Hakuto-日記

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ダイソーのステンレス分割箸を改良してみた 【製作費220円】

 

ダイソーでキャンプで使えるステンレスの分割箸が売られている。

ところがステンレス箸にはひとつ欠点がある。

そこでこれを解決する改良を行ってみた。

不器用なためか完璧なものはできなかったが、そこそこ使えそうだ。

今回はその改良工作についてのご報告。

 

ステンレス箸の欠点

ステンレスの分割箸なんて、キャンプをした時くらいしか使うことはないと思う。

だから、使ったことのある人の方が少ないだろう。

僕の場合は、自転車で日本一周をする時に、Amazonでキャンプ用のカトラリーセットを買って持って行った。

 

このセットは、折り畳みのスプーン、フォーク、ナイフと分割式の箸がメッシュの袋に入っているものですべてステンレス製である。

この中で、使用頻度の高かったものはフォークであった。続いてスプーン、そして箸である。ナイフは1回くらいしか使わなかった。

 

フォークはスパゲッティの割合が高かったためだ。ペンネの時に使もつかった。そしてペンネのスープの時はスプーンと言った具合。スパゲッティはコストパフォーマンスが高いのである。

 

では、箸はいつ使ったのかというと、それは蕎麦やうどんを煮た時に使った。

ただ、この箸で麺をかき混ぜたりしていると、素手ではとても持てないくらいに熱くなる。

もちろん、食べる時にだって手が熱い。

よって皮の手袋をして箸を持つ必要があった。

また、使っているとすぐにネジが緩んできてしまうのも大変困った。

 

 

悩みを解決してくれたユーチューバー

日本一周から帰ると、このカトラリーセットの出番は無くなる。

そして、ステンレス箸は使いづらいという記憶だけが残った。

こうして2年ほどが経ったころ、たまたまダイソーのステンレス分割箸の先端を切って、そこに木の箸を繋いでいる動画が紹介されているのを見つける。

また動画では、やはりネジが緩みやすいものが多いのだろう、Oリングを噛ませる方法も紹介されていた。

 

よし、やってみよう。そう思ってさっそくダイソーに出かける。

どうして既に持っているのにダイソーのやつを買おうと思ったのか。

それは工作に失敗することを考えてである。

そして、家に帰ってダイソー製品と比較してみると、ダイソー製のものの方が断然軽い。

そうそう手持ちのステンレス箸にはもう一つ欠点があった。それは重いことだ。

長さはほぼ一緒。よく見ると太さが違う。ダイソー製は非常に細い。

 

 

いざ、制作

ダイソーでは天然木の箸も一緒に買ってきた。3膳入りで110円だ。

 

 

まず、ステンレス箸のつなぎ目から先端よりに2センチのところに印をつける。

つぎにパイプカッターで印をつけたところを切断する。

 

 

ここで不器用さが発揮されてしまった。

それは、パイプカッターは1周か2周したら少しネジを締め込んでは先をだし、これを繰り返しながら切断するものだが、箸が細いためしっかり握れず、どうやら箸の周りを一周したのではなく、箸もいっしょに回転していたらしいのだ。

これを繰り返していたため、切れないどころか箸が刃によって押し潰されてしまったのである。

あわててネジを緩めて取り出してみると、凹んではいるが、まだなんとかなりそうだ。

もういちどパイプカッターに嵌め、こんどは箸の先端をペンチで挟んでゆっくり回した。

それでもゆっくりやらないとやっぱり一緒に回転してしまう。

これがけっこう大変だった。

 

こうして2本ともなんとかほぼ同じ長さに切り出すことができた。

次は、天然木の箸をステンレス箸の元の長さになるように切断する。

これには物置からほぞ引き用の胴つき鋸を出してきて行った。

あとは、切り出したステンレスの部分に天然木の箸を削って埋め込む。

これはカッターナイフで少しずつ削っていった。

実はこの作業が一番難しい。

きつすぎてもゆるすぎてもだめだ。

実際やってみると、嵌めるのに苦労したのに嵌めてみるとぐらっと動いてしまった。

とりあえずこの状態で木製の箸を削ってステンレスの太さに合わせる。

つぎにやすりで削って調整。

 

 

最後にボンドで止めるわけだが、その際に削りかすを挟んで入れてみた。

そして翌日まで乾燥させる。

翌日。一応は固定しているようだ、がしかし微妙に動いてしまう。

とりあえずすぐには抜けそうもないのでしばらく使ってみることにする。

 

 

仕上げは、木の部分にオイルを染み込ませる。

オイルはアマニ油を使った。

ラップに箸を置いてオイルを垂らし、ぐるぐる巻きにして1日置く。

こうしてついに完成した。

 



 

最後に

実際に冷奴を食べるのに使ってみた。

ダイソーのはAmazonで買ったもののようにすぐにネジが緩むこともなく(Oリングは使っていない)、特に問題なく使うことができた。

太さ(細さ)については、昔の吉野家の箸と同じくらい(だと思う)。

決して使いやすいというわけではないが、使いにくいというわけでもない。

しかし、もし山に持って行こうとするならこの軽さは長所になる。

そしてもちろん熱は伝わってこない。

 

ちなみに上の写真の箸置きは秋田角館で購入したイロハ楓で作られたきつねの箸置き。

 

では、このへんで

 

 

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