Hakuto-日記

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ウェーディング・シューズ ソール張り替え 【その1】

いよいよウェーディング・シューズのソール張り替えを始めた。

残念ながら、接着剤が足りなくなってしまったので途中までの経過についてご紹介したい。

 

今回張り替えるウェーディング・シューズ

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張り替えるシューズは、約20年前に買ったSIMMSのフリーストーンブーツ。

15、6年ぶりに履いて川に入ったらいきなり底のフェルトが剥がれた。

そのあと、家に帰ってシューズを洗い、乾かしたあとじっくり見たら、ミッドソールも剥がれかけていた。

 

諦めて、もう買い替えなくてはダメだと思い、ミッドソールを剥がしてみたら、これが簡単にそして意外なほど簡単に剥がすことができた。

シューズ本体の方は、見た目はそれほど劣化しているようには見えない。

 

あたらしいフェルトを貼れば使えるんじゃない?

そう思うとむらむらと修理意欲が湧いてきた。

challe.info

 

修理後のシューズをイメージする

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ミッドソールは傷んでいて再利用は諦める。

この靴のミッドソールは5ミリ厚のEVAに15ミリの踵がついている。踵の前は斜めにカットしてあり、ここに一枚のフェルトが貼ってあった。

こうすると、土踏まずのあたりにわずかな隙間ができるが、設置面はほぼフラットになる。

 

しかし、この形状を再現するのは、材料も道具を持っていないので難しい。

 

そこで考えたのが、ミッドソールなしでフェルトを貼る方法。

このとき、踵なしにしたらどうなるか。

よくよくみると、つま先側が上に反った形状になっている。つまり、踵がないとつま先が上がって少々窮屈な感じになってしまう。

 

やはり踵は必要だ。

一番楽な方法は、踵だけ外側(地面側)に貼り付ける方法だ。

しかし、これまで踵以外は5ミリのミッドソールがあった。なんとかならないものか。

 

ホームセンターに接着剤を買いに行った時にEVA素材を探してみた。だが見つからない。

ひょっとしてミッドソールとして売られていないかネットで調べると、これがなんと売っていたのだった。

値段なんと200円(一足分)(ただし、送料が700円、これに消費税10%)。

 

これで決まった。

 

完成イメージは、靴底の下にEVAのミッドソール、その上にフェルトを張り、さらにフェルトの踵を張る。

 

 

材料と道具を揃える

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フェルトは四角い板状のものを選ぶ。すでにカットしたものだと踵がないものが多いこと。踵付きもあるが、もし形状が合わな買った場合には使えない不安があった。

 

ミッドソールはネットで購入。5ミリ厚で踵はなし。

 

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接着剤は、セメダインのスーパーXをチョイスした。これは溶剤が入っていない。きっと臭くないだろう。

 

superx.jp

 

 

 

あとはカッターナイフ。それに、電動ドリルにとりつける#600のやすり。

これにサンドペーパーとプラスチックハンマーとチャコペン。

 

なお、当初予定していなかったが、布地を切る裁ちばさみがフェルトを切るのに使えた(すこし力はいるが、多分カッターより早い)。

 

 

作業に取り掛かる

いよいよ作業に取り掛かる。
その前に、作業手順をメモする。

 

メモの内容は次の通り。

1 靴底のやすりがけ。接着剤をはがす。
2 清掃
3 中敷の布捲れの接着。取り外せない中敷を覆っている布が捲れていたため。
4 フェルト(踵部分)に接着剤を塗る(1回目)。15分乾かす。
5 乾かしている間に靴底、ミッドソールに接着剤を塗る。10分乾かす。
6 フェルト(踵部分)に接着剤を塗る(2回目)。10分乾かす。
7 靴底とミッドソールを貼り付ける。
8 フェルトの踵を貼り付ける。
9 フェルトのミッドソール側に接着剤を塗る(1回目)。15分乾かす。
10 ミッドソールに接着剤を塗る。10分乾かす。
11 フェルトのミッドソール側に接着剤を塗る(2回目)。10分乾かす。
12 フェルトをミッドソールを貼り付ける。
13 プラスチックハンマーで圧着させる。
14 梱包用の仮止めテープを巻いて2日間乾かす。
15 ソールのはみ出ている部分をカット及び削って整える。
16 完成

 

 

この日、16時から病院の予約があった。

作業は12時半から開始。15時過ぎには家を出なければならない。

2時間半で終了させるつもりでいた。

 

だが、最初のやすりがけに手間取った。綺麗に見えた靴底だが、削ってみるとたくさん接着剤が残っていた。

 

1時間かけても片足が終わらない。

そこでセスキ溶液をスプレーしてスクレーパーで削ってみることにする。

するとこれがよく取れた。

 

結局片足に1時間半、もう片方は30分で終了。最後にやすりがけをした。

 

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写真右が終わった方

 

このあと、フェルトの踵部分に接着剤を塗る(1回目)。車庫で作業していたため埃がつかないように箱の上に紙を敷き、その上で乾かして病院に出かける。

 

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接着剤が足りなくなる

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病院から帰ると18時。すぐに作業に取り掛かる。

靴底とミッドソールに接着剤を塗る。

すこし出しすぎたかな、足りなくなるかもと思いながら作業。

 

このとき、素手で作業をしたのが間違いだった。

最初の踵だけの時は手が汚れなかったが、ミッドソールを塗る時に接着剤が手についてしまった。

 

そのまま踵部分に2回目の接着剤を塗る(10分乾かす予定)。

 

思った通り、ここで接着剤がなくなってしまった。次の作業ができない。

 

ともかく乾かしている間に一度家に入って手を洗うことにする。

 

ところが、拭いてもまだ接着剤が手に残っていてベトベトする。その手でポケットから鍵を出し、ドアノブを触らなければならなかった。

 

セスキと石鹸で手を洗い、両手を擦り合わせる。

完全ではないが、だいぶベトつかなくなった。

 

今度はニトリルのゴム手袋を出して、再び作業場の車庫に戻る。

ここでさっき塗った靴底とミッドソールを貼り合わせ、プラスチックハンマーで圧着させる。

 

つぎに踵を張り合わせ、力一杯指でつまむ。

そうしたらつぎは梱包用の仮止めテープでぐるぐる巻きにする。

 

靴の方は、中にシューキーパーと靴下でつま先が凹まないようにして、同様に仮止めテープでぐるぐる巻きにして固定する。

 

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接着剤がなくなったので作業はここまで。

 

 

なお、接着剤については足りなくなる予感もあった。

 

なぜなら、ミッドソールと踵の貼り付けが通常の張り替えよりも多くなっているからだ。

 

ただ、今回使用したセメダインスーパーX(135ml)は、フェルトソール貼り替え用接着剤の容量(たとえダイワ スーパーフェルトボンドは110ml)よりも、少し多いので、ひょっとしたら足りるかもと思ったのだ。

 

だが、結局は全然足りなかった。やはり多く出し過ぎたのかもしれない。

 

さて、続きは接着剤を買ってきてから。

 

では、このへんで

 

 

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