Hakuto-日記

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ダナーライト お気に入りのアウトドアシューズ

 

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ダナーライトを知っているのはおそらくアウトドア好きの人

登山靴ってイメージじゃありません。

 

わたしはこの靴を愛用していて、もう24、5年も履いています。

今回は、このダナーライトの魅力についてお伝えします。

 

【目次】

 


やはり、ダナーライトを知っている人ってかなりのアウトドア好きなんじゃないかと思う。

そして、オシャレで履いていたとしたら、やっぱり裕福なのかなあと思ってしまう。

 

現在はバカ高くてわたしでももう買えない。

昔買っておいてよかったと思う次第です。

 

もし、ダナーライトに興味がある人や
ダラーライトを履いて見たいけど思い切れないという人

 

そして、今履いているアウトドアシューズが気に入らなくていい靴を探してる人にこの記事が参考になれば嬉しいです。

 

 

 

ダナーライトの思い出

 
いきなり思い出からなんですが、ダナーライトとの出会いの場面がとても印象に残っているので、ここから話を始めたいと思います。

 

登山を始めた20代前半、その頃の登山靴は革製の重たくガチガチに硬い靴が主流でした。

 

そしてハイキングには、ナイロン製のキャラバンシューズが定番。すこし余裕のある人はザンバランというイタリアのメーカーで日本人向けの足型で作りましたという革製の柔らかい「フジヤマ」という軽登山靴がありました。

 

ザンバラン フジヤマ(昔のモデル)

 


ガチガチの登山靴ではドロミテとかガリビエールというメーカーの靴が有名でした。

ガリビエール スーパーガイド

 

初めて登山靴を買いに、たしか新宿の登山用品店に行きました。そのとき店員さんに、

 

「今度新しい登山靴が入りました。重たい荷物を持って歩くには向かないですが、小屋泊まりなど軽い荷物で歩くには、とても軽くて丈夫なんですよ。実際にこれで3泊の縦走をしてきましたが、軽くてととても歩きやすかったですよ」

 

といって説明してくれたのが、ダナーライトという靴との出会いでした。

そして「今後はこういった靴が主流になるでしょう」という言葉もなぜかよく覚えています。

 

けれど、そのときは憧れのガチガチの登山靴しか目に入りませんでした。そんなことでそのときはガリビエールの重たい革の登山靴を買いました。

 

その後、結婚すると登山には行かなくなり、重たい靴はスーパーのレジ袋に包まれて眠っていました。


子供が生まれ、今度はハイキングに行くようになると、山用の軽い靴が欲しくなります。そんなとき、職場近くのいつも行く靴屋に、ダナーライトが置いてあることに気がつきました。


金額を見ると3万2千円。割引されてこの値段、高っ。けれど、昔聞いたあの登山用品のお店の人が言っていた言葉が蘇ってきます。そしてデザインがとても自分好み。

 

しばらく悩んでからとうとう買いました。あのとき、お店の人が消費税をおまけしてくれたことも覚えています。たぶん税率が5%に上がる前後の頃だったと思います。

 

そうして、子供が大きくなるとハイキングにもあまり行かなくなり、たまにオートバイに乗るときや、その頃毎年11月に上高地に集まって写真を撮っていたのですが、その時に履いたりするていどで、年に2、3度履くという時代がしばらく続きました。

 

そうしている間に手入れを怠ったせいか、履き口のところの皮が破れて中のスポンジが見えてしまいました。


これまた職場の近くに靴のリペアショップができたので、そこで修理をしてもらい、
数年後にはソールを全面張り替えてもらいました。

 

そんなことで今も現役で働いてくれています。

 

なお、しばらくしてガリビエールのことを思い出したので、

「しまっておいた登山靴どうした?」と家内に尋ねると、

「捨てちゃったよ。もう使わないでしょ」

 

確かにもう履かないので、あの登山靴の重さ分だけ心が軽くなったような気がしました。

 

 

 

ダナーライトについて

 

ダナー (DANNER JAPAN) のサイトによれば、1932年にチャールズダナーが安い仕事用ブーツを売ることからスタートし、1959年にビブラムソールを使用したマウンテントレールがバックパッカー雑誌に取り上げられて、ハイキング業界でプレミアムな存在になったそうです。

 

ダナーライトは1979年に、靴業界では初めて”ゴアテックス”を使用した靴が開発され、翌年から販売が始まったということです。

世界初のゴアテックス採用ブーツゴアテックス社との共同開発により、靴に採用する事が難しいと言われていた防水透湿素材のゴアテックスを世界で初めて採用する事に成功した。その靴はダナーライトと名付けられ、その翌年から販売を開始。現在でも完全防水ブーツの代名詞となっている。

ダナー (DANNER JAPAN) オフィシャルサイトより引用

 

この、靴の中にゴアテックスを入れる方法は、ゴアテックスブーティーといって、靴下のような袋を靴に埋め込んでしまうというやり方で、これなら水が入ってくる心配はありません。

 

 

 

ダナーライトの良いところと良くないところ

 

それではダナーライトの良いところを紹介します。


まず、軽い。でも今の靴はほとんど軽いですね。けれど、軽すぎても状態が安定しないので良くありません。ダナーライトの軽さはちょうどいい軽さなのです(個人的な感想です)。

 

ダナーライトの重量を測ったサイトによれば7.5インチで825gだそうです(自分で測れよ)。同じような位置付けのモンベルのタイオガブーツの25.5は563gだそうです(カタログ値)。

 

モンベル タイオガブーツ


つぎに、ゴアテックスで濡れないし蒸れにくい。これも現在ではゴアテックスや同じような防水透湿素材を多くの靴が採用していて、ここは今は普通になりました。けれど、元祖はこのダナーライトです。

 

足って意外と汗をかくもので、ただの防水のスパッツをつけたとき、スパッツの内側に水滴がついていました。これから登山靴を買うならやはりゴアテックスを使用したものがおすすめです。

 

続いて、デザインがいい。これには好みがありますね、けどいいと思いません?

 

そして皮の部分の経年劣化が楽しめるし、お手入れすることで愛着が湧いてきます。

 

さらにガチガチの登山靴ではないので、冬場の普段履きや雨や雪の日に履いてもあまり大げさに感じないところがいいんじゃないでしょうか。

 

さて、ここからは機能面について。

 

ダナーライトについているビムラム製のソール(VIBRAM® KLETTERLIFT)は滑りにくいことが挙げられます。ここは強調したいくらいです。土の斜面でしっかり立てる安心感はとても登山を楽にそして安全にしてくれます。

 

岩山でない丹沢のような滑りやすい山では、ゴアテックスとソールのグリップ力を基準にしてください。そして足の大きさにあった靴を選んでください。

 

靴選びについてはこの記事を参考にしてください。

challe.info

 

そして次に良いところ。それは、シューホールがつま先の方まであり、そして上の部分3つがフック式になっているので、紐を解かなくても靴の脱ぎ履きができて便利であることです。


まだあります。ソールにグラスファイバーの適度な硬さのシャンクがあるので、反りに対する返りがよく、歩きやすく疲れにくい。また、ソールが接着ではなくステッチダウン製法でつくられているので、ソールの張替えができるため、長く履くことができます。

 

 

では、良くないところはどんなところか。

 

まずは高価であること(Amazon価格で6万円ほど)。これに尽きるといってもいいかもしれません。


登山靴として考えた場合は、岩場でくるぶしをぶつけた時など、その辺りが少し薄いので足首あたりの保護性は弱いです。逆に言えばそのぶん蒸れにくくなっているとも言えます。その点では登山靴として使う場合はあまり初心者向けとは言えません。

 

また、インソールがないので、フィット感は少ないと思います。登山の時に使用する場合は、しっかりとしたインソールを入れるのもいいと思います。

 

やはりそこも、アウトドアシューズとしてオールマイティーに使うのなら、何も入れないシンプルさもいいと思うのですが。

 

わたしはこれまでインソール入れていなかったのですが、足の保護ではなく、靴の保護のため、皮のインソールを入れて山を歩いてみました。けれど、皮は滑るのであまりよくありません。今度、他のを試してみようと思っています。

 

それから、つま先が傷がつくので、手入れをしないとみすぼらしくなってしまいます。それと、ソールがやわらかいので、岩場を歩くならもう少し硬いソールの方が向いています。

 

ちゃんと手入れができないと寿命は短くなること必至です。

 

 

 

まとめ

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

デザイン的にタウンユースでも使えると思うので、これ一足で間に合わせようというなら、そしてちゃんと手入れをするなら2、30年は履けると思うので、高いとも言えないのではないでしょうか。

 

でも、そんな人はあまりいないですよね。

 

たぶん、この靴を買うのはデザインが気に入った人だと思います。

欲しくなったらこのくらいの金額なら・・・

 

ということで、買おうかどうしようかと迷っているあなた、

 

買って後悔することはありませんよ。

 

 

 

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