前回書いたように、ダイソーメスティンで炊飯して真っ黒焦げを作ってしまった。
この焦げ落としが意外と厄介だった。
小さな鍋に対してかなりの時間をかけて必死でこそげ落とすことになる。
しかし、なんとか落とすことができた。今回はその報告です。
最初にやったこと
炊飯に失敗し、底が黒焦げのご飯だが、その失敗を噛み締めるようにして完食した。
食事が終わり、まずは蛇口から出したぬるま湯を張って鍋についた糊のようなご飯をふやかした。
続いて指で擦って洗っていく。それからスポンジで洗っていくと、底に米粒が炭化した黒い跡がのこった。
そのあとに万能洗剤の”セスキ溶液”(スプレーボトルにセスキの粉を溶いて常備している)をふりかけて擦ってみた。
ところがこの万能洗剤もほとんど効果がなかった。
ネットで調べる
そこでその日は諦めて、水を張って放置した。
翌日、「アルミ鍋の焦げ落とし」で検索してみると、お酢をつかうといいとある。
しかし、お酢は大の苦手。するとクエン酸でもいいとあった。
そして、重曹は使っちゃダメ! となっている。
そうだった。重曹はアルカリ製、セスキもアルカリ製。アルミはアルカリに弱いのだった。
やってみる
やり方がわかったところでやってみた。
メスティンに少し水を入れ、そこにクエン酸(これも常備している)を加える。水の量が少ないのでおおよそスプーン1杯程度を入れた。
これを火にかけ、10分程度煮詰める。
といっても、あまり火が強いとすぐに蒸発してしまうので、一度沸いたら火を少し弱くした。
そして沸騰した水が完全になくなってしまう前に火を止める。
火にかけている間ずっと眺めていたが、焦げの一部が少し剥がれだしてきた。「おっ、いけそうだ」と思う。
5回の挑戦
流しに移してスポンジの裏側のたわしのようになっているところでこすると、先程の浮いてきていた焦げが簡単に剥がれた。
だがしかし、期待していたように一気に剥がれ落ちることはなく、落ちたのは全体の5分の1程度。
そこでもう一度、クエン酸を煮詰めることにした。
2度目となると、1回目のように浮いてくる焦げはなく、結局必死で擦ることになった。
そして落ちることは落ちるのだが、それはほんのわずかだけ。
ここで、プラスチックのブラシを登場させた。
まあ無理だとは思いつつブラシで擦ってみる。少し毛先を押し込むようにすると焦げの段差に引っかかる感じがする。
しかし、残念ながらブラシでは落ちなかった。
今度はブラシをひっくり返して先端の部分をスクレーパーとしてみた。すると少しだが焦げが落ちてきた。
そのうちにまったく落ちなくなったので、再びクエン酸を溶かして火にかける。
結局、これを5回繰り返し、ようやく焦げを落とすことに成功。やったね!
まとめ
クエン酸はアルミ鍋の焦げを落とすだけでなく、水垢を落とすのにも使えるので常にあると便利だ。
ただし、”まぜるな危険”となっていて、カビ取り剤や漂白剤などの塩素系洗剤を混ぜると塩素ガスが発生するので危険であることを知っておこう。
だから、クエン酸を使った後はよーく水で洗っておくことを忘れないように。
教訓。「鍋の焦げは一気にペロッとは落ちないので、根気よく落としましょう。」
では、このへんで
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