5月25日(土)、晴れ 深浦町から能代市 70.75キロ
昨夜の公園は高台で眺めが良く水道もあったのですが、トイレがありませんでした。そこで携帯トイレを使用。朝一で海辺にあるの公園のトイレでそれを処理しました。その公園ではやはりお年寄りがラジオ体操に集まっていました。
その後、近くの弁天島というところに行ってみました。今朝は早くに出発したので余裕があります。
海沿いの道は今日も向かい風。道端の小さな花が心を癒してくれます。道路と海の間に田があり、水を張って青々としています。そしてその向こうには海の深い青。日本海は風が強く波も荒いけれど、変化に飛んだ地形が美しい。海も様々な形をした大小の岩があるとより美しく感じます。そして見ていて楽しい。
すぐ近くを通る車は怖いし向かい風も辛いけれど、それにも増してこの美しい風景が心を癒してくれます。
西浜街道の展望台で休憩していると、日本一周のプレートを留める細挽きロープが片側取れそうになっていることに気付きました。ライターで修理していたら、背の高いチャリダーに声をかけられ、旅の日数や予算などいろいろ聞かれました。すでに今月の予算はオーバーしているというと、その方は旅慣れているようで
「もっと安い宿もありますよ」と教えてくれました。
「サイクルスポーツっていう雑誌はご存知ですか。私はそこの記者なんです」とのこと。そして
「写真を撮ってもいいですか」
数枚写真を撮りました。
昼前に道の駅はちもりで休憩。車椅子に乗った男性がトイレから出て来て車に乗ろうとしていたので
「何かお手伝いできることはありますか」と尋ねると
「あ、ひとりで出来るので大丈夫です。ありがとう」とのこと。
その方から話を聞くと、この足は事故で怪我したもので16年になる。妻は事故の2年後に亡くなった。子供達はその事故で帰らなかったのだそうです。先日、猪苗代湖まで同窓会に車で行って来たそうです。車のおかげでいろいろなところに行けるようになったということでした。懸命に生きようとしている姿にこちらが勇気付けられました。
なお、この道の駅のトイレについては「スロープがきつく、カーブもあって前からでは上がれず、後ろ向きになって上がりました」と言っていました。こういった施設を作る際はちゃんと障害のある方の意見を聞くべきですね。
この道の駅でカレーライスを食べて出発。すぐに「ここは白神山地二つ森入口」の標識が見えました。
能代に入り、スポーツセンター内にある温泉で一休み。今日は能代の公園に。
では、このへんで。
その後サイクルスポーツ誌に掲載された話
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