11月30日(土) 、晴れ 中津市から日出町 66.6キロ
今日は、とうとう恐れていたものがやってきました。
昨夜は風が冷たくて結構冷えました。今朝も冷えました。
元同僚が、
「国東半島は海沿いの方が楽だよ」
と言っていて、地元の方と話した時も同じことを言われました。
しかし、小さな上りを何度も繰り返すのは後半かなりきついというのを知ってしまった私は、大きな峠をひとつ超える道を選びました。
しかし、どうもお腹の具合がおかしい。安全のためコンビニでトイレに寄って行きました。ついでに下痢止め剤も飲んでおきました。
しかし、それはやってきました。
道は山道に差し掛かり、この先というかもうだいぶ手前からコンビニを見なくなっています。
そんなところで奴は襲ってきました。やばい、もう無理。そういえばさっき通り過ぎた食堂があったっけ。
そこで引き返し(下り坂)、お店のご主人に
「すいません、トイレ貸してください」
と出来るだけ辛そうにお願いしました。
「どうぞ」
おー、ここに神がいた。
というわけでことなきを得ました。
しばらく行くと「風の郷」という旗がはためいていました。そこには山香温泉とありました。そしてここから1キロ。行くっきゃない。
温泉から出てくると、体が軽くなったようでした。やはり冷えたのがいけなかったのでしょう。
駐車場に支配人らしき人がいて、
「ここのお湯はいつまでもポカポカですよ。塩分が入っているんです」
そう言って地下1600メートルから汲み上げていると教えてくれました。さらに道の情報も教えてくれて、歩道がなく路肩も狭く、脇はコンクリートになっている道が続いたり、峠もまだ残っていることなどを教えてくれました。
時間も遅くなったので、国東市へ行くのは諦めて、日出(ひじ)町の海岸にあるキャンプ場に目的地を変更しました。
日出町は山坂の町で城下町でした。
では、このへんで。