手紙を開けるとき
ビニールの袋を開けるとき
綺麗に開けられなくてひどい開けかたになったことはありませんか?
「ちゃんとペーバーナイフを使っています」とか、
「ちゃんとハサミを用意しています」という人はすばらしいです。
ではキャンプでビニール袋を開けたいときは?
どうしても手で開かない時がありますよね。
そんなときに便利なのが小型のアーミーナイフ。
今回は小型アーミーナイフの便利なところをいっぱい紹介します。
【目次】
アーミーナイフって?
一般的にアーミーナイフといえば、スイス・アーミーナイフを思い浮かべると思います。
代表的なのは、ビクトリノックスというスイスのメーカー。聞いたことがありますよね。スイス軍の装備として採用されています。
同じくスイス軍に採用されているメーカーにウェンガーというものもあります。
これがマークも似ていてどっちがどっちだか分からなくなっちゃうんですよねえ。
なお、ウェンガーは2005年にビクトリノックスの傘下となっているそうです。
ちょっと古くてかすれたりしていますが、これがビクトリノックスのマーク。盾に十字です。
これは古いせいなのか、今と盾の形が違っています。
ウェンガーはこんな風に角の丸い四角に十字です。
そもそも軍隊が様々な条件で使用するために考えられたものなので、多機能でとても便利。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーミーナイフ(英: Army Knife)あるいはマルチツールナイフ(英: multi-tool knife)とは、ナイフを含むマルチツールであり、ツールナイフである。 キャンピングナイフ、多機能ナイフ、マルチパーパスナイフ、十徳ナイフ(じっとくナイフ)とも呼ばれ、機能の数に応じて「○徳ナイフ」と呼ばれることもある。戦闘には用いないが、軍隊で日用的な目的で使用することを想定して制式採用しているので「アーミーナイフ」という俗称も用いられるようになった。 直訳すると「陸軍ナイフ」や「軍用ナイフ」になることから、戦闘にも用いられるものであると混同されることがあるが、近接戦闘(白兵戦)に用いられる戦闘用ナイフは「ファイティングナイフ (Fighting Knife)」と呼ばれ、日用品としてのアーミーナイフとは全然異なる。対照的に、台湾の「蕃刀」やグルカの「ククリ」などは鉈として用いる日用品的な性格と、戦闘用としての性格の両面を持つ。
このように、アーミーナイフといっても日常用なんですね。
そして、多機能であるがゆえに専用のものに比べたら使い勝手は落ちます。
だから、必要となるものをできるだけ選んで、最小限のものを使うのがベスト。あまり使わない機能があってもその分重いだけだし。
では、最小限の機能とはどんなものでしょう。
これは人によっても使う場面においても違うとは思いますが、わたしが最低限ほしいと思うのは、ナイフ、ハサミ、爪とぎです。これに必然的についてくるのが爪楊枝とピンセット。
残念ながら、ピンセットはあまり役に立ちません。トゲを抜こうとしたとき、うまく抜けませんでした。山やキャンプに行くときは、専用のとげ抜きは必需品だと思います。それから縫い針もとげ抜きに使えるのでこちらも同様です。
ちょっと話が横道にそれました。
つぎはどんな使い方ができるのか、考えてみましょう。
どんな使い方ができるの?
では、最小限の機能で何ができるでしょうか。
まずはハサミ。
山やキャンプでは、持っていった食べ物のビニール袋を開けるとき、どうしても開かないときや、小さく穴を開けたいとき。この使用頻度はかなり高いです。
例えば、パスタの袋を開けるとき、だいたい一握りくらいの大きさの穴を開けておけば、下向けて出てきた量が一人分の分量になります。
それに、中身をぶちまけたくないときはやはり必要な大きさに穴を開けられて便利です。
そのほか、
縫い物をするときに糸を切ったり、
ほつれて飛び出した糸を切るとき。
細挽きロープを切るとき。
衣料品を買ったときの値札タグを切り取るとき。
長期の旅で爪を切るとき。ささくれも切りやすい。
絆創膏の大きさを調整して小さくしたり、端を切って二枚をつなげたり。
飛び出ている鼻毛を切ったり。
自転車日本一周の旅では、反射テープを切ったり、自転車のバーテープ交換で余ったテープを切ったりなど、色々使えます。
アルミ缶なども切れますので、ローソク立てにしたり、ローソク用のコンロにしたりもできます(以前、コンロを忘れたときにこれでコンビニの鍋焼きうどんを温めました)。
なお、このハサミはバネで戻るようにできているので、片手で簡単に使え、特にウェンガーのハサミは刃がギザギザになっていて切り口は綺麗ではないけどよく切れます。
ナイフについては
小型で薄いナイフなので、ハードな使い方はできません。
なので、フランスパンを切るときに使うのがわたしの中での定番。くるくる回せばまな板は不要です。
あとは、家でダイレクトメールなどを開けるときくらい。ただ、普段はもうちょっと長いナイフを専用のペーパーナイフとして使っているので、そのナイフがないところで開けるとき。
爪とぎについては、
これはもちろん、爪を切った後にヤスリで整えるとき。
そして、爪の間に詰まった泥などを取り除くときに重宝します。
あとは爪の代わりとしてちょっとしたことでけっこう使います。
危なくないの?
あまりナイフを使ったことのない人は、危ないのじゃないかと思うかもしれません。
使い方を誤ればいくら小型のナイフとはいえ怪我をします。
だから、ナイフを使うときはちゃんとブレード(刃)をつまんで開いたり閉じたりすることが大切です。
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まあ、大怪我をすることは考えにくいです。
あとは、上で述べたようにあまりナイフの出番はありません。
ちなみにトップの写真のナイフの大きさは、
畳んだ時の長さ:6.5cm
刃の長さ:4cm
重さ:21g
でした。小さいのでポケットに入れてもかさばりません。
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まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
小さいので無くさないように何かをぶら下げておくことをお勧めします。
わたしは自転車の鍵をつけて旅をしていました。
そして今は、ピンセットも爪楊枝も壊れて装備されていませんが全く支障はないです。
おまけにL.L.Beanバージョンなのでとても愛着があります。
そんな小型アーミーナイフをあなたも使ってみませんか?
と、勧めたところで、ひとこと注意です。
銃刀法違反にならない刃渡り6センチメートル未満のナイフやハサミでも、正当な理由がない携帯は軽犯罪法第1条2号で禁止されていますので気をつけましょう。
では、このへんで
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