Hakuto-日記

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フライフィッシングはエキサイティング 【20数年ぶりに訪れた管理釣り場】

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丹沢ヤドリキYGL

丹沢にある自然渓流を利用した管理釣り場に行ってきた。

そこは45年の歴史があるという。

前に訪れたのは子供が小さい頃。何度か一緒に連れてきた。

そうすると20数年ぶりとなる。

ひさしぶりのフライフィッシング。さて、どうなることやら。

 

何を着ようか

これまでに少しずつ道具は準備してきた。

ウェーダーも揃えた。ウェーディングシューズに不具合を発見したが、シューキーパーと靴下を突っ込んでおいたらなんとか履けるようになった。

 

challe.info


そうだ。ウェーダーの下には何を履こうか。昔は若かったのでズボン下も履かず、ジーパンの上にウェーダーを履いていた。

だが、歳をとって寒がりになった。冷えるとトイレも近い。

 

先日、モンベルのカタログが届く。

そのカタログをめくるとウエーダーの中に履くウェイディングタイツなるものが載っていた。しかし約6,000円もする。

同じフリース素材のパンツはないかとネットで探すと、裏ボアフリースのお手頃価格の商品が見つかった。そう、ユニクロである。こちらはモンベルの半額。土曜の仕事帰りに購入。

 

さて、上はどうするか。

そこで閃いたのが、仕舞い込んで暫く着ていないフリース。

こちらはフリースの先駆け商品なのですこしご紹介したい。

 

それは、パタゴニアのシンチラジャケット。

約40年前に販売されたもので、当時フリースとは呼ばれていなかった。

記憶によれば、化学繊維のボアジャケットを海外遠征隊が着用して注目され、その次に発売されたのがこのシンチラジャケットだ。

 

初期型は、袖口が今のようなゴムだけのものではなく、リブというものがついているのが特徴である。

 

このパタゴニアのシンチラジャケットは、ユニクロなどのフリースと比べてコシがあり、少し重さもある。

 

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以上、物持ちの良さの自慢でした。

 

 

スーパーカブに乗って

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今回目指す管理釣り場は山の上にある。さらに渓流では冷え込むことが予想される。

だから上記の服装に、上はスキーのピステヤッケ、下は子どもが履いていた中綿入りのジャージの上に履くようなやつを引っ張り出した。

これなら、スーパーカブに乗っても寒くないだろう。

 

今回訪れたのは、なんと45年の歴史があるという「丹沢ヤドリキYGL」というところだ。

国道246号線の寄(やどりき)交差点を曲がって山を登っていく。一気に駆け上がる感じであるが、スーパーカブは3速でどんどん登っていった。

 

YGL自然生活創造連盟/フィッシング

 

この管理釣り場は、4時間2,000円というありがたい料金設定である。追加は1時間500円。

ただし、現在は総延長2kmのところ、倒木などで半分までしか行けなかった。

 

管理人の説明によると、大雨で川底の砂が流されて岩盤が現れている状態で、崖崩れや倒木があるという。落ち込みを作るために並べた石も流されてフラットなところが多くなっていて、そこには魚がついていないとのことだった。

 

また、日が当たっている時間は春の様相だが、日が翳ると冬に変わる。また夕方になるとサギが魚を狙ってくるそうだ。だから、ところどころ笹を被せてあるということであった。

 

 

フライフィッシングはエキサイティング

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管理釣り場の駐車場に到着したのは10時半頃。

支度をする前にトイレに行こうとしたら、近くのトイレは使用禁止。離れた場所のトイレを借りる。

駐車場でウェーダーやウェーディングシューズなどの準備を済ませてから、100mほど川を下ったところにある受付に行く。

準備はカブの横にシートを敷いてその上でウェーダーを履いた。小さな折り畳み椅子も用意して座ってシューズを履いた。

 

受付に行くまでには2度ほど渡渉しなければならない。この2度目の渡渉の時、右側のシューズのフェルトが半分剥がれてしまった。やっぱり15、6年も履かずにいたのが原因だ。

 

受付を済ませて3度目の渡渉。このとき左側のフェルトが剥がれた。まあ、仕方がないね。

 

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さて、受付を済ませたらすでに11時半。渓谷に日が当たり、ぽつぽつライズするのが見えた。

受付は上流にあるので、順番に攻めるとなると釣り下る形になる。

 

しかし、ここはドライフライで攻めたい。

 

そこで、川から離れて歩き、魚の後ろに回る。パイロットフライはエルクヘアカディスの16番。

 

さて、うまくキャストできるだろうか。

 

左岸からキャストするので頭の左側で腕を振る。これが意外にまっすぐフライが飛んでいく。当然一発で狙ったところに落とすことはできなかったが、なんどかキャストしているうちにライズしている7、80センチくらい上流にきれいにフライが落ちた。

 

「バシャ」出た。ドキッとする。

 

すかさず合わせるが手応えなし。

もう一度キャストすると、フライが見えない。

あれっ、フライがない。合わせ切れをしたのか。お魚ちゃん、ごめん。

 

こんどはフライを変えて再び挑戦だ。早春はユスリカがいいと書いてあった。そこで、18番のCDCユスリカをティペットに結ぶ。

このフライは小さいので、うまくキャストできないとフライを見失ってしまう。

何度目かのキャストでいい位置にフライが落ちた。いい感じで流れてくる、と思ったら「ガボッ」ときた。

 

今度はちゃんとフッキング。すごい引きだ。ググッと引っ張られる。しぶとく逃げ回る。そしてようやくネットに取り込んだ。

 

ネットの枠より5、6センチほどはみ出していたので、28センチくらいのレインボーだ。尾鰭はかなり丸くなっていた。

 

針を外そうとしたら、かなり奥まで飲み込んでいた。早く外してやりたいが暴れるので時間がかかった。

ようやく外して逃してやろうと水の中で支えてやるが、なかなか泳ぎ出さない。だいぶ疲れてしまったようだ。

 

しばらくしてゆっくり泳ぎ出すが、川底腹をつけて岸の近くで休んでいた。それからゆっくり流れの中に戻っていった。

 

 

今度は次の棚で大きな岩の影に隠れてテンカラのように上流から下流にフライを流した。

流れの筋の少し横でときどきボコッとライズがあった。そこもやはりユスリカのパターン。

なんども流してみたが、一向に見向きもしない。パラシュートのダンに変えてもだめ。

諦めてさらに下に向かう。

 

 

崖崩れを避けて次は緩やかな落ち込みとそれに続く平瀬。

落ち込みのあたりでライズしていたが、とりあえず下の方から少しずつ上を攻めることにする。

思ったとおり、平瀬では反応がない。そこで、ライズしているあたりの上流にロングキャストした。

 

やはり何度目かのキャストでいい流れに乗った。

するとパシャっとフライを咥えた。ああ、この竿に伝わる手応え、なんとも言いようがない。このように体で感じるものは体が覚えているものだ。そして体が嬉しがっている。

 

今度のは少し小さめで20センチくらいのレインボー。

フライは昨晩、壊れかけたエルクヘアCDCカディスを修復したもの。14番かな。

 

ここまでで約2時間。腹が減ったので受付の休憩所で昼食。例のコーヒー沸かしセットでコーヒーを沸かす。

 

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昼食後、先ほど出なかった場所で再度挑戦。エルクヘアカディスは反応なし。

ユスリカにフライを変えて再度流す。

すると今度はきた。こんども引きが強い。楽しい。

しばらく格闘してランディング。25センチくらいのレインボー。

 

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その後は日が翳り、ライズが無くなった。

さらに下流にいってみるとサギの飛び立つ姿があった。

こちらは上流より魚影が少ない。

ドライに反応がないので、ウエットやピューパを流してみたが反応がなかった。

結局4時間で3匹という結果だった。

それでも久しぶりのフライフィッシングは最高にエキサイティングだった。

 

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最後に

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スーパーカブに戻るとバッグにカゲロウが

最後に受付前の瀬でピューパを流してみたところ、ちょっと反応したのが1匹いたけれどそれだけだった。

そこに管理人が現れ、「下を閉めてくるので、時間までゆっくり楽しんでください」

そして、「テーブルの上の青いバックの中に暖かいコーヒーが入っているのでよかったらどうぞ」といってくれた。

 

もう釣れそうな気もしないこともあったが、トイレに行きたくなったのでそこで終了とすることにした。

あったかいコーヒーを飲みながら、今日の釣りを振り返る。4時間だけだったが結構疲れた。なぜならそれは昨晩の眠りが浅かったせいである。

 

なんだかこどもみたい。

 

では、このへんで

 

 

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