Hakuto-日記

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2019.5.12 PART Ⅰ 奥の細道と東北の旅(自転車日本一周14日目)

5月12日(日)、晴れ 登米市から金ヶ崎町 60.08キロ

昨夜のキャンプ地は池のほとりでなかなかいいところでした。今日は宮城県から岩手県に入ります。
 
東北本線の踏切を渡ってすぐに右折し、しばらく線路沿いを走ってまた線路を跨いで進んで行きます。するとだんだん山の中に入ってきました。必死で上っていると突然ギアからチェーンが外れました。これで2回目です。直して進んでいると次の登りでなんとチェーンが切れました。
 
「えっ、どういうこと? チェーンが切れるなんて聞いたことないよ」と思いながら時計を見ると、10時です。自転車屋まで押していけばなんとかなるだろう。そう思いながら切れたチェーンをよく見てみると、コマがねじれて開いています。「ペンチを使えばなんとかなるかも」そう思ってやってみると、なんとかピンの先っちょが引っかかりました。けれど、力を加えたらすぐに外れてしまいそうです。
 
一関の市街まであと6キロほど。グーグル検索で自転車屋を探します。今日は日曜日、果たして開いているでしょうか。
 
ギアチェンジを行わず、力を加えないようにして一関市街までなんとかたどり着きました。幸いほぼ下り坂だったので助かりました。
 
はじめに行こうとした自転車屋は看板が見当たりません。やめちゃったのでしょうか。次に行ったところは昔ながらの自転車屋。開いています。チェーンは置いているでしょうか。店に入ると70くらいのおやじさんがパンクを修理していました。
 
「チェーンが切れちゃって」というと、すぐに対応してくれ、まずはチェーンの在庫を確認しに奥に引っ込みます。少しして「あった」と言ってチェーンを持ってきました。
 
修理してもらっているとき、どこから来たのかというので神奈川だというと、
「もうしばらく東京には出ていないな。でもやっぱりこっちがいいな」
この店は親から引き継いで2代目だそうで、
「跡継ぎはいるんですか」と訊くと
「オレで終わりだよ」と少し寂しそうでした。
 
一時間ほどで修理が終わり、「これで旅が続けられる」と思い一安心です。
ちょうど12時になったので、近くの食堂を聞いて行ってみます。
 
そこはラーメンののぼりが立っていましたが、ラーメン屋ではなく定食屋のようです。焼き魚定食を頼むと、大きなお盆にホッケの干物やポテトサラダなど品数が多くて味もよく大満足です。
 
さて、走り出してみるとチェーンも変速も全く問題ありません。
 
快調に走って中尊寺へ到着。参道入口の向こう側に、歩く人の邪魔にならないように自転車を停めて参道を登り始めます。参道脇の杉や檜、サワラなどみな大木です。どんどん進んで行くと寺が現れはじめ、その大きさに驚きました。こんなに広くて大きな寺が山の中に建っているとは思いもよりませんでした。やはり来てみないとわからないものですね。
 
芭蕉もよくここまで来たものです。相当な期待を抱いて来たのでしょうね。そして期待に違わぬ金色堂のすばらしさ、さぞ満足したことでしょう。
金色堂は極楽を思わせる建物でした(撮影禁止なので想像してください)。
 
では、このへんで。
 
 

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朝の田園風景(登米市)

 

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東北本線跨線橋より

 

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チェーンが切れた

 

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一関の自転車屋

 

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修理完了

 

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これで800円

 

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中尊寺参道

 

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天台宗布教活動を行う宗務所



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芭蕉句碑

 

 

 

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