5月8日(水)、晴れ 柴田町槻木(つきのき)から仙台市 30.66キロ
公園での朝は早く、まだ薄暗いうちから犬を連れて散歩にやってくる。だからこちらも早起きしてテントを真っ先に片付ける。
ひと段落して水飲み場で歯磨きをしていると、年配の男性がこちらにやってきます。
「おはようございます」と声をかけると
「もう、朝ごはんは食べましたか」と訊かれました。
「まだ、これからです」というと
「うちに来て食べませんか。すぐそこだから」
なんと朝食へのご招待。驚きましたが、こんなことがあるのも、こうした旅をしているからなんだと思い、ご厚意に甘えることにしました。
道々、「ここは坂が急ですね」と話すと、「わざわざ散歩で下から上がってくる人もいますよ」とのこと。足腰が鍛えられそうです。そして、ここには日本一周の人がよくテントを張っているとのことなので、やはり考えることはみな同じだと思いながらついて行きます。その公園は緑が多くて芝生があるのです。
家に上がらせてもらうと、今度は奥さんが話し相手になってくれて、家族の話や少し前までやっていた仕事の話などいろいろ聞かせてくれました。息子さんはお嫁さんの実家のある秋田の角館に住んでいるということで、それもなんと武家屋敷なんだそうです。
だからここは二人きり。奥さんの話はとても面白かったのですが、ちょっと寂しそうにも見えました。
そして、朝ごはんは筍ご飯。筍は「少し時期が遅くて硬いけど」といっていましたが、とってもおいしかったです。
さて、今日は東京で一緒にカウンセリングの実習を受けた仲間と仙台で会うことにしています。だから今日は仙台泊まり。走る距離は30キロほどです。のんびり行きます。
ここ槻木から少しいったところの岩沼に「武隈の松」という歌枕に詠まれた松があります。別名「二木の松」といい、芭蕉がここで句を詠んだことでも知られています。近くの竹駒神社には、芭蕉の句碑があります。まずはそこを見学しました。
それでもまだ早い時間だったので、少し遠回りをしてサンピアの湯というスパで汗を流すことにします。近くにダイソーがあったので、日焼け防止のアームカバーや携帯トイレなどを買いました。携帯トイレは公園にトイレがなかった時のためです。
スパは平日の昼間なので人が少なく、ゆったりと青空を眺めて贅沢な時間を過ごしました。
仙台のホテルには3時半頃到着。そして夜は友人の案内でしっかり栄養をつけました。
では、このへんで。
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