先週の火曜日は晴天の暖かい1日だった。
その日は夕方からの出勤。
では、その前にロードバイクで一走りしてこよう。
さて、どこに行こうか。
久々に土手の道をいく
火曜日、朝7時半に目覚めた。
今日は出勤前にロードバイクに乗るつもりで、前日に昼に食べる菓子パンを買っておいた。
いざ、出陣、と一瞬は思ったが、まだ眠い。
やっぱりもう一寝入りしよう。
ということで結局家を出発したのは12時数分前。
けれど、「睡眠が一番大切」と自分を納得させ、出発が遅くなってしまったなどと悔やんだりしてはいけない。
なにごとも前向きに捉えよう。
なにしろ青空が広がり、汗取り用のアンダーウェアとサイクルジャージだけでもう寒さを感じないのだ(その後再び寒くなってしまったが)。
はっきり行き先を決めていなかったが、今日は坂を走るのは気が進まない。
よって、当然向かう先は海岸である。
そういえば最近相模川の土手を走っていない。
そこで右岸沿いの土手を南に下っていくことにする。
前にここを走ったのは昔の友人と江ノ島までサイクリングしたときだ。
あれはもう昨年12月のこと。
ずいぶん走っていない。
土手のみちに入るとなぜか向かい風。
こんなときは無理をせず、軽いギアで回転数を上げる。
「帰りは追い風になるかな」などどいう考えが頭をよぎったが、午後になるときっと風向きが変わるだろうと思い直した。
川沿いの道といえば、日本一周の途中、石巻から大川小学校まで走った時、行きも帰りも向かい風になってとてもきつかったことを思い出す。
あとから、知り合った地元のロード乗りに聞いたら、「あそこはいつも午前と事で風向きが変わって大変なんだ」と話していた。
まあ、あのときに比べたらたいしたことはない。
1号線に出て馬入橋を渡り、いつものレッドバロンの交差点から産業道路を通って柳島道路に入る。
柳島からは134号線で鎌倉方面に向かう。
さて、どこまで行けるだろうか。
今日は2時頃までに帰りたい。すると、12時50分までに行けるところまで行こうと決める。
134号線は平日のためロードバイクをあまり見かけない。
そのおかげか一度も抜かされることがなかった。
いくら年寄りでも抜かされるのは気持ちのいいものではない。
逆に2人程を追い抜いて気をよくする。
これもたっぷり睡眠をとったおかげである。
湘南海岸公園で昼食
11時45分頃、江ノ島の少し手前まできた。
江ノ島まで行ってものんびりできる場所が思い浮かばない。
そうだ、前に通った手前の公園でお昼を食べよう。
そこで次の信号で横断し、少し戻って公園に入る。
この公園は後で調べたら、湘南海岸公園というそうだ。
海岸ぷちに出ると、江ノ島と中央の灯台がよく見えた。
海岸線にはサーファーの黒い影がたくさん見えた。平日でも結構いるものだ。
そしてその海岸線に沿って遊歩道があり、その手前に板張りのデッキのようなものが設置されている。そこには思い思いに横になって日光浴をしている人たちがいた。
ちょうどいい場所なので、脇に自転車を立てかけて、パンを入れたサドルバックを外してデッキの段差のあるところに座る。
空にはトンビが数羽舞っていた。
最初にオリーブオイルとバジルのソフトフランス、続いておさつアップルという甘いパンを出して食べ出した。
どちらもスーパーで安売りしていたパンであるが、このおさつアップルというのは口に合っていて、「美味いなあ」と思いながら食べていたら、突然衝撃が来てパンがデッキの上に転がっていった。
視線を上げるとトンビがパンのビニール袋をつかんで去っていくところだった。
「やられた」と思わずつぶやく。
幸いパンは4分の3くらい食べていた。
転がっているパンを片付けると、こんどは土鳩がやってきておこぼれを片付けていた。
食べ始める前はトンビを気にしていたが、そのうち姿が見えなくなってすっかり油断してしまった。
江ノ島の入り口には「トンビに注意」の看板が出ているが、こうやって後ろから舞い降りてきて獲物を掻っ攫っていくのだろう。
まあ、怪我もなく、いい経験をしたと思うばかりである。
最後に
帰りは行きほど元気が出なくてあまりスピードが上がらなかった。
茅ヶ崎のY”s Road が見えた時、箱根湯本で出会った青年がそこでバイトをすると言っていたことを思い出す。
「彼は働いているかな」なんてことを考えながら前を通り過ぎた。
帰りは馬入橋を渡らずに、湘南銀河大橋を渡ることにする。
この橋は見た目はいいが、中央が競り上がっているため帰りに通ったのは失敗だった。
橋を渡って土手を少し走る。
向かい風ではなかったが追い風でもない。
まあまあかな、向かい風でなくてよかった。
家に帰ってからも雑巾で自転車を拭いたりシャワーを浴びたりと忙しい。
けれど、前回より余裕を持って支度ができた。
少しずつ出勤前ライドの時間を伸ばして行けたらいいな。
では、このへんで
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