Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

パラマウント・チャレンジ・カヌー 【モンベル秋冬カタログと機関紙】

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モンベルさんにはいつも世話になっている。
 
昨日、そのモンベルさんから2021−22Fall &Winter Clothinng Catalog が届いた。
 
ビニールの封筒の中には他に機関紙「OUTWARD」(Fall 2021 No.92)と2021年9月から11月までの「イベントスケジュール」が同封されていた。
 
これらはモンベルクラブ会員になると送られてくるものだ。
 
モンベル会員ではない方に簡単に内容をご紹介したい。
 

秋冬もの衣類カタログ

送られてきたのは秋冬ものの衣類カタログで、登山、キャンプからサイクリング、モーターサイクル、パドルスポーツ、フィッシング、フィールド(農業・ガーデニング・林業)、そしてキッズやベビーに向けた衣類など幅広く掲載されている。
 
大変便利なのが、登山に使うのかキャンプで使うのかなど、フィールドや用途に合わせて選びやすいように、保温性と軽量コンパクト性を縦軸と横軸に置いて、それぞれの製品をその表の中の位置で説明してくれているところだ。
 
これは、モンベルさんには申し訳ないが、他のメーカーの製品を選ぶ際の参考にもなる。いわば、モンベル製品を基準として他製品を選ぶことができるのである。
 
モンベル独自の素材が数多くあるが、これは最初のページに説明が書かれている。その最後にサイズ表が載っている。
 
モンベル製品のサイズ感についてぼく自身が感じているのは、ヌードサイズの表に合わせておいて問題がないということ。これは当たり前かもしれないが、ぼくのようにSサイズとMサイズとの中間にある場合は、合わせるのが難しいのである。
 
身長から言えばMサイズなのだが、胴回りや胸周りが細いため、こちらはSサイズになる。ところが大抵はSサイズだとトップもパンツも丈が短かすぎて合わないのだ。
 
これがモンベルの場合はSサイズでちょうど良いのである。ただし、レインウェアなど少し大きめの方が都合が良い場合などにはわざとMサイズを選ぶこともある。
 
前のカタログを持っていない方には関係のないことだが、今回送られてきたカタログは昨年のものに比べると厚みが約半分になっている。
 

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内容を見比べてみると、商品がそれぞれマスの中に並べられており、一覧性がよくなっている。では、以前はどうだったかというと、一つ一つの商品の説明がとても詳しく書かれていた。説明が詳しいことはいいことなのだが、1ページに紹介される商品が少ないので、商品比較がしにくいという問題があった。
 

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 今回のカタログ

 

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昨年のカタログ

 
今回のカタログは、商品説明は簡単なものにして、製品名、金額、平均重量、そして物によっては収納サイズが明記され、これらが全て同じ位置に並んでいるため、重さや金額の比較がしやすい。
 
そして、詳細情報については、たとえばTシャツならその最初のページにQRコードが印刷されていて、オンラインショップで見てくださいとなっている。

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ただ、残念なのは新作があるのかどうかがわからないことである。
 
 

機関紙「OUTWARD」

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表紙はいつものとおり岩合光昭さんだ。
 
岩合さんは親子2代にわたって動物写真家である。若い頃のぼくが写真に興味を持ち始めた頃に活躍していたのは父親の岩合徳光さんだった。
 
今号では、モンベル代表の辰野勇氏と岩合光昭さんとの対談記事から始まっている。
 
誌名の「OUTWARD」について岩合氏が訪ねると、辰野代表は”外向き”という意味で積極的に野外に出ていこうという想いを込めて名前をつけたと答えている。
 
そして特集では「ジャパンエコトラックの旅」というタイトルで自転車で旅に出ようと呼びかけ、中川希良さんが東三河を自転車で旅する記事を載せている。
 
東三河というのは豊橋あたりを言うらしい。豊橋から少し東京寄りの東栄駅から出発し、渥美半島を走って三河田原駅にゴールした。
 
次のページからは、彼女が着ていたウエアやギアの紹介があり、シーン別サイクリングウエアコーディネート、キャンプツーリングへと続く。
 
しかしモンベルさん、サイクルウエアだけじゃなく、サイクルバックから自転車まで用意しているのはすごい。残念ながら自転車日本一周中にモンベル製の自転車もバックも見かけなかった。ここまで手を広げて大丈夫なのかと心配になる。
 
2つ目の特集は秋山を楽しむための登山装備について書かれている。おすすめのソフトシェルとレイヤリング、フリース、シャツ、ベスト、化繊中綿ウエア、トレッキングパンツ、ダウンジャケット、レインウエア、バックパック、登山靴、テント、寝袋、マット。
 
やはりここでも何から何まで揃っている。
 
 
3つ目の特集として、秋キャンプの防寒対策について紹介されている。
 
フエゴシリーズとして焚き火で穴が開かないように難燃性素材を使ったパーカやパンツが載っているが、焚き火のために揃えるには少々お高い気もする。
 
 

パラマウント・チャレンジ・カヌー

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そして最後が辰野代表の連載エッセイだ。
 
1991年春、ポリオの障がいをもつ男性から「カヌーを教えてください」と言われたのがきっかけで日本初の障がい者カヌー教室を開催したそうだ。
 
そこで名付けたのが「パラマウント・チャレンジ・カヌー」。
 
「パラマウントは山をも超えた素晴らしい「最高の」を意味する」ということであり、パラリンピックの語源でもあるそうだ。
 
その教室には15名の障がい者が集まったと言うことだが、なんとスタッフを含めると120名にもなった。その中の障がい者の一人が言った。
 
「オレ、障がい者ちゅうの忘れてたわ(笑)」
 
健常者と分け隔てなく水の上を漕ぎまわっているうちに、自分が障がい者であることを忘れていたと言うことだった。
 
辰野氏はそのひとに、車椅子をこぐ腕の力が強いばかりに、筋肉にたよってカヌーを漕ぐ癖を直させようとしたがダメだったと言う。
 
そんなある日、サリドマイドで腕が10センチほどしかない少年に、室内プールでカヌーを教えた。少年は短い腕を器用に使って30分練習しただけで左右のターンができるようになった。
 
それを見ていた先の腕力の強い男性が、少年が体全体を使って漕いでいる姿を見て、全身で漕げという意味がわかったと言ったそうだ。
 
少年は腕がないために、上半身全体を使わなければ漕ぐことができなかったのだった。
 
なおその後、強靭な腕の持ち主はモンベルの社員となり、長年直営店の店長を勤め、定年後は「日本障害者カヌー協会」の会長となり、パラリンピックの事務局として選手のサポートを行ったということである。
 

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
 
パラカヌーの話、とてもいい話だなあと思いました。
 
腕のない少年がカヌーを漕ぐ姿を想像して目頭が熱くなってしまいました。
 
最後に、東京パラリンピックに出場した瀬立(せりゅう)モニカ選手、7位入賞おめでとうございます。メダルは取れなくて残念だったけど、つぎのパリに向けて頑張れ!
 
では、このへんで
 
モンベルクラブに入るにはこちらから。

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