先日、ダナーライトの魅力についてお伝えしました。
そのとき手入れが大事と言いながら、そういえば山から帰ってきてからきちんと手入れをしていなかったことに気づき、早速やってみました。
本格的なやり方は、いろいろなサイトに紹介されているので、
今回は、ちゃっちゃと終わらせる方法について、わたしなりのやり方をご紹介します。
合わせて、シューレースを解かずに靴を脱いだり履いたりする方法、
そして、シューレースの通し方(シューレーシング)についてもお伝えします。
【目次】
ダラーライトを持っているけど、手入れが面倒くさい。
サイトの記事に載っているお手入れ方法は手間がかかりすぎる。
そんな人は、とりあえずこんな方法はどうですか、とわたしが実践している方法を公開します。
そして、ブーツのシューレースを解かずに脱いだり履いたりする方法とシューレーシングの特徴についても解説していきます。
この記事を読んで、ダナーライトを長く履き続けてもらえたらありがたいです。
また、シューレーシングを見直して、快適なダナーライフを楽しんでいただけたら嬉しいです。
ダナーライトの簡単お手入れ法
どんな皮靴でも手入れをするのに共通しているのがつぎの3つのポイント。
- 泥やホコリを落とす。
- さらに綺麗に汚れを落とす
- 保湿クリームを塗る。
以上が、革製品の手入れのポイントです。
では、実際にダナーライトを綺麗にしていきましょう。
1 ブラシで泥やホコリを落とします。
最初にシューレースを外します。このとき、わたしはアッパー用のブラシと靴底用のブラシを2つ用意して、使い分けています。
シューレースを全て外す。
ブラシをかける
違うブラシで靴底の泥も落とす。雨などで濡れている時は乾かしてから。
ソールの隙間に小石などが挟まっていたら、先の尖ったもので取り除いておきましょう。
2 さらに綺麗にするため、濡れた雑巾でアッパーを皮とコーデュラナイロンともに拭いていきます。コバも忘れずに。
なお、雨の日に履いた後は、乾いた雑巾で拭きあげます。
濡れた雑巾を絞り、靴底以外を拭いていきます。
汚れが取れました。コバも拭いておきます。(もちろん靴底を拭いてもOKです)
3 最後に保湿クリームを指で薄く延ばして塗っていきます。
使用しているクリームは、デリケートクリームというのもで、靴のリペアショップおすすめのものです。さらにコロンブスのクリームをつま先とかかと、そしてコバの皮の部分に少量塗っています。
最後に仕上げ用ブラシでクリームをなじませて終了です。
コロニルのデリケートクリーム
靴磨きセットは靴箱に入れ、箱の蓋に靴を乗せて手入れをします。
指で薄く延ばしていきます。
コロンブスのブートブラック・シュークリーム(ニュートラル)
つま先にこれくらい。これで少しツヤを出します。
仕上げ用のブラシでなじませて終了です。
<ステッチの汚れがひどい時>
コバのステッチの部分が汚れている時は、保湿クリームを塗る前に歯ブラシで汚れを落とします。
以上終了です。簡単でしょ。
ここで大切なのは泥やホコリを綺麗に落とすことです。
新しい時はそれだけで問題はないと靴屋のおにいさんは言っていました。
けれど、経年劣化でシワができてくると、保湿クリームを塗って皮を保護してあげなくてはなりません。
そのときに汚れがついたままだと、その汚れもろとも刷り込む結果になります。
だから、綺麗に汚れを落とすことが大事だというわけです。
なお、あまり汚れがひどい時は、上記2のところを雑巾で拭くのではなくて、シューシャンプーをつかってスポンジで洗うのが良い方法です。
ダナーライトは防水なので、水で洗っても問題ないところが良いところです。
クリームについて一言
デリケートクリームというのは、デリケートな皮に使ってもシミになりにくいというものです。どんな皮に使っても(裏革はダメですが)失敗が少ないクリームです。
その代わり、保湿効果は長続きしませんので、こまめに塗るようにしましょう。
なお、ツヤ出し効果がない点がいいところです(若干はツヤが出ますが)。
たぶんポビュラーなのはエム・モゥブレィのデリケートクリームだと思います。こちらはヌメ革も大丈夫らしいです。
コロニル製のものは、汚れ落とし効果も期待できるので、雑巾で汚れが落ちない時は、綺麗な布に少量つけて磨いてみてください。
コロンブスのブートブラック・シュークリームは保革とツヤ出しです。
ツヤを出したいところにちょっとだけ塗ります。
シューレースを解かずに脱着する方法
ダナーライトはシューレースを通す部分が、つま先側はシューレースホール、足首側はスタッドフックになっています。
シューレースを解かずに、一番上のフックを一箇所外せばレースを解くことができて靴を脱ぐことができます(わたしの場合、1番目のフックは使っていないので2番目のフックが一番上のフックになります)。
靴を履く時は、その状態で靴を履き、レースの結び目を引っ張って左右にフックを下から順番に引っ掛けていき、最後まで掛ければOKです。
シューレーシングの特徴
スポーツシューズなどの実用的なシューレーシングで代表的なのが次の2つの方法です。
オーバーラップ
オーソドックスな方法で、靴ひもを上から下に交互に通していく結び方。
最後だけ下から上に通して結びます。上側と下側を同じ方向に揃えると見た目がスッキリします。
締りが良く、緩みにくいのが特徴で、スポーツシューズによく使われます。
個人的には激しいスポーツに向いていると感じます。
アンダーラップ
靴ひもを下から上に交互に通していく方法で、フィット感に優れた結び方。
締めやすく緩みやすいのが特徴。緩めやすいのでハイカットのシューズ等に適しています。上側と下側を同じ方向に揃えると見た目がスッキリします。
個人的な感想は、つま先だけ緩くして足首をきつく締めるような調整をしても、少しずつならされていく感じです。
好みのシューレーシング
私の好きなシューレーシングは、つま先はアンダーラップ、そのあとオーバーラップにするやり方です。
つま先部分が締めやすくその上は緩みにくい結び方なので、ダナーライトではこのようにしています。
右足の方はシューレースの上側と下側の向きがが揃っていませんね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
靴の手入れは、かなり汚れてから徹底的にやるよりも、少し汚れたらさっと拭き取って
しまうのがいいと思います。
ビジネスシューズなども同様で、1日履いたら靴箱にしまう前にブラシでさっとホコリを払い、シューキーパーを入れてしまいます。
わたしは、足の汗を吸っているのですぐに靴箱に入れず、翌朝別な靴を履く時にしまうようにしていました。
ダナーライトにもシューキーパーを入れた方が良いのですが、シューレースをかけておけば一応型崩れしないので、何も入れていません。
シューレーシングに関しては、スポーツをするのでなければどんな結び方でもOKなので、自分で考えてみるのも面白いのではないでしょうか。色を変えてみるのも楽しいですね。
では、このへんで
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