Hakuto-日記

定年後を楽しく、生きたい人生を生きる!

定年記念 自転車日本一周達成 2019.4.29-2020.2.11

定年記念 自転車日本一周は、2020.2.11に達成しました。
今日はPARTⅣ「瀬戸内と四国一周そして東海道の旅」を振り返り、最後に全体を振り返ってみたいと思います。
 
瀬戸内は海岸線を走る時は島影が変化していくので飽きないのですが、海の見えないところを走る時は少し単調で、特に新幹線の脇を通るのはあまり楽しくありませんでした。そして意外に起伏があって疲れました。
 
四国はとても走りやすく、海岸の風景がどんどん変わっていくのが面白いです。少しだけ山の方を走りましたが、高い山がないので谷が明るく、旅の印象も明るく感じました。
 
東海道はやはり旧道が楽しく走れました。走っていて旧道を見つけたときに走っただけで、全ての旧道を通った訳ではありませんが、松並木や連子格子の建物が通りにあるのはなかなか良いものでした。東海道を歩く人が多いのも頷けます。
ただ、残念ながら東京に近づくにつれて、昔の景観は無くなっていくように感じました。
 
番外編の伊良湖岬までの道は、高い山がないためか風が通り抜けるため、それも特に風の強い日に走ったので、キツかったことが記憶に残ってしまいました。道路から海が見えるところが少ないことも残念でした。キャベツ畑で風に吹かれながら、菜の花が力をくれました。
 
 
最後に旅全体を振り返ってみます。
 
PARTⅠの旅は2019年4月29日から同年6月4日までで「奥の細道と東北の旅」でした。神奈川県の海老名市から新潟市まで、37日間で2,187.84キロ走りました。
5月26日、秋田の大潟で転倒。左肘を打撲し腕が紫色に腫れました。
6月4日、新潟から小樽行きのフェリーに乗りました。
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PARTⅡの旅は2019年6月5日及び同年9月25日から同年10月28日までで、小樽から時計回りの「北海道一周の旅」でした。35日間で2,468.83キロ走りました。
 
北海道の初日、札幌で受診し骨折が判明。9月23日まで療養期間がありました。24日に札幌に入り、翌日から旅を再開しました。
途中具合が悪くなり、50キロほどを車で移動しました。
10月28日、小樽から新潟行きのフェリーに乗りました。
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PARTⅢの旅は2019年10月29日から同年12月27日までで、新潟市から下関市、九州を時計回りに一周する「西日本日本海沿岸と九州一周の旅」でした。60日間で3,469.77キロ走りました。
 
北陸、山陰の天気は変わりやすく、晴れていたのに急に雨ということがよくありました。道は海と峠の繰り返しで、海に出ると海岸の景色に癒されました。
 
九州は海岸の景色に変化があり、様々な海の景色を楽しめました。特に鹿児島の道路が気持ちよく走れました。ただ、九州は交通量が多い割に道が狭いので、自転車で走るにはかなり気を使う必要があると感じました。
 
 
 
PARTⅣの旅は2019年12月28日から2020年2月11日までで、下関市から尾道市、しまなみ海道で四国に渡り、時計回りに一周。再びしまなみ海道を通り、山陽道から東海道を走って海老名市までの「瀬戸内と四国一周そして東海道の旅」でした。46日間で2,874.42キロ走りました。
 
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出発から日本一周達成までの期間は289日間(9ヶ月半)、旅した期間は178日間、実際に走行した日数は167日でした。
総走行距離は11,000.86キロ、1日平均走行距離は65.87キロ、最長走行距離は124.61キロ、最短走行距離は4.3キロでした。
 
この旅で分かったことは次のようなことです。
無理をしなければ旅は続けられること、逆に言えば、無理をすると思わぬ怪我などで、旅を断念しなくてはならないことも起きうること。
 
トラブルが発生した時は「ゆっくり、ゆっくり」と自分に言い聞かせて決して慌ててはいけないこと。そうすれば現状の中で最良の解決策が見つかること。そしてそんな状況をも楽しむことが良い結果を生むこと。
 
世の中には悪い人もいると思うけれど、大概の人は良い人であること。わざわざ声援を送ってくれる人がいて、それが前に進む力になること。声をかけてもらうと単純に嬉しい。
 
そして最初は恥ずかしかったけれど、日本一周のプレートをつけたお陰で色々な人が声をかけてくれたことや、そのプレートを自分が見ることによって、目標を見失うことなく、目標を再確認することになり、それが力になったように感じています。
 
これにて自転車日本一周の旅の報告を終わります。
お忙しい中、これまでお付き合いいただいたことに感謝いたします。
また、新しいことに挑戦していきたいと思っています。
ありがとうございました。
 
                ☆
 
以上、旅日記はここまでなのですが、実はこの旅のレポートを始めたのが、骨折して旅を再開した北海道からなのです。
 
出発から中断するまでは手帳に記録はしていたのですが、こうやって報告風にまとめてみると、なんだかその部分が抜け落ちているような気がしています。
 
つきましては、出発時から北海道までの自転車日本一周PART Ⅰ「奥の細道と東北の旅」をお届けしようと思いますので、引き続きおつきあいの程よろしくお願いいたします。
 

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平塚の海岸で