これから自転車で日本一周をしようと思っていて
準備を始めようかという人に向けて
今回はタイヤの話をしようと思います。
タイヤって何にしたらいいか迷うのですよね。
いろいろなサイトを探してみるけどなかなか決められない。
予算もあるしね、ってことで
定番については、たいていみんな書いているけど
それ以外の情報が欲しいという方に、わたしが日本一周で使ったタイヤについてお伝えします。
【目次】
自転車日本一周のタイヤ選び
使った経験はないけれど、みなさんの情報を集めると、やはり定番の
シュワルベマラソンを選ぶのが間違いないと思います(やっぱりそこ?)。
それは、耐摩耗性能と耐パンク性能が高いから。
ただし、ママチャリには合うサイズがありません。
でもそれ以外なら、たくさんの種類が出ています。
さすがです。
ロードバイクでも行けちゃいます。
*今回は自転車の話はしませんが、持っていく荷物の重さを考えて自転車を選ばないと、きっと自転車が耐えられなくなるので、その点だけは心に留めておいてくださいね。
けれど、なんだかそれじゃ面白く無いからほかにないの? と思っている方もいると思います。
ずばりいいます。
あります。でも、タイヤは信頼できるメーカーのツーリング向けタイヤを選ぶこと。
聞いたことのないメーカーの激安タイヤは絶対にダメ!
いや、いいんですよ、トラブルが好きならば。
ちゃんとしたメーカーの耐摩耗性能と耐パンク性能が高いタイヤを選びましょう。
そうしたら簡単にパンクしません(全部試したわけではないので根拠はありません。エヘッ)。
元・自転車世界一周 犀の角さんのブログによれば、
信頼できるタイヤを作っているメーカー・シリーズは、
シュワルベ マラソンシリーズ
マキシス アーバン/ハイブリッドシリーズ
パナレーサー アーバン/リブモ
と書いています。
世界一周した人が言うと重みが違いますねえ。
パンクを修理するとは、通常チューブを交換して、後からそのチューブのパンクを修理するか新しいチューブを買うかします。この修理というのはパッチを貼ることですね。
けれど、パンクすると交換が面倒だし、テンションが下がります。なるべくならパンクはしないほうがいい。
それでもパンクするときはする。それは運です。
タイヤに針のようなものが刺さるなんて滅多にないけどたまにある。磨耗して薄くなれば確率は高くなります。
そんな状態ではどんなタイヤを使おうがパンクしますよ。
それこそスピードをつけて、体重も抜かずに歩道に乗り上げたらたいていパンクします。そういった注意を払うのは当然のこと。
パンクなどのトラブルについてはこちらの記事もどうぞ↓
耐摩耗性をみよう
耐摩耗性能が高いタイヤを選ぶのも重要です。大抵は耐摩耗性能が高ければ耐パンク性能も高いはずです。そして、耐摩耗性能というのは、そのタイヤで何キロ走れるかということです。
日本を一周すると短い人で8千キロくらい。沿岸を周る人では1万2千キロ前後。わたしは1万1千キロでした(紀伊半島は沿岸を行かずに突っ切ったため少し短い)。
だから、タイヤ交換なしで1万キロ以上もたせたいなら、耐久性のあるタイヤじゃないとだめだということになります。
ちなみに体重と自転車の重さと荷物の重さ(総重量)によって違うでしょうし、舗装路と未舗装路の走る距離によっても違いがあると思います。
わたしの場合は、体重55kg+自転車13kg+荷物27kgで合計95kgくらいで、99%が舗装路でした。
途中でタイヤ交換することを前提にするならどんなタイヤを選んでもいいんです。
しかし、
例えば、旅の途中に自転車屋さんで交換してもらうとき、特殊なタイヤだといきなり行っても手に入りにくいので、注文してそれが届くまでに時間がかかってしまいます。
また、自分で交換する場合、タイヤ交換は慣れれば大して時間はかかりません。
けれど、
交換用のタイヤを入手するにはネットで注文し、宿泊先に送ってもらうのが便利なのですがこれも結構面倒臭い。また、交換後のタイヤの処分に困ってしまう。ただし、フォールディングタイプなら畳んで捨てることが可能(地域によるかも)。
なお、シュワルベマラソンはワイヤービードなので畳めません。
ワイヤービードのタイヤをカットする方法↓
日本一周した方のブログを探していたら、タイヤ交換せずに1万5千キロを走った人がいました。それはやっぱりシュワルベマラソン。
一度もパンクしなかったそうです。やはりシュワルベマラソンにしておけば間違い無さそうです。
シュワルベ公式サイトより
マラソンの最大の特長、グリーンガードは、3mm厚の耐パンクベルト。トレッド面下の粘りのあるスポンジ状のラバーが釘やガラス片などからパンクを防ぎ、高い耐摩耗性を誇るエンデュランスコンパウンドは、しなやかさを長期間保ちグリップ性能を保持します。そして、ひび割れに強く剛性の高いタイヤサイドは、回転時の変形を抑えコーナーでもヨレにくいため、高い走行性能をも実現。豊富なサイズ展開の中で、通勤・通学からロングツーリングまで安心してご使用いただけます。
でも、パナレーサーを履いた
でも、へそ曲がりなわたしは、パナレーサー・リブモPTというタイヤを履いて行きました。結果は、1万1千キロ走行して少しひび割れが見られますが、まだあと2千キロくらいは走れそうな感じです。
なぜ、パナレーサー・リブモPTにしたのか。
それは、それまでに使っていて気に入っていたからというのが一番の理由。
なぜ、気に入っていたかというと、とても乗り心地がよかったこと、長く使っていて問題がなかったこと、接地面積が小さいので(先が少し尖ったような形状)、太めのタイヤ(26x1.75)にしても進みやすいと考えたこと。それから、滑ったこともなく安心感があったことからです。
ついでケブラービートのフォールディングタイプであったこと。もし、タイヤ交換が必要になったら、ネットで買って交換し、折りたたんで捨てられるからと考えたからです。
シュワルベマラソンにしなかったのは、ワイヤービードであること、レビューに滑りやすいということが書かれていたことが気になったからです。
リブモは実際に測った人のブログによれば厚さ5mmだそうです。1万1千キロ走行後のリブモはまだ3mmの厚さがありました。
使用後のタイヤを広げたところ↑
タイヤの断面↑
ただ、残念ながら針のようなものが刺さったパンクを経験しました。その針に気付かずその後なんども同じ場所でパンクしました。ただ、空気を入れすぎなければパンクしないという微妙な突起。
タイヤを切って見て、これがなかなか切れなくていかに丈夫かがわかりました。リブモはサイドまでProTite Shieldというもので覆われています。
なお、RiBMo PTは現在ではただのRiBMoとなっているようです。
パナレーサーの公式サイトによれば、
Ride Bicycle More ! もっと自転車に親しもう!新機能「ProTiteシールド」採用で耐久性がさらにアップ。ProTiteシールドとマイルクランチャーコンパウンドの採用で、耐貫通パンク、耐リム打ちパンク、耐摩耗性が強化されたアーバン最強モデル。
RiBMoはアーバンというカテゴリーに属し、耐摩耗性能、耐リム打ちパンク性能、耐貫通パンク性能は5点満点中5点、グリップ力と軽さは4点、チューブ保護性能3点となっています。
まとめ
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