Hakuto-日記

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写真編集講座の憂鬱 【受講生のレベルと目的】

写真編集講座を3週に渡って開催している。

講座として難しいのは受講生のレベルと目的の違い。

第2回目、アシストとしてそんなことを感じた。

「今日はもやもやした霧が晴れた」といってくれた受講生がいてくれたことが救いだ。

だが、課題も浮き彫りに・・・

 

写真編集の連続3回講座

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われわれパソコンボランティアでは、木曜日はそれぞれエクセルとワードの連続5回講座を開催している。

 

エクセル、ワードは市販のテキストを用いてその内容に沿って教えている。

この場合、パソコン操作の基礎的なことができることが前提で教えることになる。

 

1回の講座は2時間。合計10時間なのでエクセル、ワードの一般的な機能を一通りやってみることができる。

 

ただ、1度聞いただけで覚えることは難しいことは承知している。

だから、家でもやってほしい。

 

ところが、家で復習する人はなかなかいない。

 

また、年に1回、写真編集講座を開催している。


写真編集の講座の1回目は、PCに保存された写真ファイルの探し方やコピー、移動の方法などについての説明と実習。これは主にエクスプローラーの使い方と概念(仕組み)をマスターしてもらう構成。

 

2回目は、スマホで撮った写真の保存先がどこにあるかを知ること、スマホやデジカメからPCに写真をコピーする方法、PCに新しいフォルダを作成して分類整理する方法について実習を通してマスターしてもらう。

 

3回目は来週に行うが、写真編集ソフトを使って明暗の調整やトリミングなどを行う、いわゆる写真編集のやり方についての説明と実習を行う予定になっている。


今回2回目の講座を終え、アシストとして感じたことは、受講生のレベルの違いが大きかったこと。

 

そしてこちらの方が問題と思われたのが、写真編集の目的、やりたいことがそれぞれで、個々にアシストがついてしまうと、思い思いに質問を始めてしまうことだ。

 

このとき、アシストを行うわれわれが訓練を受けていないこともあり、ついその質問を受けてなんとかしてあげようと思って説明してしまう。

 

そうなると、講座はバラバラで収拾がつかなくなる。

 

 

受講生レベルの問題

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写真編集の講座なら受けてみたいと思って受講してくれるのはありがたいことだ。

ただ、できればその前にパソコンの基礎を受けてもらった方がよい方もいる。

 

たとえば、クリックと右クリックの違いやドラッグとはどういう操作かという基礎的なこと、また、ダブルクリックでファイルがうまく開けない方などである。

 

そうでないと、講義を聞いてもおそらく理解するのは難しいだろう。

 

このような方とある程度こうした基礎ができる人とでは明らかに理解度が異なる。

 

このような基礎ができていない方の場合、アシストが1から10まで指導する必要があるのである。

 

こうなると、もうアシストではなく個別指導となり、講座の進行に支障をきたしてしまうことになる。

 

 

受講生の目的の違い

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写真編集の講座を受講する方は、漠然と受講する人は少なく、何か目的があって受講している。

 

昔撮った写真が見つからないとか、スマホの写真をPCに移して容量を空けたいとかである。

 

それ自体はいいことだ。

 

しかしながら、そうすると自分に関係のあるところだけ聞いて、あとは話を聞かないことがある。

それだけなら問題ないのだが、アシストが個々につくと、自分のやりたいことについてどんどん質問してくる。

 

これを各々がやると、アシストする者も熱が入ってしまい教室が騒がしくなる。

 

本来はこうした疑問点に対応するために「手ほどき」の枠がある。

 

だから、簡単に済まないものは「手ほどき」に来てもらうようお誘いすればいいのだが、ついなんとかしてあげがたいと思ってしまうのである。

 

すると、講師の話を聞きたいという受講生のじゃまになってしまっていることになる。

 

こうした点は、いくらボランティアといえども気をつける必要があると思われる。

 

 

最後に

これまでつらつらと気になる点について述べてきたが、問題は受講生にあるのではなく、われわれ運営側にある。

 

受講レベルの違い(基礎的なことができない場合)については、募集の際にその旨を周知しておけば良い。

 

また、講座の進行を妨げになるようなことは、アシストするものが気をつけなければならない。

 

ただ、こうした苦言を呈することはなかなかやりにくいというのが対等の関係であるボランティアの弱みである。

 

本来はこうした運営について、相手の気分を害さないように言える場がなければならない。

 

幸い今回は古参の方が注意してくれたのが幸いだった。


では、このへんで

 

 

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