Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

雪が降って野山を駆け回る 【小町緑地から愛名緑地】

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1月6日、関東に雪が降る。
 
東京の積雪は4年ぶりだという。
 
ここ神奈川でも大雪注意報が出されている。
 
そんな中、先日訪れた小町緑地にMTBで走りに行った。
 

雪だ

 
この日の朝、空はどんよりと曇っていて、空気は冷たかった。
 
自転車でパソコンボランティアの会場まで自転車で走る。
 
すると指の先と耳の先が冷たくなって痛かった。
 
講座は無くパソコンの手ほどきが1名だけだった。
 
担当以外のものが各々の仕事をする。
 
すると、ひとりが窓のブラインドから外を覗き、「雪が降ってますよ」と言った。
 
ぼくは「雪? よし、山に行こう」と言って喜んだ。
 
あるひとは「早く帰らなけりゃ、今日は車できているんでね」という。
 
もうひとりは「よく気がつきましたね」。そう言うと第一発見者は
 
「あんまり静かだったもんですから」。
 
なるほど、たしかに雪が降ると音が聞こえなくなる。

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小町緑地へ

 
12時過ぎに手ほどきが終了。
 
この日ぼくが当番だったので、会場の使用報告書を提出して引き上げる。
 
いったん昼食を食べに自宅へ帰る。
 
昼を済ますとすぐにレインウェアを着て表に飛び出す。
 
実は雪がすぐに止むのじゃないかと気が気でなかった。そこでiPhoneの天気予報をみたところ、どうやら夕方までは止みそうにないことをチェックしていた。それでもすぐに止むんじゃないかと外ばかり見てしまった。
 
走り出すと指先が冷たい。耳のほうはネックカバーを頭からかぶって耳まで覆っていたので大丈夫だった。
 
雪は止むどころかますます強くなっているようだ。
 
そのうち前が曇って見えづらくなった。グローブの指先で払うと雪がぽろっと落ちた。メガネにも雪が積もっていた。
 
約40分で小町緑地に到着する。駐車場には4、5台の車が停まっていた。
 
この前と同じ坂道を登っていく。斜度が急になるにつれ、靴底のコンクリートの表面が滑る。自転車のタイヤはどうかとブレーキをかけてみたらこちらはしっかり止まる。
 
もし靴が滑ったら、自転車を支えにしようと思いながら慎重に登る。
 
折り返して少し登ると土の道で、落葉が積もり、そこに雪が積もっている。
 

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丸太で杭打ちされた階段に足をかけ、その脇を自転車を押して登る。途中、ブレーキに雪と落葉などが詰まって車輪が回らなくなる。少し戻すと前輪からは雪と落葉の塊がぽろっと落ちたが、後輪はしっかりくっついていた。
 
ただ、前輪が回れば自転車は進んだ。
 
こうして四阿のあるみはらしの丘まで登った。
 
辺りはすっかり雪景色。ただ、意外にもみはらしの丘の上に雪は少なかった。
 
前回と同じように自転車に乗っていったん下り、自転車を押して丸太階段を登る。そして小さな祠の秋葉神社に着く。
 
そこから左に降りる道があり、今度はそちらに行ってみようと思っていたが、急な階段なのでちょっと危険な香りがした。
 
そこでやっぱり前回と同じようにまっすぐ進むことにした。
 
薄っすらと積もった雪に自転車の轍をつけていく。なんて気持ちがいいのだろう。
 
今回も下りと平坦なところは自転車に乗り、登りは押しながら進んでいった。
 
下る時は立ち上がり、お尻を引いて重心を後ろに持ってくる。ここのトレイルは木の根が多く、ブレーキをかけているとズルッと左右に滑る。前輪ブレーキはほんの軽くかけるだけにする。
 

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そうして前回も苦労した難所にきた。ここは急坂な上に木の根が張り出しているので自転車が押せないため担いで登っていく。
 
この難所を越えて少しいくと高松山へ続く石段がある。前回はここを行かずに左の巻道を進み、森の里に続いている松陰大学の前の道に出た。
 
今回はまっすぐ高松山に登る。石段を登るとちょっとした広場になっていて、もう一段上が頂上だった。
 
高松山146.5メートルという標識があった。
 

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愛名緑地へ

標識の先に下に降る石段があったが、自転車では下れそうにない。巻道のあるところまで戻る。
 
そこには右に巻く道もつけられていた。少し急だがちょっぴり勇気を出してその道を下っていく。すると、さっき上から見下ろした石段の下に出た。石段の下は丸太階段だ。
 
この丸太の横は自転車が走れそうである。
 

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絶対無理という場所以外、そして時々休みながら自転車で下る。ちょっぴりスリルを味わいながら下っていくと少し広い道に出た。枯葉と雪に覆われていたが、どうやら舗装されているようだ。
 
まだ先へ進んで行ける。
 
両側を木々に覆われた道を下っていくと道路を跨ぐ橋に出た。橋の先は細い道ですぐに階段があり、そこを降りると広場に出た。
 
その広場は一面真っ白で、まだ誰の足跡もついていなかった。
 

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そこをぐるぐると轍をつけて回った。2、3周してその広場を出る。
 
ここはどこだろう。看板の立っているところに行ってみる。そこには「愛名緑地」とあり、案内図も描かれていた。
 

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お、まだまだ行けそうだ。
 
そこからしばらくは石畳になっていた。自転車に乗って登ろうとしたが、車輪がスリップして上手く登れない。もちろん靴でも滑るのでゆっくり慎重に進んでいく。
 
途中からは草地になり、自転車でも登っていけた。
 
 

出口がない

一番上まで登ると今度は緩やかな下りだ。斜面を横切るように下っていく。
 
この道にも新しい轍をつけていく。
 
ただ、道は荒れていて木の枝がたくさん落ちている。
 
さらに進んでいくとその先の小高いところに四阿があった。そこを目指してすすむ。

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四阿を越えると緩やかな下りだ。だが、どこに道がついているのかわからなくなった。
 
適当にどんどん下っていく。すると崖の上に出た。少し歩いてみたが降りる道はなさそうだ。あきらめて道無き道を引き返していく。
 
すると道の柵らしきものが見えた。
 
行ってみるとやはり道ではあったが、これまでの道より荒れていて、枝というより低木を切り倒したようなものが道を塞いでいた。
 
自転車を担いでそこを乗り越えるとさらに下に道が続いている。
 
そうして愛名緑地の一番遠い端から外に抜けた。
 
ところがそこは工事現場の真ん中で抜ける道がない。
 
柵の横から抜け出して鉄板の坂を下っていくとだんだん堀の底をいくようになった。そして最後はなんと行き止まり。
 
いったん戻ってGoogleマップで現在位置を確認した。
 
道路に出るには行き止まりの方にいくしかない。上から順に出られそうなところを目で追ってみる。
 
やはりあの土手を登るしかないか。
 
もう一度行き止まりまで行き、2メートルくらいの土手にまずは自転車を沿わせ、その後から少しずつ登っていく。
 
初めは土手が崩れないように気をつけていたが、それだとずり下がって登れないので、結局幾らか土手を崩してしまった。
 
なんとか前輪を先に上げ、あとから体も上げることができた。
 
広い工事現場を進んでいくと道路があった。その道はさっき崖の上から見下ろした場所に続いていた。
 
そこからさっきの広場にでる前に越えた道路を右に折れてトンネルを抜けると、前回降りてきた松陰大学に続く道が左に伸びている。
 
あとは前回と同じ道を通って家に向かった。
 
 
 

最後に

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工事現場を脱出したあと時間を見たら16時少し前だった。もうすぐ日が暮れる。
 
雪は相変わらず降っている。しかし、冷たいのは手と足の指先だけで体は寒くない。
 
帰り道、前回食べ損ねた揚げパンを目指してオギノパンに向かう。
 
だが今回もハズレ。揚げパンは置いていなかった。
 
しかたないので、夕食がわりにアウトレットと書いてある照り焼きチキンドック(200円)を買い、びしょ濡れのテーブルと椅子で自販機コーヒーを飲みながらそれを食べる。

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いつも大山や富士山を眺めて走る農道まで戻ってくると、まだ薄明かりが残っており、畑が一面真白になっていた。
 

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では、このへんで
 
 

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