29日は天塩から稚内へ。海沿いではなく内陸の道を行く。草木が黄葉をはじめ秋の訪れをひしひしと感じる。
自転車旅はまだこれから。あんまり早く冬にならないでと願いながら自転車を漕ぐ。
この日の道路はアップダウンが適度にあり、また追い風ということもあってとても気持ちよく走れました。
稚内に着くと、無くしてしまった物を買いなおそうとダイソーに立ち寄りました。すると
「こないだのキャンプ人じゃない」
と声をかけられました。一瞬誰かわかりませんでしたが、話ぶりから、あっ、大阪の魚釣りのおっちゃんだ、と分かりました。苫前でキャンプした時に黒の毛糸の帽子をかぶって話しかけてきて、いっぱい話していったのでした。
おっさんはまだ一匹も釣れてないそうです。稚内では釣れた時のためにいくらを入れる容器を買いに来たと言っていました。
「鮭が遡上してきているそうですね」
というと日本海側はいないけどオホーツクのほうからはかなり来ていて、今は鮭の解禁の時期なのだそうです。
再び会えた偶然に感謝することにして、
「釣れるように祈ってます」
と言って別れました。
なお、この日はライダーハウスに泊まり、一緒になった広告デザイナーのチャリダーとなぜか歳上の女性にモテてしまうという26歳のライダーと3人で居酒屋に行って地物のホッケやホタテ、タコなどをいただきました。デザイナーの方は札幌在住でラーメンサラダというのが美味しいと教えてくれました。食べたらサッパリとした味でとても気に入りました。
ライダーハウスは9時に宿泊者全員が集まる決まりがあります。
総勢5名、ミラーボール輝く中で自己紹介、その後みんなで肩を組んで松山千春の「大空と大地の中で」を合唱するという流れになります。みんな大きな声で歌いました。