自転車日本一周中に出会ったカヌー日本代表の八角周平さん、オリンピックが延期になり、今どうしているのかと思いツイッターをみてみました。
9月に行われた全日本選手権では2位と大活躍のようです。
今回は、彼との出会いとカヌーオリンピック出場枠争いの状況についてお伝えします。
【目次】
カヌー日本代表との出会い
カヌースプリント カナディアンシングル日本代表、八角周平選手。
その彼と出会ったのは昨年(2019年)11月11日、石川県小松市で行われていた合宿に彼が参加していて、たまたま宿が一緒になりました。
あのときは、まだオリンピックの出場を日本代表の中で争っている時でした。といっても延期されたのでまだ決まっていないのですが。
まさか、その後に世界中がこのようなウイルスの脅威にさらされることになるとは思ってもみませんでした。
そのときの旅日記はこちらです。
(八角選手とともに)
カヤックも奥が深くて気をつけないと沼りそう(シーズンオフ後恒例 pic.twitter.com/YsVWcCNkKS
— 八角周平 (@Shuhei_Hosumi) 2020年9月27日
八角(ほすみ)さんがやっているのは、カヌースプリントのカナディアンシングルという競技で、小学校の時に体験したカヌーが面白くて、以来ずっと続けてきたそうです。
よほど楽しかったのでしょうね。嬉しそうな顔で話してくれました。
あとからネットで調べてみると、高校生で世界大会に出場し、国体は2連覇しているようです。そしてとうとう日本代表にまでなってしまったのでした。
実は私も若い頃にカヌーを習ったことがあります。
私が習ったのは、上のツイッターの動画にあるようなカヤックというもので、長野県の野尻湖で合宿スタイルで3日間の講習が行われました。
カヌーを見たことがある方は、ひっくり返ったのにまた起き上がって漕いでいるのを見たことがあると思います。
いきなりあれは出来ないのですが、それでもゆっくり起き上がる技術は習いました。
2日間、長野県の野尻湖で基礎技術を習い、3日目には犀川に川下りに出かけました。
カヌー代表の方にそんな話をしました。
彼のやっているカナディアンは、シングルパドルといって、水を掻くところが片側しかありませんし、細長くてとても不安定だそうです。ひっくり返れば水が入ってしまいます。
カヤックは水を掻くブレードが両側にあるダブルパドルです。また、コックピットカバーをして水が入らないようにしています。
カナディアンは片側だけで水を掻くので、彼の左右の腕の太さが大きく違っていました。
まだ大学生で、アウトドア活動の研究なども行なっているとかで、楽しそうにちょっと無茶な学生らしい話を聞かせてくれたりしました。とても好青年です。
夕食を食べながら、とても楽しいひとときでした。
翌日は、合宿の練習風景を遠目に見てから次の目的地に向かいました。
オリンピック代表選考方法
オリンピックで行われるカヌー競技は「スラローム」と「スプリント」の2種目があります。
スラロームはカヌー・スラロームセンターで行われ、スプリントは海の森水上競技場で行われる予定です。
国際カヌー連盟は、次のスラロームの合計4種目とスプリントの4種目を開催国枠として設定しています。つまり、日本人選手の出場が決まっています。
(スラローム)
カヤックシングル(K-1)(男子/女子)
カナディアンシングル(C-1)(男子/女子)
(スプリント)
カヤックシングル(K-1)1000メートル男子
カナディアンシングル(C-1)1000メートル男子
カヤックシングル(K-1)500メートル女子
カナディアンシングル(C-1)200メートル女子
このほかにも、開催国枠以外の競技に以下のものがあります。
(スプリント)
カヤックシングル(K-1)200メートル(男子/女子)
カヤックペア(K-2)1000メートル(男子)
カヤックペア(K-2)500メートル(女子)
カヤックフォア(K-4)500メートル(男子/女子)
カナディアンペア(C-2)1000メートル(男子)
カナディアンペア(C-2)500メートル(女子)
以上の8種目です。
なお、「K」とはカヤック、「C」とはカナディアン、数字は人数です。
そして現在、オリンピック出場が内定しているのが、
(スラローム)
男子カヤック:足立和也選手
男子カナディアンカヌー:羽根田卓也選手
女子カヤック:矢澤亜季選手
女子カナディアンカヌー:佐藤彩乃選手
(スプリント)
男子カヤックフォア500m:松下桃太郎選手、藤嶋 大規選手、水本 圭治選手、宮田 悠佑選手
ということになっています。
残りの種目は21年春に開催予定のアジア大陸選手権で出場権を争うことになるそうです。
オリンピック開催の予定は、2021年7月25日から8月7日までの間にカヌー競技が行われることになっています。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
来年、オリンピックが無事に開催されて、八角選手が出場して活躍するよう陰ながら応援したいと思っています。
では、このへんで
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