昨日は久しぶりに晴れて(午前中だけだったが)、少し汗ばむ陽気だった。
けれど、風は涼しく、もうすっかり秋の気配だ。
そういえば、夜はしきりに虫が鳴くようになっている。
さて、前回100均の登山・キャンプ道具をたくさん買ってきた話をした。
その中で、期待感の高い商品をいくつか紹介したい。
期待感と実際の使い勝手とは異なることもあるかもしれないが、とりあえず、紹介した商品に興味を持ってもらえたらありがたいと思う。
クッカークリップ
YouTubeで取り上げている方が多いのが、このセリアのクッカークリップである。
このクッカークリップなるもの、単なる鍋つかみと思いきや意外な使い方があった。
昔キャンプを始めた頃にCOGHLAN'S(コフラン)というカナダのメーカーのものを買ったが、使ったのは1度きりで、それからはずっと仕舞い込まれていた。
たった1回何に使ったかと言うと、NEW TOP というアルミクッカーの蓋が単なる皿のようになっていて、一応フライパンとしても使用できるようになっていた。
そこで、このクリップで掴んでフライパンとして肉を焼いたことがある。ただ、うまく火力調節ができず、アルミが薄すぎたため、真っ黒焦げになってしまった。
それ以来出番がなかったというわけである。
今回、それを引っ張り出してセリアのものと比較してみた。
COGHLAN'S
まず、大きく違っているのは、セリアのものはたくさん肉抜きがしてあり断然軽い。
また、セリアの方はにはバネが入っており、鍋を掴むたびにいちいち広げる必要がない。コフランにはこのバネがない。
しかし、
鍋を掴む(鍋が当たる)部分はコフランは先端が外に広がっており、鍋の外側に面で当たるようになっている。一方セリアの方は切り落としたままで、鍋に傷がつきやすいように思える。
そして、セリアの方は取っ手部分が上下ともに内側に折り曲げられており、とっての下側が上側の中に収まるようになっている。
このため、掴んだ際に手の腹を一緒に挟んでしまうことがあるのだ。
実際、多くのユーチューバーがこのことを指摘している。コフランは、上下とも下向きに折り曲げられいて、さらに鍋をつかんでもきっちり閉じないように下側の根元付近が少し外側(持ったときの下側)に曲げられている。このため、手の腹を挟み込むようなことはない。
以上のように、鍋つかみの用途では甲乙つけ難いのである。
ところが、
セリアのクリップはしっかり閉じ、さらにバネで常に開いている状態なので、これがトングがわりになるのである。
細かく言えば、鍋で熱せられたレトルトの袋を取り出すときにすこぶる便利なのだ。
実際にレトルトカレーを掴んでみたが、まったく落ちたりしない。揺すってみても大丈夫だ。
しかしここまでは、他のユーチューバーの方々が紹介している。
ここからがぼくの発見なのだが、あつあつのカレーを絞り出すときにこのクリップで挟んでやると、火傷をせずに絞り出すことができるのである。
まさにこれはレトルト食品の救いの神ではないか(ちょっとオーバー)。
これは普段使いに便利である。そこで台所の引き出しの中に収まることになったのである。
ただ、家庭で使うにはクリップが開いたままでも問題ないが、持ち運びをするには閉じている方がいい。
実はこのクリップ、横にも肉抜きの穴が空いている。そこに爪楊枝のような細い棒を差し込めばそれでロックされる。だが少々面倒くさい。
そこで、同じセリアで購入したシェラカップホルダーという取っ手を覆う皮のカバーをこのクリップに挿してみたところ、これがピッタリ。
もちろんシェラカップにも使える。取っ手を指に沿わせて曲げているぼくのシェラでも差し込めた。
使っているうちに他の使い方も思いつくかもと期待が膨らむ。
クールタオルと手ぬぐい風タオル
次に期待しているのが、ダイソーのクールタオルとセリアの手ぬぐい風タオル。
クールタオルというのは、水に濡らしてから絞って首に巻くと気化熱で涼しくなるというもの。昔、友人がとてもいいというのでわざわざプレゼントしてくれたことがあり、先日の大山登山でも首に巻いていった。
正確には巻くのではなく、Tシャツの首にかけて先端を襟口の中に突っ込むというやり方なのだが、これは首からの虫の侵入を防いだり、首の後ろが日に焼けるのを防いでくれる。
当然、山登り中の汗拭きにもなる。
クールタオルは横幅が短い(100cmX20cm)ため、普通のタオルのように首にかけてもモコモコしないのもいいところなのだ。
ただ、現在1つしか持っていないので、ダイソーにいったときにこれが目に止まったというわけである。
ポリエステルのため乾きがいいので、夏だけでなく、これからの秋のシーズンや春でも使えそうな気がしている。
手ぬぐい風タオルについては、プリントされている絵柄がとても楽しい(最初の写真)。
自転車日本一周では、サイクルキャップが1つしかなかったのでその代わりに手ぬぐいを頭に巻いていた。
頭に巻いた手ぬぐいのいいところは、結び目が首の後ろの日焼けを防いでくれることと、とうぜん汗を拭うことができることである。
それに手ぬぐいも広げておくとすぐに乾くので、とても重宝した。
加えて途中で見つけた温泉にふらっと入ることもできるのである。
とても便利な手ぬぐいなのだが、プリントではなく本染めのものはたいてい千円以上する。少々お高い。
そこで、今回お試しでセリアの手ぬぐい風タオルを使ってみようと思ったわけである。
なぜ、「手ぬぐい風」というのか。
手ぬぐいというのは反物になっていて、それを切りっぱなしにしている。だから、端がほつれてくるのである。
手ぬぐい風は、バンダナように周りを縫ってほつれないようにしている。それが正方形ではなくて手ぬぐいのように横長(89cmX33.5cm)になっている。
おそらくこうした違いから「手ぬぐい風」としたのだろう。
なお、ほつれ止めは短辺側だけでなく長辺側にもあるので、どうやら大きな布を手ぬぐいサイズに裁断したもののようである。
ともかくこうしたものが100円(税込110円)で買える。さらに絵柄が楽しめるというおまけまでついてくる。
ほつれ止めの縫い目がどのくらいまで持ってくれるのかわからないので、今回はお試しで1枚だけ買ってきた。
ともかく手ぬぐいは軽いし、これで気軽に温泉に入ることもできるのだから山に持っていくのにとてもいい。
ちなみに手ぬぐいがほつれ止めをしていないのは、割いて鼻緒が切れた時の紐にしたり(今ではないか)、包帯にすることができるためらしい。また、何度か洗っていると自然にほつれは止まることを申し添えておく。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
クールタオル同様、手ぬぐいを首に巻くのもいいのですが、昔風の図柄ではどうもイマイチなんですよね。
そしておしゃれなやつは値段が高い。
それから、手ぬぐいの新しいうちは頭に巻いたり、首に巻いたりしても違和感はないのですが、洗いざらしてきたら(見すぼらしく見えるので)素直に浴用にした方が良さそうです。
逆にそのほうが布地が柔らかくなって肌にもやさしいです。
では、このへんで
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