Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

DIYで物置屋根をペンキ塗り 【思い立ってから2年9ヶ月】

狭い庭の隅にある物置。

2階から見下ろすと錆だらけになっている。

早く塗り直さないと大ごとになってしまう。

そう思ってから2年と9ヶ月。

今回は9月の連休を利用して行った屋根のペンキ塗りの話です。

 

早く塗り直さないと

一昨年の暮れ、平塚の自宅に戻ってきた。

少しの間海老名で家を借りていたが、元の家主が海外赴任から帰ってくると言うので追い出されてしまった。

そんなわけで戻ってきたのだが、どう言うわけかぼく一人だけであった。

他の家族は? どうも海老名が気に入ったようである。

 

さて、久しぶりの我が家。これまで息子の一人が守っていてくれた。

とりあえず家中を掃除して2階から外を眺めた。

すると眼下に見えるは物置の錆びたトタン屋根。

「ああ、早く塗り直さないと大変だ。穴が空いたりしたらペンキだけじゃ済まなくなる」。

 

ところがである。

そうは思ってみたものの、なかなか手がつけられない。

時間はあったのに、なんだかその気にならないのである。

 

ようやく数ヶ月前からトタン屋根に塗るペンキについて調べ始めた(といってもたまにだが)。

じつは前に一度ペンキの塗り直しを行なっている。

あのときにはもう錆が出ていて、それを落とすのが大変だった。

そんな思いからつい先延ばしになっていたのである。

 

 

サビの上から塗れる塗料

ネットで調べていると、なんとサビの上から塗れるという塗料を見つけた。

これなら楽そうだ。

とりあえず、ここまでの知識を持つに至った。

これが数ヶ月前のこと。

 

そして8月、福島県の飯豊山に登山に出かけて発熱。その後コロナと判明。

今年は何故だか体調がすぐれず、今年の登山をようやく始動したのが7月。

これも少し無理したのかもしれない。

おそらく疲れで免疫が低下していたのだろう。

それでコロナに感染して発症したのだと思われる。

 

このコロナ、長引いた。

微熱が2週間続いて体重が5キロ減。

もう立っているのも大変なくらいに体力が落ちた。

 

それで、当初山に行くつもりだった9月の連休は家にいることにした。

連休の前日も仕事の休みをもらっていたので4連休。

そしてこの連休中にいよいよペンキ塗りをすることに決めた。

 

こうしてようやく本気になってペンキ塗りについて調べてみた。

 

屋外用ペンキの種類と耐久性。そして価格。

これは樹脂の種類によって違いがある。

 

アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素  の順に耐久性が増し、価格も比例して上がる。

 

おおよその耐久年数は次のとおり。

アクリル 5〜8年

ウレタン 8〜10年

シリコン 10〜15年

フッ素  15〜20年

 

そして近年はアクリルシリコン樹脂塗料というものが主流になっているとのこと。

この耐久年数はおよそ12〜15年だということである。

 

各メーカーからトタン用のサビの上から塗れる塗料が発売されている。

これは、アクリルシリコン樹脂塗料で高耐久、防錆をうたっている。多少割高だが、錆止めを塗る必要がないため、トータルではこちらの方が費用がかからない。

 

おまけに錆を落とさなくともよく、また、1度塗りで良いため作業も楽である。

 

 

 

トタン屋根の塗装作業計画

4日間の連休のうち3日をペンキ塗りに当てた。

1日目、ペンキやハケの買い出し。

今回は、ハケやペイント薄め液などを合わせて買いたいので近くのホームセンターに買いに行くことにした。

 

2日目、浮さび落とし。いくらサビの上から塗れるといっても浮サビはだめ。

3日目、白い粉が吹いた古いペンキを落として塗装。ペイント薄め液を使って塗る面をキレイにする。

 

なお、2日目の作業の翌日は東高根森林公園で句会があったため1日空いた。

 

 

塗装作業開始

1日目。

ネット検索ではアサヒペイントの製品ばかりだった。アサヒペイントの製品名をメモして出かける。

1軒目。アサヒペイントのトタン用はあったが、トタン屋根用が大きいサイズしかなかったため、別の近くのホームセンターに行く。

 

そこでは、カンペの製品しか置かれていなかった。トタン屋根用はなし。鉄部用がトタンにも塗れるということなので購入。ふたたび前の店に行くのが面倒だったこともあるが、カラーが気に入ったためでもある。

 

買ってきたのは次のとおり。

・カンペ 油性鉄部用塗料(わかくさ色) 2,280円(税抜き)

・ペイント薄め液 580円(税抜き)

・筋交バケ 657円(税抜き)

・使い捨て塗料カップ 140円(税抜き)

 

ほかに用意した道具など。

・ワイヤーブラシ

・プラスチックのブラシ

・雑巾

なお、後から細かい場所の塗装のため、家の中を探しまくって見つけた100均のハケを使っている。

 

2日目。

作業着に着替え、マスクをして帽子をかぶる。

次に室内用の脚立を用意。

軍手をはめてワイヤーブラシでひたすら浮錆を落とす。

物置がフェンス側にあるため、フェンスの上に立って屋根全体の錆を擦る。

左右の違いがわかるだろうか?

 

日差しが暑く、日焼け止めを塗り水を飲みながらの作業だった。

 

午前中に少し行い、昼食後一休みしてから作業を再開。

 

 

この日使った道具。

・ワイヤーブラシ

・プラスチックのブラシ

・やすり

・雑巾

 

3日目。

はじめに固く絞った雑巾で屋根の上を拭く。

 

ペイント薄め液を塗って粉状の古いペイントを除去。

 

この後に開いたビニール袋を養生テープで張ってマスキングした。

 

そしていよいよ塗装である。

塗料缶をよく振って撹拌する。

マイナスドライバーを使って蓋を開ける(ドライバーは用意していなかったので家の中に取りに入った)。

塗料をカップに入れる。

そして塗装。

はじめは薄めずにそのまま使う。

時間が経って塗りにくくなってからうすめ液を少量混ぜた。

 

11時から始めて約4時間。昼食を取らずに作業をしていた。

塗装完了

 

最後に

こうして約2年半の懸案だったペンキ塗りが終わった。

作業中、Tシャツの裾あたりにペンキがついた。

後から調べると、靴と腕にペンキハネがぽつんぽつんと少し見つかった。

ともかくこれで気がかりなことは一つ片付いた。ああ、気持ちがいい。

 

では、このへんで

 

 

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