Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

今年初のスマホ教室 【熱心な受講生】

 

先週土曜日の午前中はパソコンボランティアでパソコン講座。

午後は公民館でスマホ教室があった。

どちらもアシスタントで参加。

パソコンはエクセル講座で参加者は1名。

スマホの方は15名の参加者。

こうしてみるとスマホ初心者のニーズが高いことがわかる。

今回はそんなことについて。

 

午前中のパソコン講座

午前中はパソコン講座。内容はエクセルで作る現金出納帳。

参加者は1名のみ。

 

無料講座なのでもっと多くに人に参加してもらいたい。

だが、会場が駅から離れていてバスも2時間に3本しかないことがネックになっていると思われる。

 

そんな不便な場所なのに参加してくれたのはどういった理由からだろうか。

話を聞いてみると、自治会の役員で会計を担当しているためであるという。

 

なるほど。この理由が圧倒的に多い。

つまり必要に迫られてということである。

 

だが、この必要に迫られてというのが最強なのである。

やりたいことがはっきりしているので真剣に講師の話を聞いている。

それにわからないときはすぐに質問してくれる。

 

これがいい。

わからないところを曖昧にしておかないということ。このちょっとしたことをつい「まあ、いいか」となってしまう人が多いのである。

 

それでも後ろからパソコン画面を見ていると、わからなくなっているなとすぐに気が付く。

そんなときは簡単にアドバイスする。

講師の説明についていけなくなると「もうどうでもいいや」ということになりかねないからである。

 

それにしても、エクセルやワードを覚えたいという人は(当講座においては)年々減ってきている。

 

そもそもワードを使う機会なんて仕事以外では少ないし、現金出納帳などエクセルで作らなくてもたくさんスマホアプリが出ているので使い方(作り方)を覚える必要がなくなっている。

 

 

午後のスマホ講座

午後は、バイクで北へ約30分走ったところにある公民館で行われた。

定員15名で参加者は抽選で決められたと聞いている。

それだけに熱心で、開始30分前にはすでに半数の人が到着していた。

 

公民館側の担当者も手間を惜しまず対応してくれて、事前に質問事項を聞いておいてくれた。

定刻になり、担当者の進行により館長の挨拶、当ボランティアの紹介があり、スマホ教室が始まった。

 

初めにスマホの機種などによって画面表示や操作方法が多少違っていることを受講者に断っておく。

画面が違うだけでパニックになってしまう人がいるからである。

 

続いて講師が、「スマホがちゃんと動かないなどのトラブルがあったときには、電源を切って入れ直すとちゃんと動くようになることがほとんどですよ」と説明する。

 

「電源を切ったことがある人?」

と講師が聞くと、ほどんどの人の手が挙がる。

 

「では、実際に電源を切ってみてください」

ここでアシストの出番だ。

 

実際はちゃんと電源を切ることができる人は少ない。

もうそれだけでどのくらいスマホが使えるのかがわかってしまう。

参加者は高齢者ばかりだが、実態はこんなものなのである。

 

市ではスマホによる情報発信に力を入れたいと思っているようだが、おそらく、ふつうにスマホで情報が受け取れるようになるまでにはまだ何年もかかるだろう。

実際、我がボランティア仲間でもスマホを使いこなせないものがいる。なんども同じことを仲間に尋ねていたりする。

 

それでも今回の受講者のように積極的に学ぼうとする姿勢は立派だ。

 

面白いなとおもうのは、たぶん始めた頃はぼくもそうだったかもしれないが、ほとんどの人が「いらないアプリを消したい」「迷惑メールを消したい」「ラインの友達を消したい」など、余計なものがスマホに入っているのをとても嫌うことである。

 

ぼくの場合、メールでは広告メールがたくさん来るし、迷惑メールは自動的に振り分けられているのでいちいち消したりしていない。ラインの友達も連絡を取り合わなければとくに困ることはないためそのままにしているし、ほとんど使わないアプリも容量不足になりそうな時でないと消したりしていない。

 

受講者の皆さんのほとんどは、容量がいっぱいになるまでには時間がかかりそうな状態である。

 

講座の最後は、いつもどおり個別質問に対して説明する時間をとっていて、われわれボランティアメンバーが手分けして回答・説明している。

それをみると本当にやりたいことが様々でしかもたくさんある。

 

気持ちはわかるが、おそらく一度聞いただけではすぐに忘れてしまうだろうと思われる。

使いこなすようになるためには頭ではなく指を使って(体で)覚えないと身につかない。

けれど、怖がってなかなかそれができないのである。

せめてそれを克服する機会になれば良いと思っている。

 

こうして熱い講座が終わり外へ出ると、細かな雪が降り出していた。ここは山が近いのである。

 

 

 

最後に

スマホとネットは切り離せない。

ネットショッピングをしたいという人も多い。

先日は、ネットショッピングに特化したスマホ講座も行われた(やはりアシストで参加)。

そこではネットの危険性についても合わせて説明したのだが、真面目に聞いている人は数人だった。

 

ちゃんと仕組みを理解してどんな時が危険なのか、フィッシングという攻撃にどうやって対処すれば良いのかなどについて関心を持ってもらいたいと思う。

仕組みというのは、ネットによるさまざまな決済の方法や、今自分がどんな通信を使っているのか、安心な Wifi なのかどうかなどということである。

 

そういうぼくだってネットショッピングでは2回だまされている。

あやしいとは思いながら、欲しいものが他では見つからなかったためいちかばちかで発注して代金を振り込んだところ、その後連絡が取れなくなってしまった。

振り込むまでは何度かメールでやりとりしていたのにもかかわらずである。

 

とくに最近のフィッシングメールは、本物と見分けがつかなくなってきている。

心配になって注文履歴を確認しなければ安心できないほどである。

 

届いたメールからWebサイトにいってはダメなのである。

高齢者は、振り込め詐欺とおなじように引っかかってしまうのではないかと心配だ。

スマホの使い方を教えた結果、こうした手口に引っかかるようなことがあってはならない。

あらためて教える側の責任について自覚し、丁寧に説明していきたいと思う。


では、このへんで
  

 

 

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