前にユニクロで買った麻のシャツ。
いつのまにか胸のところにシミができていた。
少し濃いめに染めたら見えなくなるのじゃないか。
そう思って草木染めに挑戦してみた。
草木染めとは
まず、草木染めのやり方をネットで調べてみる。
するとだいたい次のような手順で行うことが分かった。
- 材料を集める。
- 染める布を用意する。
- 染める布を洗う。綿や麻の場合は水と牛乳(または豆乳)を1:1で薄めた液に30分ほど付けておく。
- 材料を煮出して染料を作る。
- 染める布を染料の中に漬ける。水で洗って再び漬けてをちょうど良い濃さになるまで繰り返す。
- 色を定着させるための媒染液をつくる。
- 染める布を媒染液に漬ける。
- 水洗い。脱水し乾かす。
材料は、よもぎや玉ねぎの皮、黒豆、春菊など。コーヒーや紅茶でも染められる。
今回染めたいのは薄いベージュ色の麻シャツ。よって、茶系にしたいこともあり、コーヒーか紅茶がお手軽だと考えた。
媒染液は、たいていミョウバンが薦められている。
しかし、思いついたらすぐに始めたい。
ミョウバンの代わりに塩でもOKとあったので塩でやってみることにした。
用意したのは無調整豆乳と100均紅茶だけである。
あとは家にあったバケツと大きな鍋、それに菜箸を準備する。
いざ、挑戦
いつものことだが、なんでも思いついたらすぐにやってみたい。
だから、準備が足りないことはしょっちゅうだ。
それでも一応の段取りはつけてから取り掛かるようにはしている。
今回はすぐにやるためにミョウバンより家にある塩を使ったことくらい。
なお、サイトによっては温度管理をしっかりやるような説明もあったが、そのへんはテキトーだ。
今回染めたいものは、麻シャツ。
胸の辺りにシミがついて、洗っても取れない。そのままほったらかしにしていたのでもう落とせないだろうと思われる。
なんとかシミがわからなくなってくれたら成功だ。
最初に豆乳と水を1Lずつバケツに入れ、そこに麻シャツを漬け込む。
続いて大鍋に水を3Lほど入れてティーバックを10個ほど煮出す。
煮出したらそのまま冷ます。
指を入れられるくらいになったら、豆乳液からシャツを取り出して絞り、煮出した鍋に入れて2時間ほど漬け込む。
2時間後、けっこう濃く染まったようだったので、重ねて漬け込むのはやめた。
媒染液はバケツに、40度のお湯に塩を大さじ3杯くらい入れてつくり、その中に30分ほど漬け込んだ。
その後水洗いしてほぼ色落ちしなくなったところで洗濯機で脱水した。
うまくいったのかそれとも
麻シャツを乾かしている間に白のTシャツも同じように染めてみた。
2時間ほど漬け込んだところ、麻シャツよりも色が薄いような気もしたが、もう面倒になったので繰り返し漬け込むのは省略した。
同じように塩の媒染液に漬け込み、水洗いして脱水し乾かす。
翌日、乾いた状況を見ると、麻シャツはそこそこ濃くムラなく染まっていた。
Tシャツの方はどうかというと、色が中途半端で、日に焼けて黄色っぽくなった感じである。
きっと他の人が見たら染めたなんて思わないだろう。
よって、このTシャツは下着として使うことに決定。
肝心の麻シャツの方は一見綺麗に染まっている。
問題のシミはというと、目立たなくはなったがよく見るとシミは残っていてまだわかる。
目標からいうと失敗ということになる。
けれど、多少目立たなくなったので、外に着ていけるかな。
ということで70点くらいは付けてあげよう。
最後に
麻シャツの方が濃かったのは、もともと薄いベージュ色だったためもあると思う。
それにしても紅茶はお手軽だ。
コーヒーはインスタントコーヒーで染められるとのことなので、こちらもお手軽。
この草木染め、半日もあればできるので今度はミョウバンを用意してインスタントコーヒーでやってみようか。
Tシャツは再度染め直してもいいかもしれない。
では、このへんで
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