Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

歯科定期検診にて 【オヤシラズおそるべし】

3ヶ月ごとに歯科の定期検診に行っている。

その歯科は中目黒にある。

バイクで海老名に行き、相鉄線に乗っていく。

本当は小田急で行ったほうが少し早くて少し安い。

だが、相鉄線で行けば海老名〜横浜間は座ることができる。

横浜からは東横線。

定年までは、東京まで通っていたが今はめったに東京まで行くことがない。

けれど、東京に行ってもすぐに帰ってくるだけだ。

そして今回も同様。

 

歯科衛生士

3ヶ月ごとに行う定期検診では、基本的に行うことは歯の清掃。

歯と歯茎の境の歯垢を落とすこと。

そして歯についた汚れを落とすこと。

これは歯科衛生士の若い女の人がやってくれる。

何故だかわからないが、歯科衛生士は若い女性が多く、それも美人が多い。

数多にある歯科のそのまた歯科衛生士なのだから、美人以外がいてもおかしくない。

それなのにこれまでの経験ではどこも美人ばかりだった(白衣とマスクのせい?)。

まあ、そんなことはともかく、いま診てもらっている歯科にはもう10年近く通っている。

正確には院長が別な歯科に勤めていた頃からの年数で、開業してからは5年半くらいか。

 

 

馴染みの患者

それまで様々な歯科に通った。そしてその先生に巡り会えた。それは実に幸運だった。

その歯科は金属を使わない治療を行うところだった。

院の方針ではあったが、その先生も同じ考えを持っていた。

そのうえでよかったのは、眩しくないように目の上にタオルをかけてくれたこと。

えっ、そんなこと?

そうすると、いまどんな準備をしているのか、次に何をやられるのかがわからない。

だから、ちゃんと言葉でていねいに説明してくれた。

その声や言い方はすごい安心感を与えてくれた。

 

さらに、

治療時間は一時間くらいあった。

だから、たいての治療は1回か2回で終わってしまう。

ぼくの場合、治す歯がたくさんあったのですごく楽だった。

 

子供の頃からあまり丁寧に歯を磨かなかった。

そして甘いものが好きだったのでよく虫歯になった。

前歯は高校生の時に差し歯になった。

奥歯も金属の詰め物だらけだった。

 

そんな金属を全部取ってしまいセラミックに変えた(ただし、どうしても取れないものがあってその上にセラミックを被せた歯が1本だけある)。

 

前歯も差し歯のやりかたが不味かったらしく、細菌のために根っこに膿が溜まってしまっていた。

これは、その先生の手には負えないとのことで、根治治療専門の歯科を紹介してもらった(全て実費。治療後1年ごとに3年間再発していないかを確認)。

 

そんなこんなでもう10年近くその先生に診てもらっている。

つまり、ぼくは馴染みの患者なのである。

 

 

治療後は虫歯なし

治療が終わってからは、最初に言ったように3ヶ月ごとに定期検診に通っている。

そして美人の歯科衛生士に歯をきれいにしてもらい、歯磨き指導もしてもらっている。

磨けていないところを具体的に教えてくれて磨き方の指導をしてくれる。

そのおかげでここ最近はよく磨けていると言われている。

そういえば、最初の頃はキタナイと言われたこともあったっけ。

よく磨けているとはいえ、やはり歯の清掃は必要だ。

やはり歯垢はたまってくるし、コーヒーやお茶、赤ワインを飲むので歯が黒ずんでしまうからだ。

そして、清掃のときに異常があれば見つけてもらえる。

それに、「何か変わったことはないですか」と確認をしてくれる。

これまでも、ちょっとした違和感があればすぐに診てくれた。

そして今回は奥歯の歯茎の違和感を申し出た。

 

 

オヤシラズ

以前、写真を撮ったのは2年前だったそうだ。

だから、「これからレントゲンを撮りましょう」と歯科衛生士のひとに言われた。

レントゲン室に案内してもらい、そこで、たぶん鉛がはいっていると思われるベストを着せてもらった。

目の前にはホイッスルのようなものが備え付けられていてそれを前歯で軽く噛む。

続いて3本の爪がクレーンのように頭を押さえつける。

するとまったく頭を動かせなくなる。

「15秒間で1周するのでそのままでいてください」

いわれなくても動かせない。

 

レントゲン写真を撮り終えて治療してもらった部屋にもどって座って待っていると

「いやー、親知らずにできちゃいましたね」といって先生が現れた。

じつは1本まだ親知らずがあるのだ。

それは歯茎に埋まっている。

違和感を感じているのは親知らずよりも少し前側の歯茎だったが、原因は親知らずにあったというのだった。

「写真を見ながら説明をするので荷物を持って来てください」

と言われて後についていく。

「最近、疲れてますか」

と訊きながら、

「ほら、ここが炎症を起こしています。本来、こういう時は抜歯が原則なのですが、そうすると手前の奥歯の歯根の片方が一緒に取れちゃいます」

歯茎に埋まった親知らずが骨の中に入っていて、それが炎症を起こし始めてしまったらしい。

疲れているかと聞いたのは免疫力が低下したために起こったものと先生は考えたようだ。

「はい、最近職場が変わってストレスがすごかったんです。かなり疲れました。それで風邪をひいて体重も減りました」と話した。

 

先生は「経過観察ということでよろしいですか。このまま炎症が収まってくれたらいいんですが。僕だったらこのまましばらく様子を見ます」

ということでともかく様子を見ることにする。

というか、親知らずを抜歯するときは大事な奥歯もダメになるということなので、本当にダメになるまで先延ばしするだけという気もするが。

 

 

最後に

歯は大切にしたほうがいい。

生きることは食べること。

食べるという行為は噛むということだからだ。

こんな当たり前のことがわかるのに60年近くかかった。

人生の終盤になってわかるようじゃ本当に情けない。

子供にも歯の磨き方をしっかり仕込むべきだった。

歯を磨くことと磨けていることは違う。

磨けていなければそこがダメになる。

歯の定期検診をぜひお勧めしたい。

 

では、このへんで

 

 

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