Hakuto-日記

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ルイガノMTBのグリップシフトをサムシフトに交換 【加水分解が進んだ】

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今年2月にルイガノMTBを再生した。
 
そのときすでに加水分解していたグリップシフト。
 
長年ほったらかしにしていたのにそれほどひどくなっていないと思っていた。
 
それは、汚れがついていたため気づかなかったのである。
 
夏になって汚れを落としたところ、ベトベトが現れてきた。
 
このベトベトを落とそうとセスキ溶液を吹きかけて拭いたところ、これがどこまでも溶けてきたのである。
 
これ以上続けると全部なくなってしまいそうだ。そこで、シリコンオイルを吹きかけて誤魔化し、手袋をして乗ってきた(素手だと手が黒くなる)。
 
そこで今回、GIANTから外した手持ちのシフトレバーとグリップに交換することにした。
 

グリップシフト

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ルイガノMTBについていたのはSRAM製のグリップシフト。グリップシフトはハンドルがすっきりしていて操作もシンプルなのでもっと見直されてもいい。

 
ただし、シフトチェンジをしているという感覚が弱く、シフトチェンジの楽しさは半減する(のではないかと感じている)。また、シフトアップとシフトダウンはどっちがどっちだったっけと、よく忘れて間違えてしまうこともしばしば。
 
そして、SRAM製のグリップシフトにはもうひとつ難点がある。それはネットで探してもヤフオクとかメルカリなどでしか見つからないことである。
 
それほど高い商品ではないので新品を購入しようと思っても買えないのだ。
 
だから、どうしてもグリップシフトをつけたいならば、Shimano製品を付けるのが賢明である。
 
ぼくも、加水分解が進んでいなければこのままグリップシフトを使っていこうと思っていた。しかし、そろそろ限界である。
 

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そこで、以前GIANTのMTBから取り外したサムシフトとグリップを保管していたのでこれに交換することにした。
 
そして、ついでに前後のディレーラーとチェーンリング(クランクとセットになっている)も交換しようかと思った。
 
 

交換作業

まずは、仕舞い込んでいた部品を探し出した。
 
つぎに自転車を止めてある車庫に持っていき、取り付けられそうかを確認する。
 
そこでわかったのは、ルイガノについているチェーンリングは、GIANTのものより二回りくらい小さかった。歯数は42-34-24。GIANTのは幾つだったっけ? ともかく大きい。ルイガノはスピード重視ではないので、交換するのはやめにした。
 
そのためフロントディレーラーもリアディレーラーも交換せずにそのまま使うことにする。
 
そして肝心のサムシフトが取り付けられるかどうかを確認する。
 
このシフターはハンドルの下側に取り付けるようになっていて、上下2段にレバーがついている。右のリアの場合、上の少し小さなレバーがシフトアップで、下の大きなレバーがシフトダウン用だ。
 
左のフロント側は、小さい方がインナーに向かっていき、大きい方はアウターに向かっていく。
 
つまり、小さいレバーは小さいギアに、大きいレバーは大きなギアに向かって移動していくわけである。
 

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このレバーのいいところは、シフトダウンのとき1段ずつやらなくてもいいことだ。グイッと一気にレバーを押すといっきに大きいスプロケットまで移動してくれる。
 
取り付けるとブレーキレバーに干渉して少し上向にはなるが、なんとか操作はできそうだ。
 
つぎは、ワイヤーケーブルの長さが問題になる。ワイヤーが出るシフターの先端がこれまでより中心に近づくためである。
 
いまは左(フロント側)のシフターからはコラムの左側、右(リアディレーラー側)は右側からトップチューブの上を通らせているが、今度のサムシフトでは中心に寄りすぎて無理がかかるので、コラムの反対側に回したほうがいい。
 
そこで一度ワイヤーをケーブルに通して試してみたところ、これでは長さが足りなかった。スムーズな配線にするには、ワイヤーとケーブルを新調したほうがいいのはわかっている。けれど、ここは多少無理をしてもあるもので済ませたい。
 
よって配線は現状通りとし、どうしても無理がかかりすぎてしまう左側だけワイヤーケーブルカッターでカットした。
 
ご自身でケーブルをカットするときにはこのカッターは必需品である。これを使わないとケーブルが潰れてワイヤーの通りが悪くなってしまう。
 

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こうして3センチほどカットした。じつはこのケーブルは太いうえにさらに古くなって硬くなっているため曲がりにくくなっている。
 
それにワイヤーもほつれ出しているので、いずれは交換する必要がありそうだ。
 
こうして元通りの配線にすると、シフターの中のワイヤーの根元が中心に近づいたため、ワイヤーがだいぶ余ることになった。
 
そうして仮にワイヤーを取り付けてみると、ディレーラーの稼働範囲が合わなくなっていた。調整ネジを回して可動域を調整し、ワイヤーを付け直す。
 
リアの調整は簡単だったが、フロントはワイヤーを引っ張りながらネジを止めなきゃならないため少々手こずった。
 
こうして一応の調整を行い、近所を少し走ってシフトチェンジがうまくできるかを確認する。
 
完璧ではないが、とりあえずすべてのギアにうまく嵌まったので、最後に飛び出したワイヤーを適当なところでカットして、本日の作業はこれにて完了とした。
 
なお、やはりシフトレバーがもう少し下向きのほうが操作しやすいので、ブレーキレバーをちょっと中心に移動させてみようかと思っている。
 
 

最後に

以前外したグリップはそれほど使っていなかったものなので、新品みたいで気持ちがいい。
 
それにベトベトから解放されたことがなによりうれしい。
 
古い部品も取っておくといいことがあるものだ。
 
ルイガノMTBを再生したのは、「簡単なMTBのテクニックができるようになりたい」と思ってその練習のためだった。
 
しかし、簡単なものなど一つもないということを思い知らされた。
 
YouTubeをみると、皆簡単そうにすごいテクニックを見せてくれている。そのなかで初心者が初めに練習するのがいいというものなどは、テクニックとは言えないくらいに普通にやってみせてくれている。
 
だから、このぼくにだって簡単に覚えられるだろうと大変な勘違いをしていたのだった。
 
おまけにコケて骨折するということにもなった。そのおかげで何か技を習得できたのならいいのだが、それがひとつもない。せめて代償をはらって覚えたといえるようにフロントアップくらいはできるようになりたい。
 
それには練習を続けるしかないね。
 
では、このへんで
 
 

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