先日の金曜日は非番。
本当は朝から出かければいいのだけれど、ここ最近疲れ気味。
というよりも常に倦怠感を感じている。
ひょっとしてシェディング?
などと考えてしまう。
そんな体と気持ちに鞭打ってせめてものウォーキングに出かけた。
一応目的地をセリアに定める。
ああかったるい
せっかくの休みだ。朝から出かけられるぞ。
そんな心とは裏腹に体は拒否反応を示す。
ああ、かったるい。体がだるいのだ。
睡眠は足りているはず。
なのに朝食後にふたたびベッドに。
YouTubeを見ながらいつの間にか眠りにつく。
2時間後目が覚める。
初めに考えていたのは山。続いて釣り。それがダメならロードバイク。
ところが体が無理だと言っている。
最終的に妥協したのはウォーキング。
それも結局、昼食後となった。
午後2時半、iPhoneにモバイルバッテリー、ブルートゥースイヤホンをジーンズのポケットに詰め込む。ちなみに聞いていたのはオーディブルで、田中英道氏の『日本国史(下)』。
そしてワラーチの紐をしっかり結び、いざ出陣。
寒川神社に参拝
目的なく歩くとすぐに帰りたくなってしまいそうなので、目的地をセリアに定め、途中、寒川神社でお参りすることにする。
ワラーチはだいぶくたびれて、ゴムもだいぶすり減ってきた。
足の指を反らせると、ビブラムのゴムが足裏と同じようにそりかえる。
つまりは裸足に近い感覚で、足に馴染んでいるということができるが、そのぶん厚みが減って路面の凸凹を敏感に感じる。はっきり言えばイテーとなることが多い。
その日は梅雨の晴れ間で気温が高く、汗がTシャツを濡らしていく。
首の後ろが日焼けすると敵わないので手拭いハンカチ(セリアで購入)を首に巻いた。
寒川神社の参道に入ると木陰になった。太陽は直接浴びてはいないがそれでも暑い。
ワラーチを履いている足の裏も熱くなっている。
平日なので人通りは少なく、すれ違ったのは3人だけだった。
杉並木の参道から神池橋の脇を抜けて右手の池の方へ行こうとしたら、同年輩の夫婦連れらしき先客がいたのでやめた。鳥居をくぐって境内に入る。
石畳の参道を奥まで進むと本殿(御社殿)を囲む回廊の大門(神門)の前に出る。
その左手に手水舎がある。そこに明治天皇の作られた和歌が書かれている。
あきつしま四方にめぐれるうなばらの
波こそ國のかきねなりけれ
なるほど。日本はこの海に守られてきたんだね。
ただ、責められてきた時に撃退してきたことはもっと知られてもいい。
この辺りに来ると流石に相模一ノ宮、人が絶えることはない。
でも見たところ神門の内側にいるのは10人くらいだろうか。
財布からお賽銭(奮発して100円)を出して賽銭箱に丁寧に落とし入れた。
二礼二拍手し、何も願わず何も考えずに手を合わす。最後に一礼。
この日は浜降祭の写真パネルの展示があった。
毎年7月に行われるのだそうだ。今年は7月17日に行われるとのこと。
神門の左手の小さな出口から参道の脇へ回る。こちらには売店があるが店じまいするところだった。
おばちゃんたち二人が何かを買いたかったようで、お店の人に声をかけていたが、やはりもう閉めてしまうようだ。いちおう「八福餅なら、まだ参道の先の鳥居の道を渡ったところで買えるとおもいますよ」と言っていた。
おばちゃんたちもそれは知っているようでそっけない返事をしていた。おそらくそっちまで行くつもりはないのだろう。
ぼくはそこの自販機で水を買った。
目的地はセリア
さて、ここから一つ丘を超えた先にあるセリアに向かう。
日差しは少し和らいできたが、今買ったばかりの水は結露した水滴でびしょ濡れとなる。
坂道を登っていくと保育園があり、その前の駐車場ではエンジンをかけたままの車が数台止まっていた。おそらくエアコンをつけているのだろう。もちろん中に人はいた。ただ子供だけが乗っている車もあった。
隣は小学校。校庭では児童がボール遊びをしていた。
この辺りが丘のてっぺんで、この先から長い下りになる。
下から子供達が自転車を漕いで元気に登ってきた。がんばれ。
一旦降り切り、交差点に出る。そこから再び上り坂。いいトレーニングになる。
セリアを目指したのは、欲しいものがあったからである。
それは、これまで何度となくセリアで探したが見つからなかったアルコールストーブの五徳である。
これからいくところ以外にも、別な店舗を2店回った。それでも見当たらなかったのは、おそらく売り切れていたものと思われる。
そんな情報をYouTubeで得ていた。人気商品なのである。
そしてとうとう見つけた。あまり期待していなかったので驚いた。
持ってみたら少し重さを感じたけれど、予備を含めて2台買うことにした。
組み立て式ではなくハの字に開くだけなので、ある程度載せる鍋に合わせて調整ができる。みたところしっかりしていて、割と重い鍋でも耐えられそうだ。
持ち帰り用に三角折したレジ袋を持参していたが、どこかで落としてしまったようだ。きっとお賽銭をあげる時だ。財布と同じポケットに入れていたのである。
そこで、コーヒーフィルターを入れる扇型のバックを一緒に買ったのでその中に詰めた。
ふたたび来た道を戻る。
セリアに向かう時に登り始めた坂の途中に野菜の無人販売所があった。もうトマトしか残されていなかったが気になっていた。
帰り道に残っていたら買おうかどうしようかと迷っていた。
再びそこに寄ってみると、トマトは売れ残っていた。近くには湘南トマトと書かれたのぼりが立っている。
ビニール袋には入っていたが、途中で破れないかが心配だ。少し考えた。
なんとかなるだろう。よし、買おう。
財布から200円を取り出し、鉄製の集金箱の中に入れる。チャリン、チャリン。
すると後ろから「ありがとうございます」との声が。見られていたのか。
振り向くと麦わら帽子をかぶって作業をしているおばちゃんがいた。
「いつもありがとうございます」「あ、どうも」と会釈をして坂を下った。
その先に公園があり、ベンチに座ってトマトを手拭いで包んでみた。
はみ出すけれど、ビニール袋に入っているので落ちることはなさそうだ。
今晩はカレーにする予定なのである。
ベンチに腰掛けてしばらく休み、再び歩き始める。
公園の自販機にペットボトルの回収ボックスが置かれていたので飲み干して空になったボトルを入れた。
そのあと、ちょっとだけ遠回りとなるのでちょっと迷ったが、神社の境内を汚してはいけないと思い再び行ってみることにした。
一応財布を取り出した、売店横の自販機のところを見てみたがレジ袋は落ちていなかった。
続いて本殿前にも行ってみたがそこにも落ちていなかった。
おそらく誰かが拾って片付けてくれたのだろう。
レジ袋は見つからなかったけれど、境内を汚していないことがわかりホッとした。
最後に
歩き出す時にスマホで経路を記録していた。
記録を見ると、14キロちょっと歩いていた。
歩行時間はトータルで4時間ほど。
暑い中、そしてからだがだるい中、自分でもよく歩いたと思う。
足はなぜだか左足の裏だけが少しヒリヒリした。
カレーはうまかった。
カレー粉は最近見つけた小麦粉の入っていないやつ。
鶏肉となす、ピーマン、インゲン、にんじん、それにトマト。
これにとんかつを乗せて豪華カレーの出来上がり。
アルコールストーブ五徳は今度試してみたい。
では、このへんで
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