久しぶりのブログである。
福島県の山に登りに行ってなんと発熱。
帰ってから検査をしたらなんとコロナ陽性。
いまさらかかるなんて。
でも感染力は増しているようなので、今さらというより今だから感染したのかもしれない。
さて今回は、日本百名山登頂断念記としてお届けします。
お盆休みは6連休
定年退職後、これまでとは全く違う仕事を始めて1年9ヶ月が過ぎた。昨年は覚えていないのだが、今年のお盆休みはなんと6連休。さて、どこへ行こうかと考えた。
ただ、シフトが決まったのが7月下旬なので、あまり時間がない。
本当は北海道大雪山の朝日岳からトムラウシ山を縦走したかったのだけれど、航空券や宿の手配が大変なので今年は諦めることにした(ただ、旭岳だけにはすでに登っている)。
そこで、航空券や新幹線の手配をしなくても良い場所という条件、つまりスーパーカブでいける範囲の山を探した。ただし、お盆の帰省渋滞を考えて、余裕のあるプランを考えた。
その結果、決定したのが福島県の山で飯豊(いいで)山と安達太良山。
飯豊山は登山口で1泊し、さらに山上で1泊。下山後も登山口で1泊するというゆとりのある計画。
安達太良山は帰宅途中に登る。
飯豊山登山口までの移動は途中の那須で1泊し、帰りはさくら(佐倉)で泊まって帰る。
これで5泊6日。
計画自体は余裕があるが、予備日がないのが少し不安ではあった。
それに台風が近づいていて、帰りにはきっと大雨の中を通過しなければならないだろう。
まあ、計画自体にゆとりがあるし、いざとなれば安達太良山はパスしてもいい。
こうして荷物をできるだけコンパクトにして出発した。
1日目はゲストハウスを目指す
1日目は、以前那須岳に登る時に利用した那須塩原のゲストハウスに向かう。距離的にもちょうど良いし、なにより低価格である。
平塚から都内を避けて川越経由で行くことにする。このまえ武尊山に行った帰り道、スマホのバッテリーが無くなってナビ(Googleマップ)なしで帰ったことが幸いしたのか、16号の右左折の場所を覚えていた。
道路の混雑は予想よりはましだったが、それでもやはり混んではいた。そんな状態が宇都宮まで続いた。
宇都宮を過ぎて一休みしている時に、ゲストハウスに思ったよりも早く着きそうだということがわかる。そこで、どこか面白そうなところはないかと考えた。
そうだ。自転車日本一周のときにあきらめた殺生石に行ってみようか。
そう思って調べてみると、ゲストハウスへ向かうのに少し遠回りをすることになるが、たいした距離ではないことがわかった。
そこで目的地を殺生石に変更。Googleマップに入力する。
殺生石
那須塩原に入ると見覚えのあるコンビニや飲食店の看板が目に入る。昨年、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳に登った後、この那須塩原に来て那須岳に登った時のことを思い出す。
そしてなんと、殺生石は那須岳に向かう途中にあった。前に来た時は、ただ那須岳のことばかりが頭にあって、途中にあるこの殺生石には気付かずに通り過ぎたのだった。
ふたたびこの場所に来てみると、もう見落とすはずがないくらいの殺生石の看板が道路脇にあった。
ただ、下っているときにここに噴き上げている白い煙を見て、温泉が吹き出しているのだなと思った記憶がある。
殺生石の駐車場にスーパーカブを止め、案内板のところへ行く。そして思った。日本一周のときに諦めて正解だったと。それは、自転車で走ったルートからかなり逸れていること。それにあの平地からかなり登らなければならなかったからである。
同時に芭蕉はよくここまでやってきたものだと感心もした。やはり芭蕉は健脚だ。
殺生石のある場所まで木道の遊歩道がつけられていた。一番奥に殺生石がある。付近は硫黄の匂いが立ち込め殺伐とした風景だ。
それではしばし一緒に歩いてみよう。
到着。
ではここから引き返そう。
さあ、戻ってきた。
黒磯駅まで
殺生石の見学を終えて駐車場に戻ると時間は4時37分。さて、あとはゲストハウスに行くだけだ。途中、来る時に見つけておいたガソリンスタンドで給油する。メーターはすでに0を示していた。
スーパーカブの燃料計は、しばらく走らないと針が動かない。そして、針が0を示してもその時点で約1Lは残っている。1Lあれば最低でも60キロは走れるのである。
このときに入ったガソリンは2.9Lだった。やはり1Lと少し残っていたことになる。
5時少し過ぎにゲストハウス到着。前回は看板が見つからず、ウロウロしてしまったが、今回は2回目なので迷わず店の脇にバイクを停める。
受付をして料金を支払う。システムの説明を簡単に受けて荷物をベッドに運び入れる。わかっているので案内は無し。裏の駐車場にバイクを移動し、お店の人に聞いた黒磯の駅まで散歩した。
散歩といったが、実は夕食が食べられる場所を探すのが目的だった。お店の人が言ったとおりピザのお店くらいしかなかった。
それにしても新幹線の駅はなんだか寂しかった。ところがその駅の隣にある建物が立派なのである。一体なんだろうと思い近くまで行ってみるとなんと図書館。
自治体の思惑が透けて見えるようだ。
宿に戻る時に面白いものを見つけた。
CS&Nかな。
それにこの辺りの蔵や塀には大谷石が多く使われている。神奈川でも一時はどこの塀も大谷石ばかりだった。この辺りは近いので当然なのだろう。
結局、夕食は宿の近くの焼き鳥屋に行った。お店の人は教えてくれなかったけど。
つづく。
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