（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
有川浩の小説『植物図鑑』は、あまーい恋のお話で、岩田剛典と高畑充希が主演して映画にもなっています。いいおじさんが見ると、青春っていいなーって感じになります。
わたしは俳句をやっているくせに植物の名前をほとんど覚えられなくて、せめて食べられる野草くらい覚えたいと思い、小説に登場する野草と料理を整理してみました。
調べてみると、この小説のとおりに料理をしてみましたーという方が結構いるのですね。
できたらこれらの名前を覚えて、俳句にも生かしたいし、キャンプなんかでその辺から野草を摘んできて料理ができたら、さらに楽しいキャンプになるんじゃないかと思ってます。
まずはその前に、ちゃんと見極められるようにならないと。
【目次】
- 小説『植物図鑑』について
- ふきのとう
- フキ
- ツクシ
- ノビル
- セイヨウカラシナ
- タンポポ
- イヌガラシ
- スカシタゴボウ
- ワラビ
- イタドリ
- ユキノシタ
- クレソン
- 野いちご
- イヌビユ
- スベリヒユ
- アップルミント
- アカザ・シロザ
- ヨモギ
- ハナミズキ
- まとめ
小説『植物図鑑』について
小説は、様々な野草の料理が二人を近づけて行き、そしてその野草たちが季節の流れ感じさせるようになっています。そしてこの小説のキーとなる野草が上の写真の「ヘクソカズラ」。
可憐な花を咲かせるけど、臭いにおいのする植物。
そうきたかー と読者を唸らせるストーリーのうまさにまたも脱帽です。
もともとはSFでデビューしたはず。恋愛はあっても戦闘シーンを描くハードな感じだったものが、最近ではベタな恋愛ものも書いていますね。
そのなかのひとつがこの『植物図鑑』です。
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ふきのとう
「フキの繁殖のための株。そのまま枯れる。」
（＊このカギカッコは小説中に書かれていた説明。以下、同じ）
（料理１） 天ぷら
（料理２） ばっけ味噌
「茹でこぼしたフキノトウを水にさらし、力任せに絞って水気を切り、微塵切りにする。ごま油で炒め、同量の味噌と砂糖、みりん、酒、一味唐辛子を入れる。煮詰まって粘度が高まったら出来上がり」
フキ
「茎が太くて緑色が美味しい。茶色っぽいのは不味い。
茹でこぼしてアクを抜き、スジを取る。」
（料理１） フキの混ぜご飯
「フキの茎を小口切りにする。ボウルの中に入れ、塩を振って混ぜる。ご飯を入れざっくり混ぜる。完成。炊き込みご飯も ⭕️ 」
（料理２） 煮物
ツクシ
「袴を取るので食べるのに手間がかかる」
（料理） つくだ煮
ノビル
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
「葉と根の先の白い球根をとる」
（料理） ノビルとセイヨウカラシナのパスタ
＊このレシピは次のセイヨウカラシナのところで。ここでは浅漬けをご紹介。セイヨウカラシナ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ＊「菜の花」の一種とのみ紹介）
「菜の花の仲間。葉と開いていないツボミを摘む」
（料理） ノビルとセイヨウカラシナのパスタ
「葉をざく切りにしてツボミと一緒にザルで水洗いする。ノビルの葉も同様にし、球根も水洗いする。適当な大きさに切ったベーコンを炒め、出た脂でノビルの球根を先に炒め、ついで細長い葉、最後にあく抜きしたセイヨウカラシナを入れて混ぜ合わせる。最後にパスタの茹で汁をかけて完成。」
（筆者注）
セイヨウアブラナとセイヨウカラシナの違いを調べると、セイヨウカラシナの方が鼻が少し小さく、葉の付け根が前者は茎を巻く耳型で、後者は茎を抱かず、葉が細かいギザになっているそうです。ただ、交雑が進んでいるので見極めるのは難しいようです。
タンポポ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理） 花と葉は天ぷら。茎はバター炒め
イヌガラシ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理） おひたし
「あく抜きでゆがき過ぎると辛味が消し飛ぶ」
スカシタゴボウ
（料理） 胡麻和え
＊スカシタゴボウ のレシピは見つからず、代わりにカラシ菜で。
ワラビ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
「あく抜きは、たっぷりのお湯で湯がいて、一晩水にさらせば ⭕️ 」
（料理１） 味噌汁の具、炊き込みご飯の具
（料理２） 油揚げの細切りと合わせた煮付け
（料理３） 生姜を載せたおひたし
（料理４） ベーコン巻き
イタドリ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
「皮むきしてあく抜き。ワラビと同じ方法で」
（料理） ごま油でしょうゆ味の炒めもの
ユキノシタ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理） 天ぷら
クレソン
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理１） サラダ ツナを合わせるなど
（料理２） ベーコン炒め
野いちご
（料理） ジャム
イヌビユ
（出典：山菜・山野草－026 イヌビユ：食べる健康！ 身近な山菜・山野草・木の実：SSブログ）
（料理） イヌビユと牛肉の炒め物
＊レシピは見つからず、代わりに牛肉なしのレシピです。
スベリヒユ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理） 酢味噌和え
アップルミント
（mokhtar akelによるPixabayからの画像）
（料理） アップルミントティー
アカザ・シロザ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理） なし
＊いちおう胡麻和えなど。
ヨモギ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
（料理） 天ぷら
ハナミズキ
（出典： 「季節の花 ３００」 https://www.hana300.com/ ）
＊観賞用。果実が有毒。食用にはできません。葉の表面の毛も触ると皮膚炎を起こしてしまうので注意。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
わたし自身、このページを参考に野草を探し、それから料理もやってみようと思っています。
ハナミズキは食用できません。小説では別れのサイン。
もし、この内容に間違いがあったらぜひお知らせください。抜けているものもあったらぜひ教えてください。
よろしくお願いします。
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