Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

骨折していた

6月4日(37日目)新潟からフェリーに乗る。12時出航、小樽まで16時間半の船旅である。自転車は手荷物扱いで1750円で運んでもらえる。この日、バイクは7台、自転車は2台であっという間に乗り込み完了。もう一台の自転車仲間は北海道に長期の出張だそうで、大型の登山用ザックを背負った20代の若者だった。

船内は快適で大きな揺れもなかった。海を見ながら風呂に入る。左手が使えないので右手側がうまく洗えず弱った。それでも風呂に入ると気持ちまでさっぱりとする。特に船上での湯は気持ちがいい。

明け方、定刻通りに小樽に入港する。気温は13度、雨であった。

小樽は坂の町、坂の上から海が眺められる。だが今朝は雨で靄っている。それでも小樽公園の見晴台まで行ってみた。やはり靄ってはいるけれど、心の目には港が見えている。満足だ。

雨が激しくなる。その中を札幌に向けて走っていく。友人と夕食を食べる約束をしていたのでホテルを予約していた。よかった。雨の日にテントを張りたくはない。

左手の腫れは引かない。札幌に着いたら整形外科に行こうと決めていた。11時、病院につく。レントゲンを撮ってもらうと先生は「骨折してますね」という。「腕にはとう骨としゃ骨の二本の骨があり、このしゃ骨が折れて、この写真の方がよくわかりますね」素人が見ても明らかに骨折とわかる。ヒビ程度は覚悟していたがこれは旅を中断せざるを得まい。「関節なので手術をした方がいいでしょう。手術するならなるべく早い方がいいです」の一言で観念した。明日家に帰ることにしよう。

夕方、友人に事情を説明し、しばらく自転車を預かってくれるようお願いした。