能生(のう)のゲストハウスに到着したら不在だったので、オーナーの携帯にかけると
「今買い出しに出ているので、裏口が開いているので入って炬燵で暖まっていてください」
とのこと。裏口らしきものは見つかりましたが、開けてみるとここでいいのという感じで物が散らばり、どうやったら炬燵のある部屋へ行けるのか。
中のもう一つの扉を開けてみると台所でした。ここかな、と思い上がってさらに向こうの扉を開いてみると廊下が現れました。その奥のアコーディオンカーテンをちょっと開けてみたらようやく炬燵の部屋がありました。
オーナーは30代半ばくらいで、2歳と1歳の子供がいました。
もともと埼玉の方で、この糸魚川が気に入って奥さんと移住して来たのだそうです。もう8年になるとのことでした。
この地が気に入っただけのことはあり、糸魚川の魅力を熱心に語ってくれました。
「雪が降ると一面真っ白で、雪が音を吸収して静かなんですよ。雪ってしんしんと降るっていうじゃないですか、あれって本当にしんしんって雪が下に落ちた時の音が聞きえるんですよ、それくらい静かなんです」
それなのに気温はそれほど下がらないそうです。
ゲストハウスにしている建物は、もともと旅館だったところを買い取ったのだそうです。300万円だったとも教えてくれました。普通の一軒家なら30万円で買えるそうです。老人ばかりとなり、美しい棚田も維持できなくなってきているようです。興味のある方は是非調べてみてください。
大変な一か所とは親不知です。自転車にとっては今も難所なんです。
トンネルは道路が昔のままで、車のためにできているようなものです。トンネル内で斜度が6%の坂を上らなくてはなりませんでした。そこをダンプカーやトラックがビュンビュン通ります。とても緊張しました。
午後になって富山に入ると風が出てきて強い向かい風になりました。
キャンプ場にも強い風が吹いていました。
では、このへんで。
【データ】