久しぶりだ。
ロードバイクに乗った。
時間は短かったけれど、体力が落ちた身にはちょうど良い。
久しぶりに海を見た。
梅雨曇りの海は静かだった。
体調は今ひとつだが
4月下旬に風邪をひいてから咳が出る。
だいぶ良くなったけれど、まだときどき出る。
嫌な咳だ。
体力が落ち、体重もなかなか戻らない。
だが、もうすぐ7月。
昨年に引き続き日本100名山制覇に挑戦したい。
だからはやく体力を回復させて筋力も昨年のような状態に戻したい。
6月は職場の研修が4日ほどあって土日以外ほぼ休日がない。
勤務時間はだいたい4時間程度で短いが、終わるとぐったりと疲れてしまう。
先週の土曜日はスマホの講師を務めた。
2時間ほどの講座だが、終わると本当に疲れてしまった。
その翌日は句会があったけれど、休んでしまった。
そして1週間。
やっと休みだ。
早く体力をつけたいという思いとゆっくりと体を休めたいという思いがせめぎ合っている。
結局その中間で折り合いをつける。
まず、体力をつけるためにどうすれば良いかを頭の中で考える。
すると元気な状態でできることを計画してしまう。
まずはやはり登山で、丹沢でのハードなトレーニング山行が思い浮かぶ。
そして次に体の状態を考えて譲歩する。
その譲歩の結果、楽なコースの登山にしようと考える。
だが、準備をする気力が湧かない。
そこで浮かんだのはロードバイクに乗ること。
ロードバイクで大磯まで
この前乗ったのは2月下旬。
あのときはメーターが作動しなくてイライラした。
電池を新しいものに交換しても反応しなかったのだ。
それが今回はすんなり反応した。
これは幸先がいい。
いつもこうであって欲しいものだ。
ロードバイクに乗ると決めたのは朝起きてから。
はじめ、朝食を食べて直ぐに出れば小田原の先までいけるかな、などと考えた。
しかしそれは無茶だ。今の体力では2、3時間も走れればいいところだ。
そう思い直し、午後から乗ることにした。
準備を始めてスポーツグラスを取り出したところ、内側のメガネのレンズがポロッと落ちた。
よく見るとプラスチックのフレームが割れている。
これで2度目だ。
ちょっと弱すぎないか。
セロテープで応急処置。
靴はどうしようかと考えたが、ビンディングが外せなくて転倒した場面がフラッシュバックする。普通の靴にしよう。
タイヤに空気を入れていざ出発。午後3時を少し回っていた。
本厚木から平塚に抜ける旧道から129号線に入り、西に向かう。
渋田川を越え、鈴川を越え、つぎに小田原厚木道路の上を跨ぐ橋を越える。
この橋の上から大山がよく見えて気持ちの良いところなのだが、今日は雲に覆われてわずかしか見えなかった。
ただ、この橋をちゃんと登れたのは収穫。そこまで筋力が落ちているわけではないということだ。
その先で左に折れて南下、金目川を渡る。
ここから向かうのは大磯の国府新宿という国道1号線の交差点。
途中、小高い丘を越えていく。わずかなカーブもあり好きな道である。
その小高い丘を越えられるかも筋力を図るうえで参考になる。
もちろんベストタイムではなかったが、ちゃんと登ることができた。
けれど、そのあとに胸に違和感を感じた。
どうやら心肺機能が低下していると思われる。
なるほど、必要なのは体力と筋力と心肺機能の強化であるということだ。
これから目指す山は標高の高い山が多い。
しっかりと準備して登らないと危険である。
体力筋力心肺機能だ。
1号線を左折して平塚方面に向かう。
吉田茂邸の脇の道から海岸線に出た。
ここから大磯港まで太平洋岸自転車道を走る。
自転車道は西湘バイパスの内側にあり、バイパス越しに海が見える。
気持ちの良い道である。スピードは出せないが、それがちょうどよかった。
ただ、このあたりからすこしお尻が痛くなってきた。
尻に肉がなくなったので骨とサドルが擦れるのだ。
サドルはセラSMPで、クッション材はほんのわずかで結構硬いのである。
ロードバイクに乗るなら尻に肉をつけることも忘れてはならないということだ。
あと2キロくらいは体重を増やしたい。
大磯港から平塚方面に向かうと134号線に入る。
この道も平坦で走りやすい。
途中のコンビニで栄養補給し、129号線を北上する。
栄養補給が効いたのか、なかなかいい調子でスピードが出せた。といっても時速30キロではあるが。
最後に
トータル2時間半のポタリングであった。
走行距離は34キロほど。
だがいまの体調ではこのくらいがちょうど良い。
体を鍛えるにはこうしたことの積み重ねが大切なのだと思う。
しかしそれを続けるのが難しいんだよなあ。
では、このへんで
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