターネットが普及し始め、様々な情報を得られるようになりました。そこで目についた民間療法も試してみました。
それは、どくだみ茶やどくだみローションで、結果は効果があったのかなかったのかよくわからないというのが感想です。
その後、エドガー・ケーシー療法というものを試してみました。
エドガー・ケーシーとは催眠状態に入ると、その人の病気の原因や治療法が分かってしまうという能力の持ち主でした。
そして、エドガー・ケーシーの治療に立ち会った医師が、エドガー・ケーシーの言ったことを書き留めておきました。それをもとに、専門分野の自然療法を加味して『自然療法で〔乾癬〕を治す』という本を書きました。
この本よれば、皮膚の問題は実は腸に原因があると書かれています。腸に毒のようなものが生まれ、それが全身に広がって皮膚から出てくるというものでした。
それを読んで、自分もそんな気がしてきました。
皮膚に症状が現れる時、たいていは左右同じような場所に出ます。だから、皮膚の問題というよりも体の中の問題であるとうすうす感じていたからです。
ただ、この治療を完璧にやろうとしても結構大変で、ある程度やってみるという感じでした。それでも、これには効果があったと思います。自転車日本一周を始める時まで続けていました。
エドガー・ケーシー療法
基本的概念
著者のジョン・パガノ医師は、エドガー・ケイシーリーディングによる乾癬治療のアプローチとして基本的な概念を示しています。
・乾癬患者にしっかりと認識してもらいたい最も重要なことは、一生、この病気と共に生きる必要はない、ということ
・乾癬によってできたカサブタや症状、炎症は、身体のどこにあろうと、またどんなに大きくても、自然な方法で取り去ることは可能
・ 乾癬は、身体に蓄積した過剰な毒素が原因で起こる
・乾癬のある皮膚は、汗腺を通して、これらの毒素を体外から排出させようとしている。そのため、この病気が体表にでると発疹や炎症となる。
・もし、通常の排泄経路が体内で滞りなく適切に働き、更に、間違った食事により毒素が組織に入り込まないようにしたら、乾癬の症状はだんだん消えていき、皮膚は、完全に新しく健康な皮膚に生まれ変わる。
ケイシーリーディングをベースとした乾癬治療のアプローチ
目的
○乾癬の始まりである腸内環境を正常にし、毒素が腸外にもれないように、薄くなった腸壁を丈夫にする。
○体内に蓄積した毒素を排出する。
○新しい毒素を体内に入れない。
腸壁が薄くなる理由
☆排泄不良
☆誤った食生活
☆背骨の歪み、圧迫
☆水分の不足
☆否定的な感情
遺伝乾癬を癒す自然な方法
1)体内の浄化ー洗腸やひまし油湿布
2)正しい食事
(新たに体内に毒素を作るような食事は止める、アルカリ性の高い食事をとる)
3)ハーブティを飲む(紅花茶、ニレ茶、マレイン茶など)
4)背骨の調整(内臓と繋がっている神経系の圧迫をとり、循環を高める)
5)自然な外用クリームやマッサージオイルで皮膚を保護する
6)正しい考え方
※衣類や寝具は、木綿を主とし、化学繊維やシルクは避ける。
患者が乳幼児の場合のアドバイス
☆母親自身が体内浄化をすることが重要(特に母乳の場合)
☆母親のストレス軽減と食事の改善
☆ミルクに乳幼児の体内浄化をするために、ひまし油を1滴ずつくらい、子どもの飲み物に入れる
☆ひまし油湿布を子どもに行う
特に食事の内容を完全に見直し、正しい食事をすることは非常に重要
食事のアドバイスはしっかり守ることが大切
避けるべき食材
1)羊以外の赤身の肉(牛肉、豚肉など)
2)加工肉(ソーセージ、サラミなど)
3)ナス科の食物(トマト、トマトが入っている加工食品、ケチャップ、ナス、ジャガイモ、パプリカ、コショウや唐辛子類、タバコー喫煙)
4)砂糖、砂糖が使われている食事、スナック類(炭酸飲料、お菓子やデザート類、ポテトチップスやスナック菓子)
5)貝、甲殻類(カニ、エビ、牡蠣、貝類及び、それらで作られた調味料類)
6)全ての揚げ物、炒め物(高温の油で調理したもの)、ピザ、ビールやお酒などのアルコール類、砂糖が使われているシリアル、 酢、酢で作られたピクルスやドレッシング、燻製された食品、香辛料の強い料理、ココナツオイル、ヤシ油、肉汁
7)イーストに反応がある場合には、イースト及びイーストが入っている食品
8)他にアレルギーのある場合には、その食品
毎日の食事の約80%を構成すべきもの(アルカリ性食品)
◎新鮮な果物(収穫されたあと熟した果物、生リンゴなどは避ける、バナナ、メロンは他の食品と一緒に食べない。湿疹、関節炎、アトピーがある場合には、かんきつ類、苺類は避ける)
◎飲物(1日8杯の水、ハーブティ、フレッシュジュース)
◎レシチン(1週間に5日間位、大さじ1杯の顆粒のレシチンを1日3回)
◎地上の野菜(色のある新鮮野菜類)
◎地下の野菜
毎日の食事の約20%は下記で構成する(以下酸性食品)
◎魚肉類(魚、鶏肉、ターキー、ラムなど・・・皮は避ける、決して揚げないこと)
◎穀類(全粒パン、玄米などー精白したものは避ける)
◎乳製品(低脂肪に限るーアイスクリームなどは避ける。湿疹、アトピーがある場合には、牛乳より豆乳、山羊乳が勧められる)
◎卵は週に2~4ケ
◎オイル類(小匙1杯のオリーブオイルを1日3回飲むことは勧められる)
◎ハーブティ(ニレ茶、紅花茶など)
★食事は、野菜、果物を主食とし、その他の食品を副食にする。(ジューサー、ミキサーを1台用意し、新鮮な野菜や果物でジュースを作るとよい)
★ドレッシングには酢は使わないこと(特に湿疹、アトピーの方)
★トマト及びトマトの加工品、ジャガイモ、ナスは特に気をつけること!
★日本食には砂糖が使われることが多いので、砂糖には気をつけること。
突然の悪化
エドガー・ケーシー療法を続けている間は、完全には治らないにしてもほとんど病院にはいかなくなりました。顔に塗る非ステロイド剤のビタミンDの薬をたまにもらいに行くくらいでした。
そして、自転車日本一周を始めたら食べ物にこだわってもいられず、この療法を続けることはできませんでした。にもかかわらず、旅行中はますます皮膚の状態が良くなって、剥がれそうな爪の状態も普通の爪にもどっていました。
ところが、家に戻ってからもなんでも食べるようになっていたところ、だんだんと症状が悪化していったのです。
そして9月中旬くらいから脚がむくみだし、10月上旬は歩けないくらいに悪化してしまったのです。
希望
現在は、ステロイド剤を使って症状を抑えています。それも一度薬を変えています。前のは一旦良くなりかけて、その後いくら薬を塗っても良くなりませんでした。それに合わせて紫外線治療を始めたというところです。
また、読者になっている方のブログ「honn blog Diary」に紹介されていた本の、口の体操『あいうべ』というのを3週間前から始めています。この本を書いたのは今井一彰という医師で、それによると自律神経のバランスと整えて免疫を高めることにより病気が治るということが書かれています。
この「あいうべ」という口の体操を行うと口呼吸ではなく鼻呼吸ができるようになるそうです。口呼吸は口の中に繁殖する雑菌を体の中に取り込んでしまい、さらに、口の中が乾燥すると唾液による消毒作用が発揮されなくなってしまうということです。
すると、全身の免疫系に異常が起こり、皮膚炎ばかりではなく、リウマチや潰瘍性大腸炎、高血圧、うつなどに現れてしまうそうです。
この免疫というのは、腸で作られるので、エドガーケーシーの原因は腸にあるということとも一致しています。
この「あいうべ」の効果はすぐには現れないようなので、これからも続けていこうと思っています。ステロイドや紫外線治療を同時に行ってしまったので、単独での効果を計ることがでないのですが、残念です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
人の病気のことなんて関心がないですよね。
ただ、エドガーケーシー療法やあいうべ体操のことは知っておいて損はないのではないかと思い、この記事を書いています。
この記事が何かの参考になればこんなに嬉しいことはありません。
そして、いま病気と闘っている方、できるだけ快適に生活できるように病気を飼いならしていきましょう。
では、このへんで
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