オーダーメイドの自転車って憧れますよね。
人とは違う自分だけの1台。
「これ、オーダーで作ってもらいました」なんて人が言っているのを聞いたら、もう羨ましくて。
でも、オーダーで自転車を作ってくれるところってどんなところがあるの?
案外と知られていませんよね。
ちらちらと調べてみたら、これまで「ハンドメイドバイシクル展」なるのもが開催されていたことを知りました。
毎年、初春に開催されていたようですが、新型コロナの影響で来年の2021ハンドメイドバイシクル展は先月に中止が決まったそうです。
今回は、ハンドメイドバイシクル展とはどんなものなのか調べてみましたので紹介します。
【目次】
- 今年の開催はどんなだったのか
- アトリエ・キノピオ、あぶくま自転車工房、ABOVE、
- アマンダスポーツ&ミニラボ アマンダ、岩井商会、
- WINDCOG、WELD ONE、EQUILIBRIUM CYCLE WORKS、
- エム・マキノサイクルファクトリー、エンマバイシクルワークス、
- 岡安製作所、加島サドル製作所、絹自転車製作所、
- K・L・C PRODUCTS、近藤機械製作所、今野製作所、
- サイクルグランボア、サイクルストアーヒロセ、サギサカ、
- SANO MAGIC、Sunrise cycles、J.D.CYCLE TECH、
- Shin・服部製作所、three branch cycles、
- ダイワボウプログレス、たつみ商会、鶴岡レーシング、
- 東叡社、東京サイクルデザイン専門学校、東京サンエス、
- 東洋フレーム、ドバッツ・ライノ・ハウス、日直商会、
- 日東、バイシクルわたなべ、Bakansu cycles、
- パナソニックサイクルテック 、BIXXIS JAPAN、
- ビチスポーツ モリアイ、5LINKS.CO.Ltd、
- プロショップ タカムラ製作所、平和技術研究所、
- HELAVNA CYCLES、細山製作所、堀田製作所、本所工研、
- macchi cycles、マツダ自転車工場、三ヶ島製作所、
- 柳サイクル、山音製輪所、ライトサイクル
- 出展したお店(会社)の特色
- オーダーメイドの自転車に対する思い違い
- 次回開催に期待して
- まとめ
今年の開催はどんなだったのか
とりあえず、今年2020年の開催状況です。
開催日時は、1月25日(土)、26日(日)の2日間で、両日とも9時30分から開催。終了時間は1日目は16時50分、2日目は16時30分でした。
会場は科学技術館で、なんと入場料は無料。
主催は(一財)日本自転車普及協会 自転車文化センターとなっていました。
どんなことが行われたのかというと、国内や海外のハンドメイドの自転車やパーツの展示、トップビルダーによるトークショーなど、展示の他にも様々な企画が行われたようです。
出展したのは次の52社。
アトリエ・キノピオ、あぶくま自転車工房、ABOVE、
アマンダスポーツ&ミニラボ アマンダ、岩井商会、
WINDCOG、WELD ONE、EQUILIBRIUM CYCLE WORKS、
エム・マキノサイクルファクトリー、エンマバイシクルワークス、
岡安製作所、加島サドル製作所、絹自転車製作所、
K・L・C PRODUCTS、近藤機械製作所、今野製作所、
サイクルグランボア、サイクルストアーヒロセ、サギサカ、
SANO MAGIC、Sunrise cycles、J.D.CYCLE TECH、
Shin・服部製作所、three branch cycles、
ダイワボウプログレス、たつみ商会、鶴岡レーシング、
東叡社、東京サイクルデザイン専門学校、東京サンエス、
東洋フレーム、ドバッツ・ライノ・ハウス、日直商会、
日東、バイシクルわたなべ、Bakansu cycles、
詳しくはこちらのページをご覧ください。会場の写真もあります。cycle-info.bpaj.or.jp
出展したお店(会社)の特色
今年と去年の出店社のホームページを見てみたのですが、とても面白い。
ちょっと、ミーハー的なところでは、エム・マキノサイクルファクトリーさんでは、「スチールフレーム版ろんぐらいだぁすとーりーず!エディション三宅大志先生描き下ろしデザイン受注開始」というのがあったり、2018年出展のProject Mさんでは、忌野清志郎さんの自転車を制作していたりしました。
EQUILIBRIUM CYCLE WORKSさんやWELD ONEさんでは、チタンフレームを作っていました。チタンもオーダーできるのですね。そういえばパナソニックのオーダーというのも聞いたことがあったのを思い出しました。
エム・マキノサイクルファクトリーさんでは、カーボンチューブをクロモリ部品でつなぐフレームを作っています。
現在は、様々なバリエーションが可能なのですね。
サイクルグランボアさんでは、昔からのランドナーがメイン。
また、WINDCOGさんや5LINKSさん、平和技術研究所さんではフォールディングバイクを作っていて、それぞれが独自のアイデアが取り入れられていておもしろい。
SANO MAGICさんは、ちょっと変わっていて本来は木造のヨットやカヌーを作っている方で、マホガニーで自転車も作っちゃったそうです。これは是非見て見たい。一応ネットで写真は見られますが、実物が見て見たいです。
鶴岡レーシングさんでは、競技用の自転車を作っていました。わたしにはちょっと敷居が高いですね。でも興味ある。トップアスリートには需要があるのでしょうね。大量生産では絶対に出せないものが手作りにはあるのだと思います。
BIXXIS JAPANさんは、イタリアのビルダーによるチタンまたはクロモリフレーム制作です。イタリアと聞くだけで食指が動きます。
それが、チタンを使ったフレームを作っているのだそう。工房はイタリアにあって、オーダーする際はスカイプを使って必要なことを聞き取ってくれるそうです。日本にあるこちらのお店が取り次いでくれるようです。
プロショップ タカムラ製作所さんでは、クロモリチューブを太く薄くすることにより軽量化を図るなどの他とは違ったバイクを制作していました。なるほど、そういう手もあったのだなとしきりに感心するばかり。
堀田製作所さんでは、高齢者や障害のある人のための自転車をその障害に合わせて自転車を制作しています。
本所工研では、マッドガードを専門で作っています。最近ランドナーに乗る人もほとんど見かけないので需要は減っていると思います。こういう会社がなくなると困るのですよね。いつまでも頑張ってほしいものです。
以上、それぞれホームページにも工夫があったり、製造している場面の写真があったり、独自の考えを持って制作していたり、自転車に対する考え方が分かったりして楽しめました。
オーダーメイドの自転車に対する思い違い
オーダーによるハンドメイドの自転車はスポーツ車ばかりだと思っていたのですが、フォールディングバイクなんかも作っていることを知り正直驚きました。
折りたたむ方法なんてたくさんありそうで、これを考える時って楽しそう。ただ、それを実際につくるとなるとそう簡単にはいかないことが想像できます。きっと、様々な意見のぶつかり合いや試行錯誤があって誕生したんだろうなあ、なんて勝手に想像してしまいました。
堀田製作所の高齢者や障がい者のための自転車についてはどこかで聞いたことがありました。これも1台1台が全く異なる自転車になることと思われるので、採算を考えたらやっていけないのではないかとこちらも勝手に想像したりします。
けれど、いままで家の中にしかいられなかった人が、外に出ていけるようになることは素晴らしいことです。それも自分の力で移動できるのだと考えると、その人の生き方にも影響を与えるくらいの出来事になるのじゃないかと思います。
こうした一人ひとりの自転車製作者の顔が見えて、作業の写真や、ときには動画なんかも見ることができて、あらためて思ったことは、自転車に乗ろう! ということでした。
せっかく体が元気で自転車もあるのに乗らなかったらもったいない。
それはなにも早く走ることばかりではなく、子供の頃に自転車が乗れるようになった時のよろこびを忘れないために、いつまでもあのときの喜びを感じ続けていられるように、そのために自転車に乗りたいと思いました。
そして、子供の頃に見ていたクロモリのクラシックな自転車にやっぱり惹かれてしまう自分にも気づきました。子供の頃に受けた影響ってものすごいパワーがあるものなのですね。逆に歳をとるとそれが強くなるようにも思います。
次回開催に期待して
残念ながら、来年2021年のハンドメイドバイシクル展は新型コロナのため中止になりました。
はやく世の中が落ち着いて、ハンドメイドバイシクル展が再開してくれることを望みます。そしたら絶対に行きたいです。
なお、ハンドメイドバイシクル展のフェイスブックを見ていたら、自転車日本一周中に出会った方が、いいね! をしていました。その方も興味があったのだなあとなんだかうれしくなりました。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
来年は中止となりましたが、再開したら見に行きます。
今までに同展にいかれた方、感想などを聞かせていただけたらうれしく思います。
では、このへんで
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