関東では3月1日から多くの場所で渓流釣りが解禁された。
もちろん、神奈川も同様である。
もたもたしているうちに始まってしまったという感じだ。
足りなかったもののうち、ランディングネットリリーサーとグローブが届いた。
今回は、その紹介をしたい。
ランディングネットリリーサー
ランディングネット。おかしな翻訳のネット広告には「着陸ネット」と書かれている。
初めはなんのこと言っているのかわからなかった。
この魚を取り込むネットを背中にぶら下げて、魚がかかった時にサッと取り外すことができる装置がネットリリーサーである。
現在、マグネットを利用したものが主流らしく、ネットで調べるとほとんどがこのタイプだ。
TMCネットリリーサー・リングLOT5 TIEMCO(ティムコ)(TMCNetReleaser)
そしてマグネット以外で見つけたのが、「昌栄 クイックリリースホルダー」というものだ。
【SIYOUEI/昌栄】284 クイックリリースホルダー トラウト パーツ トラウト用 釣小物 284006
なるほど、これは良さそうだ。
そしてお値段もお手頃でマグネットと大差はない。
さて、ランディングネットのぶら下げ方には2つの方法がある。
それは、持ち手を上にするか下にするかだ。
通常、持ち手側には吊り下げられるようにリング状の留め具がついていて、ぼくの持っているネットにはナスカンまで付いている。
もし、ネット側を上にする場合は、ネットを通しているフレームの隙間にベルト状のものを通す必要がある。
また、ネットには、網目の荒いもの(クレモナネット)と細かいもの(ナイロンメッシュ)がある。
ネットを上にする場合には、クレモナネットであれば問題がないが、ナイロンメッシュだとベルトを通すのが大変だ(というか通らない)。
ぼくの所持している一つしかないネットは安物のナイロンメッシュ。でもクレモナより魚にやさしい。
それはともかく、ぼくの場合は持ち手を上にしたほうが取り付けか簡単なのだ。
ところが、
ほしいものを見つけてしまったのだ。それがこれである。
「ローズクリーク ネットリリース」 という商品。
脱着部分はプラスチック製なのだが、それを繋いでいるのは皮。クラシカルなデザインで気に入ってしまった。
それにネットが流されないためのコードも付属している。
脱着はこの図のとおりである。
注文してから取り付け方法を考えた。しかし、ベルトの幅がわからない。
ネットの隙間を見てみると、1.5センチくらいの幅はある。
そして発注してから2日で到着。
さっそくネット隙間を通るか合わせてみた。ダメだ、通らない。
ベルトの幅を測ると約1.6センチ。だが皮が意外に厚い。それにホックもあった。
そこで考えたのが、結束ベルトでD環を止めてベルトを通す方法。
さっそくダイソーに探しに行った。
金属製のものが欲しかったがプラスチック製のものしかない。それだとネットのフレームが傷みそうだ。
一応他の商品でD環がついているものはないかと探してみたが、たいていは丸いリング。
そこのとき閃いた。
結束ベルトで繋いだらいいんじゃん。
早速やってみるといい感じ。
これならフレームにもベルトにも優しい。
ついでに付属のコードに手持ちの100均カラビナを取り付けてみた。
全体はこんな感じ。
脱着はしっかりしていて、簡単にははずれそうもない。
強く引っ張ると、プラスチックのバネから外れる。取り付け時は、両手で持って差し込むとカチッと音がしてしっかりはまったことがわかる。
皮にはどうやらオイルが染み込ませてあるようで、そう簡単に切れることはなさそうだ。しっかりとした造りである。
ベストもネットも「WILD1」の安物で揃えてあるが、この皮のリリーサーを付けるとなんとなくサマになっているように思えるのはぼくだけ? 手前味噌だね。
なお、安物でも機能的には問題なく使えていた。
このネットは竹を使っているのでものすごく軽い。フレームはちょっとでこぼこしているけれども。
ちなみにこのリリーサー。YAHOOショッピングで買ったのだけど、なんか半額クーポンが使えて825円で買えた。送料は600円、合計1,425円。
フィッシンググローブ
同じ日にもう一つの商品が届いた。
こちらはモンベルから。
前に使っていたのもモンベル製で、指切りのフリース素材のグローブ。手のひらに薄い皮が縫い付けてあった。
おそらく現行商品だと「シャミース フィッシンググローブ」になると思う。
あれはあれで気に入ってはいたのだけど、ヘタリが早いのが気になった。
釣具メーカーの製品は高価なものが多い。かといって中華製の安物にも手を出しなくない。こういうときにはやはりモンベルということになる。
そこで見つけたのが、パームグローブという不思議なグローブ。
素材はクリマプレンという商品名で1mm厚のクロロプレンゴム。
何が不思議かというと、指を通すのは親指だけであとの4本はフリー。
なんか面白そう、ってことで買ってみることにした。
この写真じゃよくわからないので、美しくないけど手にはめてもう1枚。
どうでしょう。
ミトンの先っちょを切った感じといえばいいかな?
手にはめてみると、あったかい。
そして指は自由なので、ティペットとフライやリーダーを結ぶのにもやりやすそうだ。
以上、2つの商品紹介でした。
最後に
解禁前に管理釣り場に行きたいと思っていたのに行けなかった。
しばらくぶりにやるというのは、なかなかに一歩を踏み出すのが億劫である。
だから、からめてで準備してきたつもりだったが、それも順調には進んでいかない。
一応、あとはウェーダーさえあれば渓流釣りにいけるところまではきた。
そしてすでに発注済み(本当は試着したかったが店を探すのにも行くのにも時間がかかるのでネットで購入。なので合うかどうか心配)。
それに一番大事なキャスティングはもう何年もやっていない。
ああ、昔やっていたことを再開するだけなのにこれだけ心の抵抗があるのだから、歳をとってから何かに初めて挑戦するということは本当に大変なことなんだな。
では、このへんで
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