Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

2019(平成31)年4月29日出発

2019年4月29日、平成も残すところあと2日という日に自転車日本一周に出発した。ニュースでは平成の最後と新しい元号令和に期待する人たちの話題で盛り上っている。ところが30日は雨、こちらはそれどころではない。

自宅は前日の出発だが気持ちは芭蕉の奥の細道への出立と重なっている。つまり深川からスタートである。

草加から春日部へ向かう途中で雨が上がった。今日は古河泊まりである。雨の予報が出ていたのでホテル泊まりとした。だが基本はテントだ。夜からまた雨で、翌日も夕方から雨が降った。令和元年初日は橋の下にテントを張った。

奥の細道をたどる旅は楽しく、なかなか先に進むことができない。それでもいくつかゆかりの地をはしょりながら進んだ。しかし芭蕉の歩いた道を例え自転車でもたどっていくと、多少なりとも芭蕉が感じたであろうことが分かってくる。芭蕉が奥の細道を書いているときもその時の感動や旅の苦しさなどが呼び起こされていただろう。

 

さて、そうこうしているうちに平泉でいったん奥の細道から離れ、盛岡から太平洋側の八戸に出た。とたんに寒くなる。やませというそうだ。太平洋から冷たい霧が風と共にやってくる。下北ではほとんど風と寒さに悩まされる。まさに寒村といった趣であった。

自転車による旅も今日で25日目、脚の筋肉痛や膝の痛みも少し軽くなった。自転車にもトラブルが発生しチェーンが切れたりスタンドが緩んで落ちそうになったり、古い自転車によるトラブルも起きている。なんとかだましだまし優しく取り扱って最後まで旅を続けていきたい。