自転車日本一周中に「カブ」の聖地身近島でキャンプをした。
そこで出会った個性的な方々。
当然ながら皆がみな「カブ」を愛している方々だった。
カブ以外の様々なバイクに乗っているひとも、やっぱりカブには惹きつける魅力があるそうだ。
そうした愛すべき方々の影響で、再びバイクに乗るならカブにしたいと思うようになっていた。
欲しいのはスーパーカブ110
カブと一口に行ってもたくさんの種類がある。
そんな中でぼくの欲しいのはスーパーカブ110だ。
そしてある事情からバイクが必要になった。そこで、
「よし、スーパーカブを買おう」
そう思って近くの販売店に行った。
店のおやじさんがホンダに問い合わせてくれると、なんと9月で販売を終了していることが判明した。
新しい型は、来年2月頃からの生産でABS付きになるのだそうである。
さて、困った。どうする?
もっと早く決断すれば
「後悔先に立たず」。この言葉は、してしまったことを後から後悔しても始まらないことをいうのだそうだ。
しかし、ぼくは「しなかった」ことを後悔している。
実はもう1年くらい前からスーパーカブ110が欲しかった。
すぐに買わなかったのは、特に差し迫った必要がないため、頭の中であれもこれもやることがあるからもう少し後でもいいやと先延ばしにしていただけだ。
バイクを買ったら釣りに行きたいと思っていた。
だから、もしカブを買っていたら丹沢の渓流へフライフィッシングに行けたのだ。そうしたチャンスを逃してしまったことになる。
もう、残り少ない人生なのだから、そういったことをしっかりと考えるべきであった。
スーパーカブ110の新規受付は、今年の8月くらいまで行っていたらしい。その8月には注文しに行こうと心に決めていた。それなのに・・・
今回ようやく腰を上げたのは、急に仕事が決まったためである。
職場は家から11キロ離れたところ。バスを利用すると1度乗り継いで1時間以上かかる。車なら30分。
それでバイク通勤するためにスーパーカブを買いに出かけたというわけである。
家の近くの小さな販売店には気のいいおやじがいる。まず、そこへ行って生産終了を知らされたのである。
その後、在庫があるかもしれないという小さな希望を抱いて、大手のレッドバロンに行ってみる。そこで調べてもらうと1台だけあったというのが映画「天気の子」バージョン。さすがにおじさんが乗るにはショッキングピンクは抵抗がある。
ぼくの欲しいのはベージュ色なのである。
必死に問い合わせる
「スーパーカブ110のベージュ色日本製の新車を探しています。」
そんな張り紙をあちこちに貼りたい気分である。
収入もないのに新車にこだわる必要ないじゃん。そんな声があるかもしれません。
しかし、以前調べたところによると、中古は新車価格を上回るものも多いという人気車種なのである。
だから、新車が欲しい。
いま、「グーバイク」で探しだした在庫がありそうなお店に問い合わせている。
これまで9店舗に問い合わせて5カ所から回答があった。4カ所からは「売却しましたー」のメール、1カ所は遠方のため取り扱いできませんと。
あと2カ所に追加で照会を入れた。色はホワイト。
望みは薄いけれど、やるだけやってみよう。
もし、これでダメだったら中古を探すことにしようか。
最後に
ああ、8月には近くの販売店に行こうと思っていたんだよなあ。
いま、そんな後悔ばかりが頭の中を巡っている。
ないとわかると無性に欲しくなるのが人の性というもの。
ちょっと冷静になってみる必要があるかも。
11キロの通勤。まあ、自転車でも50分あれば余裕かな。
では、このへんで
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