iPhone講座を企画した。
残念ながら今回の受講者はゼロ。
最近は他の講座でも受講者がゼロのことがある。
原因はなんだろう?
iPhone講座
先週の土曜日はパソコンボランティアの講座があり、ぼくが講師を務めるはずだった。
内容は「iPhone講座」。
当初受講者は1名いたが、その後キャンセルされて、結局参加者ゼロで講座は中止となった。
日本ではiPhoneの使用率は高いはずだが、講座に参加するのはほぼ100%が高齢者である。
高齢者も仕方なくスマホを使い始めるようになっているが、そのおおくがいわゆる簡単スマホとからくらくスマホといわれる高齢者向けのスマホ。
たまにiPhoneを使っている方もいるが、たいていは子どもの使っていたお古である。
ほんとうは家族がつかっている機種と同じほうが使い方がわからない時に聞けていいはずだ。
ところが、逆に身内だと丁寧に教えてもらえない。親としても子どもに馬鹿にされるのは苦痛だ。
そんなかたのために講座を企画したのだが。
パソコン講座
最近のパソコン講座でも受講者が減って中止となることもしばしば起きている。
ぼくがボランティアに参加するようになってから5年になるが、こんなことは今までになかったことだ。
とくに受講者が減少したのは新型コロナの影響で講座を中断したあとである。
その後なかなか回復せず、逆に減少の一途である。
考えられる原因は、
- パソコンを使う人(高齢者)が減っている
- ワード、エクセルを使う人(高齢者)が減っている
- 講座に参加して新型コロナ感染するの怖い
- これまで参加していた方々のさらなる高齢化
- PR不足
パソコンを使っていた人がスマホで事足りるようになったとか、これまでパソコンを使っていなかった人がスマホを使うようになっていることから、今年度からはスマホ講座を組み入れた。
ワードやエクセルは、サークルや自治会の役員となって前任者から引き継いでやらざるを得ないという事情からの需要はある。
新型コロナに関してはどうだろう?
まだまだ恐れている人々(特に高齢者)は多い。しかし、若い人も効果がないと言われているマスクをして安心している。いかにテレビの影響が大きいか。テレビが恐怖を煽っているせいだと思われる。
講座の受講者はリピーターが多い。それが高齢のために会場まで来られなくなったということは十分に考えられる。
つまり、もうひと世代若い高齢者に向けてもっとPRする必要がありそうだ。
現在は市の広報、公民館にポスターの掲示を行っている。最近ではラインによる通知も行っている。
ラインの方は友達登録してもらう必要があるため、公民館でのスマホ講座のときにQRコードをテキストに載せてPRしている。
だがスマホ講座に参加する方々はほんとうに初心者で、ラインを使いこなすまでには至っていないところが苦しいところ。
また、実際に公民館のスマホ講座参加者に尋ねたところ、会場のある場所が不便なのでちょっと行きづらいという答えが返ってきた。
確かにちょっと不便なところにある。駅からバスで10分かかるのである。
しかし、この会場が使えるのも今年度まで。
来年度は講座の開催自体がむずかしくなりそうだ。
ボランティアメンバーの高齢化問題
受講者の高齢化の話ばかりしてきたが、実はボランティア側の問題もある。
今年になって2名の会員が逝去した。
さらに病気で退会したものもいる。
昨年度は数名の若い人が加入してくれたが残念ながら長続きはしない。
公民館でのスマホ講座では講師の他に5、6人のアシストが必要で、それをほぼ同じメンバーで行っている(そのうちの一人が先日亡くなった)。
そして、毎年みな歳をとっていく。
すでに20年以上続くボランティ活動である。メンバーを増強して今後も継続して社会貢献をしていきたいと思っている。
最後に
この日、スマホ(アンドロイド)の使い方を教えて欲しいという方がこられた。
iPhone講座のかわりにぼくが対応。
その方は、知りたいことをちゃんとメモに書いて持って来られた。
電話が途中で切れてしまう。
「容量がいっぱいです」というメッセージ。
テレビ電話がかかってきて困った。
などなど。
電話の方は実際にかけてみたところスマホ本体に異常はなかったので、電波の問題か「切る」ボタンをタッチしてしまった可能性があると考えられる。
容量メッセージは広告なので気にしないように。ストレージを調べるとまだもう少し余裕があった。容量の半分以上がアプリだったので使っていないアプリがあれば削除するように伝える。
テレビ電話では、でたらパジャマ姿が相手に見られてしまうというので、カメラを自分に向けない方法もあると伝えたが、どうもテレビ電話ではなく、ただ相手の顔写真が出ていただけかもしれないということを言っていた。
いずれにしても「来て良かった」と喜んで帰って行った。
こうして喜んでもらえることが嬉しい。
では、このへんで
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